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2012年12月31日月曜日

姿勢同調シンクロニー

人とコミュニュケーションしていても、何か話しがかみ合わなかったり、話のテンポがズレてしまったりすることはありませんか。どうもこの人とはうまく話せないと少しでも感じた場合には心理学でいう「姿勢同調シンクロニー」を実践してみてはいかがでしょう。どうすれば良いかというと、相手のしぐさをまねてみることから始めます。
例えば、「いや、それはちょっと違うのではないかな」と相手が腕組みをしたら、少し間をあけてから自分も相手と同じように腕組みをしながら「そうですか、自分は同じだと思うのですが」といったようにしぐさをまねるのです。相手が飲み物に手をつけたら同じように少し間をあけて自分も飲み物を飲むのです。さりげなく相手の動作に合わせるようにすることがコツです。
仲の良い者同士のコミュニケーションの場合、二人の動作は非常に一致するものです。これは、お互いが一瞬のうちに相手の動きに反応することで自然と生じるものなのです。これを心理学では「姿勢同調シンクロニー」と呼んでいます。この原理を応用することで話がかみ合わない相手とのコミュニケーションもスムーズに成し遂げられるのです。実は、相手のしぐさをまねることによって、だんだんと相手の会話や動作のテンポがあってくるようになるのです。テンポがあってくればしめたものです。二人の間に共通のテンポが生まれて、相手もその流れに乗ってきてどんどん会話がはずむようになってくるからです。とにかく相手のしぐさをまねることから始めましょう。

2012年12月30日日曜日

一緒に食事をするときの心理

人は食事することで生命の糧を得ています。では、二人で一緒に食事をすることでお互いが仲良くなれるものでしょうか。
結論からいいますと、お互いの友好関係を深めることができます。人間はひとりで食事をすることよりも仲間と一緒に食事をすることを好む動物なのです。深層心理から見ても食べるという行為は原始的な営みであり、それを共にするということは相手に対して強い影響を及ぼすものなのです。食べるという行為は、緊張をやわらげて、親近感情を生み出し、相手に対して受容的な気持ちにさせるものなのです。おじゃれで快適な空間を提供するレストランでおいしい食事をしている自分を想像してください。きっと、笑顔で気分も高揚して幸せな気持ちになっているのではありませんか。このような心理状態になっていれば、相手がどのような難しいことを言ってきても「ノー」とは言えなくなるのです。
例えば、取引先との交渉の場所が自分のオフィスであるなら、お茶やお菓子を相手に勧めながら交渉に臨みましょう。また、交渉する時間が決まっていないならお昼時にかかるような時間帯がお勧めです。一緒に食事でもしながら交渉に臨めばきっと良い結果が得られることになるでしょう。
日本では夜の「接待」、アメリカでは昼の「パワーランチ」といって、食事をしながらビジネスの打ち合わせをすることがあたりまえになっています。これは一緒に食事をするという営みがもたらす効果を十分に考えたシステムといえるでしょう。
一緒に食事をするということは、お互いの緊張がほぐれて、相手の防衛機能を取り払うことができるので、本当の人間関係をより深めることができるのです。

2012年12月29日土曜日

情報伝達を成功させる方法

電話、携帯電話というものは今の時代欠かせないアイテムになっています。わざわざ相手のところまで足を運んでコミュニケーションを行う必要がなくなったのです。しかし、人間関係の方向から見ると、関係を密にする手段としてはどうでしょうか。面と向かい合ってのコミュニケーションが減ってしまい、関係が悪化しないのでしょうか。ところが、このマイナス面がプラス面になるケースがあるのです。電話を使うことによって、お互いの意見が食い違ってしまって、なかなか進展しない場合などには効果があるのです。実は異なる意見のなかから共通点を見つけやすくなるのです。なぜなら、直接向かい合って話しをしているときには、話以外の情報(表情やしぐさなど)に気をとられることがありますが、電話だと冷静に話しができ、話しに集中することができるのため、妥協点を見出しやすくなるからです。そして良い結果を生み出すことができるのです。
平行線に陥った話をなんとかまとめようとするなら、電話で解決の糸口を見つけることをお勧めします。
しかし、これだけは注意してください。かなりこじれた話の場合は、電話は厳禁です。表情やしぐさが見えない分、細かなニュアンスが伝わらなくなるからです。相手のほうも同じように細部のニュアンスがよみとれないのです。
情報伝達、自己主張は電話でつたえたほうが良いです。人間関係は直接面と向かって伝えるということが、どうやら一番良い方法ではないでしょうか。

2012年12月28日金曜日

うつ状態

何かのキッカケによってその日は気分が落ち込んで全く元気がなくなるということがあります。それが日常生活にまで影響を及ぼして支障をきたすというような場合に「うつ状態にある」と言います。症状としては気分が憂鬱になり、決断力や判断力がなくなり、何をするにしてもめんどうくさくなって何もしたくなくなります。食欲や性欲といったものの減退、胸の圧迫感やのどの渇き、なかなか寝付かれなくなり、不眠の状態が続きます。特に朝は気分が悪く、午後になると少しはマシにはなるものの、夜になると眠れないといった症状がでるのが特徴です。
うつの人は、「人生なんてつまらないものである。」、「自分は無能で非難を受けるような存在だ。」と自嘲して、自ら自尊心を低下させています。また、自責の念や罪悪感にさいなまれて自分を罰しようとさえします。そして悪いことにうつ状態が重くなると「健康状態や経済的に自分は破綻した。自分は周りの人に迷惑をかけている。」といった観念が表出して、それが妄想となって現れてくるケースがあります。

連合の法則

今日は気分がのらない、なんとなくイライラする、といった日には打ち合わせを行うと必ずといっていいほど失敗をします。というのも、人の心理機能上、気分が不快であれば相手にも伝わってネガティブな感情、つまり嫌悪の感情を伝達することになるからです。このことは心理学の実験でも明らかになっています。
人物写真を用いてその写真から印象や好き嫌いを聞き取るという実験です。実験の際に二つの部屋を用意しておきます。、ひとつ目の部屋はエアコンのきいた快適な環境にしておきます。二つ目の部屋は高温で多湿な不快な環境にしておきます。写真には多種多様の人物を用意していますので、印象もさまざまですし、人によって好き嫌いにもいろいろ違いがあります。おもしろいことですが、平均してみれば、エアコンのきいた快適な部屋で写真を見た人たちのほうが、高温で多湿な不快な部屋で写真を見た人たちより、全体的に対象人物を好意的に見ているということがわかりました。
結果として、不快な部屋という悪条件によって気分を悪くさせ、それが原因で本人が知らず知らずのうちに対人評価を下げて好意の感情を下げてしまったのです。
つまり、不快な気分が、そのとき見たものや会ったものに対する感情に接合、連合するというわけです。
これを「連合の法則」といいます。
物理的環境が、知らず知らずのうちに人と人との感情に影響を与えてしまったということになります。

2012年12月27日木曜日

座席の選択で心理状態がわかる

喫茶店で打ち合わせを行う場合、あなたならどのような席を選択しますか。実はだれかとテーブルにつく際には、目的や状態、お互いの関係によってそれぞれがそれにふさわしい座り方があるのです。環境心理学者のソマーによると、二人でテーブルにつく場合、3つのケースが考えられます。
一つ目は、四人がけのテーブルを選択して斜めに向かい合って座る方法です。これは、もっとも心理的負担が少ない座り方です。威圧感や緊張感が最小に抑えられて相手と親しくなりやすい座り方といえるでしょう。
二つ目は、二人がけのテーブルを選択して座る方法です。これは、もともと親しい間柄の相手に今まで以上に親密さを深める座り方です。さらに並んで座るようなテーブルであれば、身体的接触の機会が多くなり、さらに親密度合いが高まります。二人が協力して進める仕事や、最後の詰めの段階の話で結論を早急に出したいときには、この座り方が効果的です。
三つ目は、四人がけ、二人がけのテーブルのどちらでもよいが相手と真正面に向かい合って座る方法です。これは、相手と競い合って仕事をする場合によく見受けられます。交渉ごとなどで自分が有利に物事を進めたいときは窓を背にする位置の座席を選択することが良しとされています。なぜなら、後方から光が入り込むので自分の顔色が読まれにくなって自分のペースに誘導することができるからです。
このようにテーブル座席の選択によって自分自身の心理的作用も変わってくるので、日頃より目的に応じた座り方を使い分けるよう心がけることが重要なポイントとなってきます。

2012年12月26日水曜日

暗闇が親密さをつくる

暗闇はお互いを隠す働きをします。そして自分自身を相手から守る役割の一端を担うのです。それゆえに暗い部屋では欲望や本音がストレートに現れます。自分自身が暗闇に隠れているので、今まで抑えていた欲求、欲望、本音が出ても自分自身を暗闇が覆い隠してしまい、それらの発信元が自分自身であるということがわからないであろうという一種の錯覚を覚えるからです。一方では、人は暗闇に恐怖感を感じるために誰かと一緒にいてこの恐怖感を軽減したいという感情が高まるからです。したがって、好きな人、あるいは、取引先の交渉相手を暗闇に近いうす暗いバーやクラブに誘って愛の言葉や価格交渉などをおこなうには十分な効果を期待することができます。そして交渉をとどこおりなく行うことによって自分と相手の恋愛感情または信頼関係が今まで以上に良くなること間違いありません。
ここで注意しておくべき点があります。それは、暗闇の中に長時間いてはいけないことです。人は暗闇の中に長時間いると、目が暗闇になれてくるからです。目がなれてくれば暗闇も暗闇でなくなります。目がなれてこないうちに親密さをつくることがここでは必要です。

2012年12月25日火曜日

行きつけの店の効果

だれもが行きつけの店というものをもっています。例えば、取引先の相手をどのような店で接待すれば喜んでもらえるかということになった時、大概が自分が気に入っている店または雑誌やネットで人気のある店を選択します。
とにかく、自分に有利に運びたいなら、行きつけの店を選ぶのが良い方法だと思います。
「今日は私におまかせ下さい。きっと気に入ってもらえると思います。」と言って自分の行きつけの店に連れ出すのです。
これは自分の積極性や情報通ぶりを示すことになり評価があがります。また、その店に関しては自分のなわばりであるため緊張感もなく、ゆったりと自分のペースで過ごすことができます。なお、行く前にお店に一声かけておけば、店のほうもそれなりの対応、奉仕をしてくれます。いわゆる、特別扱いがされるため一見のお客とは違ったサービスを受けられることで、相手に対して優越感を味あわさせて、気分よくさせることができるからです。
特に注意が必要なことは、お店の人と内輪話などをして盛り上がってはいけません。大切な相手の人に楽しんでもらえるような対応をするよう心がけて下さい。
相手と親密度を高めたいときは、照明の暗めのバーやクラブが良いでしょう。なぜなら、暗さは親密さを高めてくれる働きをするからです。
相手とビジネス話を進めたいときは、格式ばったホテルのレストランが良いでしょう。なぜなら、食べるという行為をともにすることで親密さをつくりながら周りの雰囲気と一緒にビジネスライクに話が進みやすくなるからです。
相手とじっくりと打ち解けた話をするときは、畳の座敷がある部屋が良いでしょう。なぜなら、日本人にとって、畳はアットホームな気持ちにさせるからです。

2012年12月24日月曜日

初対面のテクニック

初対面で相手の人に好意をもってもらうには、相手に対して「私はあなたに関心があり、好意をもっています」というメッセージを伝えることが大切です。そのためには、いつもより慎重に言葉を選びます。また、身振り、手振り、視線にも気をつけるようにしてください。そしてそれを注意するだけではいけません。たいがいおろそかになるのは足です。知らず知らずのうちに足を組んでいたり、足を投げ出していたりすると、自分がリラックスできていても相手の人には放漫な印象を与え、威張っているように見えるのです。これは、相手からは見えないと思っていても相手によってはなにげなく足の様子をチェックをする人もいるからです。悪い印象を与えることは、自分自身にかえってきますので細心の注意が必要です。
男性の場合、足は軽く開いて座るのが良いでしょう。女性の場合、ゆったりと足を揃えて斜めにながすような姿勢が良いでしょう。決してしてはいけないことは足を硬く閉じていることです。これは相手に緊張しているというサインを送っているにほかありません。この姿勢でいると、リラックスしようと試みてもできないので注意してください。
それから、膝や足の爪先を相手の方向に向けるように心がけてください。そうすることで相手に自分が向かい合っていることを印象づけます。そして、相手との距離感を狭める意味合いもあって、親近感が増大してくるのです。

2012年12月23日日曜日

帰り際のしぐさ

初対面の人との話し合いが、平和的に無事終了したとします。その時のあなたの感情は、緊張から解き放たれ、ほっとして、無意識に本心がしぐさや行動、表情に現れます。しかし、このときの印象は、以外にも相手の脳裏に強く残ります。立ち去るときの顔、背中を向けた後には相手の視線に気をつけなければいけません。
では、どのようなしぐさや行動、表情が表出するかというと、「やっと終わった。よかった。」といった感じが顔に出たり、ソクサクと立ち去ること。これは、見送る立場からみると、この場から早く逃げ出したいという感じを与えてしまいます。
では、どのようなしぐさで立ち去ればよいかというと、「立ち去りがたい様子」を演出しながら立ち去ります。具体的な動作としては、できるだけゆっくりと、ゆったりとした動きが大切です。
また、別れ際の挨拶にはできるだけ近くに寄って「今後ともよろしくお願いします。」と言って挨拶をすると印象づけられます。
姿勢は背筋をピンと伸ばして胸を張って明るい感じで立ち去るのがベストです。
また、相手を肩書きではなく、名前で呼ぶことです。これで相手との親密さを強調できます。
なによりも大切なことは、相手が視界から消えるまでは、気を抜かないように心がけることです。

2012年12月22日土曜日

最初の失敗を取り戻す方法

人と人の出会いは第一印象で大方が決まるということは以前お話ししたことがあります。しかし、最初の出会いの時に、自分の体調が悪かったり、緊張したり、睡眠不足でボンヤリして初対面で好印象を作れなかった場合はどうでしょう。もう、その相手の人に対しては好印象を作れないのでしょうか。人は一度失敗をすると、それが心理的にマイナス感情となり、次に会ったときも緊張してしまい、失敗を繰り返すことになりがちです。そういうときこそ、あきらめずに相手の人に接触を図るのです。顔をあわせる回数を頻繁にすることにより、親しみを増やすという心理学の法則を使うのです。
但し、マイナス効果もあるので注意しなければいけません。第一印象が悪いと、顔を出せば出すほど悪い印象が強められるケースがあるからです。このように最初の印象が後々まで尾をひくケースを「初頭効果」といいます。
また、反対に、新しい情報の方が強い印象を与えてイメージを一変させることを、新しくて近いほうが優先する「新近効果」といいます。最初の失敗を取り戻すには、この「新近効果」を使うのです。ここでは、最初の失敗を頭の中から追い出すことから始めます。そして、最初のときとは違ったイメージを作って新たなる気持ちで相手に対峙するところから始めて下さい。そうすれば、あなたの悪いイメージが払拭されて、新しい良いイメージで迎えられることになるのです。

2012年12月21日金曜日

単純接触の効果

顔を合わせる回数に比例して、親しみが増すという心理学の法則です。
ここで、私は、とある会社員の人が話されていたことを思い出しました。今から思えばそれこそが「単純接触の効果」であると断言できます。その会社員の人の話とは以下のとおりの概要です。
コピー機リース会社のある営業マンが使っている営業テクニックでした。
営業マン「おはようございます。○○会社の△△です。本日は営業のご挨拶に参りました。」
会社員「コピー機は、もう入っているので来て頂いてもムダ足になりますよ。」
営業マン「ありがとうございます。それでは、コピー機関係の情報提供だけでもさせて下さい。」といって資料を置いて帰る。
それから2週間に1回程度の会社訪問を行われていました。
営業マン「おはようございます。○○会社の△△です。本日はコピー機関係の情報をお持ちしました。」といって毎回資料を置いて帰る。
会社員によると、最初のうちは、営業熱心な営業マンだなと思っていたのですが、約3ケ月経過する頃から、もうそろそろ営業マンが来る日が楽しみになって来たとのことです。
顔を合わせる回数が増えることで、その人物の誠実さや熱心さを見て心理的にその人物をいい方向へ印象づけることができた結果といえましょう。
これを恋愛テクニックに応用することもできます。
例えば、自分が好意を持つ相手に対して、毎回、同じパターンで接触してさわやかな挨拶を繰り返すといったような行動をとり、自己アピールすることで親密さが増します。

2012年12月20日木曜日

名刺交換のテクニック

ビジネスマンにとって名刺は必須アイテムであり、初めて挨拶する相手に自己アピールをして自分に興味を持ってもらえるようなことができれば言うことないですね。そこで、名刺交換することの基本的な礼儀、注意点を列挙して心理的感情を探っていきたいと思います。
相手の顔を見てから名刺を探して差し出すことはしてはいけません。これは心理的にいい感情や印象をあたえることができないからです。
相手が社会的、年齢的に長上であることが明らかな場合、先に名刺を出す用意しておき、必ず先に名乗って差し出して下さい。そうすることで、こちらの恭順の感情、思いが伝わります。
また、相手と自分の距離も大切なことです。近寄るほど親密感が深まりますので、あまり離れたところから名刺を差し出してはいけません。それは、および腰で差し出しているように見えるためにマイナスイメージ感をあたえるからです。
また、応接室などでテーブルを間に挟んで対峙した場合、相手が遠くなり、心理的障壁ができるので、テーブルをまわって相手に近づいてから、名刺を差し出すようにして下さい。これは、ビジネスマンにとって非常に重要なことです。ある意味では、先制攻撃のようなものであり、自分に有利な距離を早くとることで相手に対して心理的に優位に立てるからです。
相手のなわばりに入ってしまえば、親近感を生み出しますし、相手の警戒心をも解くことができるからです。さらに、自分のペースに合わせて物事の進行を優位に誘導することも可能となります。そうなればしめたものです。ここから徐々に自分の思いを相手に伝えて、お互いに親睦が深まることとなるでしょう。

2012年12月19日水曜日

視線でリラックスさせる方法

自分がまずリラックスして、相手をリラックスに誘導することから緊張感を解放して、お互いの親睦を深めることができると言いましたが、どうしても、相手がリラックスできていない状況の時はどうするかというと、以下のとおりの行動で誘導して下さい。まず目の焦点を相手の顔の中心部(鼻)あたりにボンヤリとおきます。そして、凝視しないでしばらくの間焦点を動かさないでおきます。あまり長時間焦点をおくことをしてはいけません。それから相手にゆっくりと視線を合わせます。これも長時間合わせてはいけません。視線をはずすときはゆっくりとワンテンポおいてからはずします。この行動を2~3回繰り返すことで相手をリラックスすることを誘導することになります。そして、相手がリラックスできたことを確認してから、先導的相互コミュミケーションを展開するように心がけて下さい。きっと親密度が高まることになるでしょう。

2012年12月18日火曜日

プライバシーの自己開示

あまり親しくない人から「個人的なことで少し相談にのってほしいのです。」と言われた場合、あなたならどうしますか。
とりあえず、自分に対して信頼をして相談されたのでうれしく思いますか。それとも、個人的な相談は気が重く感じられるのでめんどうだと思いますか。おそらく、両方の感情を感じると思いますが、それでも「相談にはのれません。」とは言えないでしょう。通常、特に親しくしていない人から個人的な話をされると相手のプライバシーを共有したという意識から急に親しみや好意を感じるようになってくるのです。また、相手が自分に対する信頼度があるということが打ち明けられることで一体感も増大します。打ち明け話は、プライバシーの自己開示にあたりますので、好意と相互性を持っています。そして、その好意が相手のプライバシーの自己開示を促します。これで、お互いがプライバシーの自己開示をすることにより、より好意を増大させることになり、やがて親しくなっていくようになるのです。
大事なことは、仕事上であれ、個人的であれ、この人と思う人に出会ったら、自らプライバシーの自己開示をすることです。そうすることで、一歩進んだ親しい間柄、関係になっていくこと間違いなしです。

2012年12月17日月曜日

先導的コミュニケーション

パーティの席などでは、ホストの方が「みなさん。どうご、足を崩してくつろいで下さい。」と言って、先にお客様に声をかけます。そして、ホストの方がリラックスした様子を見せることで、お客様の方もリラックスすることができるのです。
これは、ビジネス社会でも同様であります。初対面の相手と相対した場合、ある程度の時間が経過すると、だんだんと打ち解けた感じになってきて緊張感が緩んできます。そこで、すかさず、最初の姿勢とは違った姿勢をとることが重要です。そうすることで自分の方から緊張感を解放した姿を見せるのです。こちらがリラックス状態になれば、相手の方も自然と心を開き、リラックス状態になろうとします。このタイミングでお互いが一歩進んだ状態になり、親睦をより深めることできるようになるのです。
こうして、自分から積極的に雰囲気づくりを行うことで、コミュニケーションの主導を握ることができるのです。そして相手を自分のペースに巻き込むことで相手より一歩先を進むことができるのです。
対人関係というものは、相手の出方を見てから動くのではなく、自分がイニシャティブを持ってリードしながら先導的にコミュニケーションを展開することに心がけることが重要なポイントとなります。

2012年12月16日日曜日

心を開けるテクニック

とあるビジネスの場面において、ピリピリとした空気が漂っている中、取引先相手の担当者と自分とで、一進一退の駆け引きを行っていることなど多々あると思います。話が全く進展していないなか、お互いの緊張感がマックスハイテンションに高まっており、今まさに、どちらかの意見に決定しなければいけない状況に陥っているときに、突然相手の方から「ところで、お子さんはいくつになられたのですか」と聞かれ、その一言で緊張高まる場がなごむということがあります。
人は、自分の身内や親しくしている人について触れられると心が動かされるのです。そして、触れた相手に対してもその感情を共有することになります。この場合は、子供のことについての一言がそれにあたります。この一言から、協調性や連帯意識をもつようになり、いままでは相手に反発していた感情も、一気にやわらげられるのです。うまくいくと、お互いの妥協点を見出せるようになってくるのです。
営業のプロの方なら、こういった手法をよくご存知です。おそらく、心理的な協調性や連帯感については、実践的に捉えられているからこそ、このようなテクニックを使われるのでしょう。

2012年12月15日土曜日

ローボール・テクニック

「ローボール・テクニック」とは、本来なら決して取れない高いボールを、あたかも捕りやすい低いボールのように見せかけてそのボールを投げることによって、相手の心を揺り動かしてしまうテクニックのことをいいます。
最初は、好条件をそろえておいて、相手が一旦OKしたあと、その好条件を何らかの理由をつけて条件からはずしていくのです。結果的には、好条件でOKしていたはずなのに、何のことはない条件になるのですが、それを承諾してしまうのです。
このテクニックが有効な理由は、気持ちの上でも言葉の上でも、一度決心をしてその気になってしまっていることにあります。人はそのような心理状態に陥った場合、心の中はその方向で進んでしまって、後戻りができない状態になっています。そして、少々条件が変更されようが、自分自身の行動を変えるわけにはいかなくなり、最初からその条件ならば、絶対にのまなかった事も、今となっては条件を飲まざるを得ない心理的状況に陥るのです。人の心理とはなんと不可思議なものですね。

2012年12月14日金曜日

深層心理テスト

今回で100回目の投稿を記念して、お酒の席かなんかで盛り上げることのできる心理テストを紹介します。
あなたは下記の内容を聞いて友人の深層心理を解いてください。
「あなたと奥様(旦那様)と、ちいさい子供の3人家族で、しかも奥様はおなかにお子さんを身ごもっています。家族3人とも空腹で食べ物も食べ物を買うお金もありません。そこに、たった一人分の食べ物があったとしたら、あなたなら誰が食べればよいと思いますか?」
あなたが食べますか?
奥様(旦那様)が食べますか?
ちいさい子供が食べますか?
友人から答えを聞いたなら、こう答えてください。「では、なぜ○○が食べるのか、理由を教えてください。」
その理由が深層心理に結びついているのです。
例えば、ちいさい子供が食べる、理由は、やっぱり幼い子供だからかわいそうという返答であるなら、それは、その人の子供頃に難儀なことがかなりあって苦労をしており、それが回答に結びついたと考えられます。そのあたりをお酒の話題にうまくもっていくことで、その人の苦労を労うことができます。
また、自分自身が食べる、理由は、自分が食べることで、自分が自分以外の食べるものを探してくることができるからといったような回答であるなら、その人は、何事においても、自分が他の人を助けてあげようとする強いリーダーシップを持ち合わせています。そのあたりをうまく話題にして、その人を持ち上げることができます。
奥様が食べる、理由が、お子さんを身ごもっているので、奥様が食べることで2人分助けることになるというような回答なら、その人は、功利的で緻密な算段をすることができる頭脳派的な考え方を持っています。そこのあたりを上手にほめてあげることで気分よくしてあげることができます。

2012年12月13日木曜日

イノキュレーション効果

営業のプロの人が知らず知らずのうちに使っているノウハウの中に、イノキュレーション(免疫)効果を使ったものがあります。今回はそのイノキュレーション効果についてお話したいと思います。
どんな商品を販売しようとしても、どの商品にも長所、短所があります。「御社の商品は他社と比べて価格が高い、価格にあった付加価値を得られない」といったクレームを受けることが多々あります。このようなクレームを未然に防ぐためには、前もってマイナス効果を与える情報提供を話しの中に盛り込んでおかなければいけません。
例えば、「他社製品より価格は高いですが、その代わりお肌をいためません。」とか、「すぐに効果は現れませんが、3ケ月間続けてご使用になれば効果は違ってきます。」といった具合に話をすすめるのです。
このような情報提供のしかたを「二面的情報提示」といいます。これは、相手に最初からマイナス面を知らせることで、マイナス情報に対して、あらかじめ免疫を植えつけることになります。これによって、マイナス情報が他の方面から入ってきても相手がそれに強く影響されることがなくなります。これを「イノキュレーション(免疫)効果」といいます。
言い換えれば、コミュニケーションにおける一種の予防措置みたいなものです。

2012年12月12日水曜日

ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック

動かない人を動かす方法で、「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック」というものがあります。
それは、このような会話形式です。
「おはようございます。こちらは健康食品を取扱っている会社の者ですが、お客様の健康食品に対する調査のご協力をいただけますか。」と、いきなり要請をします。たいていの人は、面くらって断ります。でも、これは断られても当然の結果です。
そこで、次の要請に入ります。(第一段階)
「それは残念ですね。では、健康促進のキャンペーンにご協力いただけますか。パンフレットをご近所に配布していただきたいのですが。」と要請するのです。(第二段階)
おもしろいことに、約9割くらいの人が配布協力に「イエス」と答えたのです。
これらの心理状態を分析してみると以下のようになります。
第一段階の要請のときは、いきなりの要請なので驚きと戸惑いで、しかも、自分に不利益になるかもしれない。要請を受け入れることが絶対にできないという気持ちになります。
第二段階の要請のときは、むりに進められなくて安堵の気持ちが生まれた。どうやら相手は悪い人ではなさそうである。一度断ったが、何か悪いことをしたようなうしろめたい感じがする。パンフレットの配布くらいならいいかな。という気持ちになり協力要請にイエスと答えてしまうのです。
これらのテクニックは、いろいろなことに応用ができます。
重要なポイントは、人を動かすには二つの要請を用意しておきなさいということです。

2012年12月11日火曜日

フット・イン・ザ・ドア・テクニック

動かない人を動かす方法で、「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」というものがあります。
それは、このような会話形式です。
「おはようございます。こちらは健康食品を取扱っている会社の者ですが、お客様の健康に対する情報を集めております。つきましては、簡単な調査にご協力いただけますか。」と、小さな要請をします。(第一段階)
これが承諾されれば、次の要請に入ります。
「実は、ただいま健康促進のキャンペーンを行っておりまして、そのパンフレットをご近所に配布していただきたいのですが。」と要請するのです。(第二段階)
おもしろいことに、約8割くらいの人が配布協力に「イエス」と答えたのです。
これらの心理状態を分析してみると以下のようになります。
第一段階の要請のときは、簡単な調査くらいなら、自分には不利益がないのでかまわないし、協力してあげるということで気分よく要請を受け入れることができるのです。
第二段階の要請のときは、近所の人と自分の差別化によって特別な役柄に自分が選ばれたということで優越感を抱き、更なる快感を憶えることになり、協力要請にイエスと答えてしまうのです。
これらのテクニックは、いろいろなことに応用ができます。
大事なことは、人を動かすには二つの要請を用意しておきなさいということです。

2012年12月10日月曜日

テット・フォー・タット

嫌いな人と一緒に仕事をする場合の対処方法のひとつについて述べたいと思います。
心理学の実験では、「テット・フォー・タット」が有効であるとしています。
「テット・フォー・タット」とは、テットもタットも軽打ちという意味ですから、軽く打ったら、軽く打ち返すということです。
つまり、やられたら、やり返すということです。
心理学では良い意味で奨励しています。つまり、嫌いな人と一緒に仕事をする場合、相手が協調をしている時には、こちらも同じように協調をしてあげます。特にプラス傾向のある協調性が、より効果を高めます。例えば、相手の好意や協力といった行動に対しては、すばやくお返しをすることで更に効果を高めることができるでしょう。
ただし、注意が必要なことは一方的な協調は行ってはいけません。なぜなら、人は相手が弱腰になると協調するよりも強制しようとするからです。無防備な協調行動は、相手を逆に強気にさせることになり、威圧的、競争的になりやすいからです。
また、協調を行わない場合はどうかというと対立的になり、お互いが納得できる妥協点というものを見出せなくなるからです。つまり、嫌いな人にケンカ腰で挑めば、相手も同様に反発して対立的、抗争的になってしまい、お互いの妥協点も見つけることができなくなります。更に悪くなれば相手は妥協さえ考えなくなり、仕事を放りだす状況にまで陥る可能性もあります。
そこで、相手から協調行動を引き出すには、「テット・フォー・タット」を行い、弱い、堅いと思わせないように心がけましょう。
こちらは強いが、歩み寄れる柔軟性や余地を残しておき、相手に緊張ある協調関係を示せば、納得して良い関係を作ることができるのです。

2012年12月9日日曜日

笑いかたでわかる心理状態

人は、コミュニケーションしているときに、必ずといっていいほど笑いかけます。その笑い方で相手の心理状態がわかればおもしろいと思いませんか。
笑いは英語ではラフとスマイルがあります。日本語では笑いと微笑と高笑いと笑い飛ばすなどがあります。
スマイルや微笑は、自分の心の状態が自然とにじみ出ているために人に良い印象を与えます。これは相手に対してやさしさや思いやりの感情を持っているからです。
ラフは、自分自身が優越感に浸っている状態なので、人にあたえる印象は良くありません。これは相手に対してより、自分自身の感情に思いやっているからです。
高笑いは、一種のパーフォーマンスで自分の心の中に相手に対して軽蔑や侮蔑の気持ちを持っているためで、人にあたえる印象は良くありません。これは相手を見下しているという感情の現れです。
笑い飛ばすは、高笑いより更に悪質で、相手に対して攻撃性を持っています。軽蔑して、なおやりよめようという感情があるので、こういった人とは近ずかないようにしたほうが賢明です。これは自分中心に物事を考えようとする嗜好がありますので、相手のことをゴミみたいにしか思っていません。

2012年12月8日土曜日

人とうまくつきあう方法

世の中には、嫌いな人であっても仕事の関係上つきあっていかなければいけないときがあります。では、どうやってやりとりしたり、交渉したりしていけばよいのでしょうか。
嫌いな人とは、どうしても意見対立してしまい、どちらの意見が正しいかという勝負になりやすい一面があります。そこに、仕事がうまくいかなくなるという原因が潜んでいます。そこで、どうすれば良いかというと、ちょっと視点を変えてみることが必要になってきます。嫌いな人と一緒に仕事をするときは苦痛を伴いますが、そうせざるを得ない事情があるわけです。ですから、そういった場合には、仕事自体に注目するように心がけてください。その仕事をどのように進めていけば十分な結果が得られるかという「問題解決リストアップ」していくことが重要です。それではリストアップの手順として、まず最初に、お互いが顧慮する点、各人が現在時点の状況下で、何を目標にし、何をすべきかをひとつひとつ列挙していきます。お互い遠慮せずに考えられる事全てをリストアップしていきます。
次に、お互いが挙げたリストをマッチングしていきます。二人が挙げた共通する目標を見つけてください。共通する目標を二人の仕事の目標とします。そして、目標が決まれば、目標達成に向かって、何時、何処で、誰が、どの様に、何をしていかなければならないかをスケジューリングしていくことができます。意見対立していた者同士が今度は協力一致して仕事を進めていく状況になり、目標を重要視しているため、いままで嫌いな人と思っていた人の仕事振りを垣間見ると相手の見方が少し変化して見えてきます。良い方向へと見えてくるのです。こうなれば、仕事が面白くなって来て、気分良く嫌いな人であってもつき合っていけるようになります。
人は目標志向のある行動をしていくことで対立の解消をしていくのです。

2012年12月7日金曜日

感情を揺さぶる方法

人の感情を揺さぶるにはどのように対処すればよいのでしょうか。それは、相手の心に強い印象を植え付けることができればよいのです。では、どのような方法で相手に接すればよいかと言うと、いろいろな方法が考えられます。簡単なところから始めようとすると、イメージチェンジから始めると良いと思います。例えば、普段は紺色のリクルートスーツを着こなしている人なら、ギンガムチェックの入った明るい色系のスーツとか白系統のスーツとか、普段着ないようなスーツを着ることで注目を集めることです。
また、お祝い事や不幸な出来事の場合(冠婚葬祭)でも相手の心に印象ずけることができます。冠婚葬祭は当人にとってはとても重大な行事であるので、記憶に鮮明に残ります。まわりの人が想っている以上に心に刻み込まれるからです。相手の気持ちに共感できるということは人と人との関係において重要なポイントです。そして、その時の出来事はいつまでも記憶に残ります。冠婚葬祭に出席してくれた人がどれだけ自分を思いやってくれているかといった印象が、その後には信頼へと変わっていくのです。これは、相手の感情を揺さぶることができたということです。
友人、会社、取引先関係の人の冠婚葬祭があれば、自ら進んで出席するほうが良いでしょう。なぜなら、そのイベントによって人間関係をより深めることができるからです。

2012年12月6日木曜日

インフォーマル・グループ

仕事を終わってからの飲み会などで、会社で仕事をしているときはまじめで仕事熱心な人だと思っていたのに、本当はいいかげんなでだらしない人だといったような意外な発見をした経験はありませんか。
人は仕事のようにフォーマル(公式的)な関係では失敗をしないように自己抑制を行います。また、対面する人に対してはいつも緊張しながら身構えています。しかし、仕事の現場から離れてしまうと、相手が身内だと思えばリラックスして本来の自分を出してつき合えるのです。社会心理学では、このように身内の人間と感じる人との関係を「インフォーマル(非公式的)な関係」といいます。このインフォーマルな関係ではお互いの感情がつき合いの中心になってきます。そして、このインフォーマルなつき合いのなかで親しくなったり、好意を抱いたりするのです。人は感情の動物でありますから、このようなインフォーマルな関係は重要です。
会社は組織というものであり、業務上の命令系統で確立されています。一方、インフォーマル・グループというもうひとつの人間関係があります。そして、時にはこのインフォーマル・グループというものが業務上の命令系統に影響を与えることもありえるのです。

2012年12月5日水曜日

非類似嫌悪の法則

自分の意見と違う人を嫌いになるという非類似性嫌悪の法則について述べたいと思います。
通常、意見が違うだけで人を嫌悪するのでしょうか。いいえ、意見が違うだけで人を嫌いになることはないと思います。
しかし、相手が異なった意見を言うだけでなく、あなたの意見を批判して、それは間違いであると何度も繰り返し反論をされた場合はどうでしょうか。そうなってくると、イライラしたり、腹がたってきます。一度の反論はよいとしても、何回も批判され続ければ、強い怒気さえ沸きあがってきます。そうなれば、そんな反論をする人を好きにはなれるわけありません。反対に憎悪の感情さえ覚えるくらいになります。なぜならそれは、自分の意見が反対され、否定されることによって、自分の評価を否定されたように感じるからです。人は自分を肯定することで自信をもつことができますが、反対に否定されれば反対意見をもつ相手に強く反発して嫌悪感をもつようになるのです。人からの批判は自己否定されたと感じ、自己嫌悪に陥るか、相手に反発して嫌悪を抱くかのどちらかです。
相手への嫌悪は自己否定に対してそれを心理的に取り戻すための反発心です。そしてそれは、自己を守るための一種の防衛反応といってもよいでしょう。

2012年12月4日火曜日

態度の類似性

人と親密な関係になるにはどうしたら良いでしょうか。
心理学では、自分と同じ態度をもっている人には好意を感じるとしています。「態度の類似性」が好意を発生させるというのです。ここでいう態度とは、社会的事象に対する自分の好みや方向性を指します。例えば、プロ野球チームに対する態度とか、政治政党に対する態度とかをいいます。
では、どうして自分と同じ態度をもっている相手に対して好意を生じるのでしょうか。それは、同じ態度の人からは、強い支持や共感、是認が得られるからほかありません。
私たちは日常的にいろいろな事象に関して自分の意見や判断をもっていますが、はたして自分が考えている意見や判断が常に正しいかどうかを判断してみたいものです。確認できていなければ、それが不安となり、心配となって自信を失っていくからです。物理的なことなら、実際にそれを行えば答えがわかりますが、社会的事象に関する意見や判断は物理的に証明できないのです。だから、他の人たちの支持や共感、是認といった物理的な賛同によって自分の正しさを確認し、証明したいのです。このようにして自分の意見が認められると自己全体に肯定感、満足感が生まれて自尊心が満たされるのです。この感情は充実感にあふれてとても快適なのです。
人はそのように快適にしてくれる人とは一緒にいたくなるのです。そしてそこから好意が生まれてくるのです。
「あの人とはなんでもうまが合う」というくらいになれば、かなり親密度が増したことになります。

2012年12月3日月曜日

腕組と足組

足や腕を組む動作は、身体を包み込むようにして自分を守ろうとする防御的なサインです。つまり、自分を外の世界から防御して外からの刺激を拒絶するという心理的姿勢が身体に表出したものです。
例えば、こちらが話しをしているときに、相手が腕組をしたり、足組をしたりする行動をされたなら、話しているこちらは、あまり気分がいいものではありません。せっかく親身になって話をしているときに、このような動作をされては、たまったもんではありません。足や腕を組んでいる本人には、自覚はなくとも、身体で拒否反応を起こしているので、少なくともこちらの話を聞き流そうとしています。これでは、いままで作り上げてきた人間関係をこわすことになりかねません。
また、腕組と足組の違いですが、腕組は「断固拒否」というサインであり、足組は「他の人はそうであっても自分は拒否する」という少し軽めの拒否サインです。
これから、腕組足組をするときは、相手と話しをしているときにはしないでください。自宅やホテルのロビーなど本人がくつろいでゆったりしているときにしてください。

2012年12月2日日曜日

心理的報酬

社会生活では日常的に心理的・物質的交換を行っています。例えば恋人関係においては、プレゼントという物質を介して厳密に交換を要求しあっているのです。そして、こちらの交換要求に応じてくれる人と付き合い、応じてくれない人とは付き合いません。また、より良い交換をしてくれる、つまり心理的報酬を与えてくれる人を選ぶのです。そして、その人に好意を持つのです。
会社と社員の関係は、仕事とお金の交換です。働く人は仕事の対価としてお金をもらいます。会社は対価を支払って仕事をして貰うのです。IT産業の最先端の技術を持った人を幹部として向かえる会社は、技術情報と地位の交換を考えるのです。
このように、人によって求める報酬は異なりますが、これは、その人が何を重視しているかということです。地位や名誉を心理的報酬として喜ぶ人もいますが、愛情を重視している人もいます。
何よりも、人間関係を円滑にするためには相手が何を求めているかを知ることが重要なことです。そして、それを用意することにより、こちらの要求もかなえられるということになります。

2012年12月1日土曜日

自己肯定感

人間性の心理学を唱えている心理学者ロジャースは、人は自分自身の成長要求に基ずいて自己実現していくときに、もっとも人間らしく生きることができると言っています。そして、そのような自己実現欲求は本来だれもが持っているもので、条件さえ整うことできるなら自己成長していけるものです。その条件にもっとも重要なポイントが自己肯定感です。つまり、自分自身に対する自身、欠点を含め自分を受け入れることです。自己肯定感を支えているものは、安定した好意的人間関係です。支持、肯定、賞賛されてはじめて、自己肯定感が得られるものです。批判や命令ばかりでは自己肯定感は生まれません。
人は肯定的に評価されると自信が生まれ、不安が解消されます。特に自分が信頼している人や尊敬している人に認められると更に効果は倍化します。本来持っている自己成長欲求、自己実現欲求が働き、主体性と自立性をもって積極的に行動を起こそうとします。
あなたも自己成長したいと考えているなら、ぜひ、この自己肯定感をぜひ持つように努力して下さい。

2012年11月30日金曜日

イデオシンクラシー・クレジット

人は自分が悪いということがわかっていても、注意されたり、指摘されたり、批判されたりすると、忠告や諫言をしてくれた相手に対しては快く思いませんし、嫌悪まで抱くことになります。たとえそれが、自分自身のことを思ってのアドバイスとしてもです。ところが、欠点を指摘されたり、批判的な言葉を受けたりしても、相手への尊敬の深めたり敬服したりして好意を抱くケースがただひとつだけ存在するのです。それは、相手の人に対して個人的な信用をもっている場合です。このことを心理学では「イデオシンクラシー・クレジット(個人特有の信用)」というのです。この信用は、その個人との長年に渡る人間関係によって蓄積され、培われたもので、一朝一夕では築けないものです。
あなたが人を批判したり、注意しようと思った場合、相手にイデオシンクラシー・クレジットを持っているかどうかを顔慮してから行動を起こしてください。さもなければ、たとえ、それが正当な理由で注意、諫言したとしても、決して耳を傾けないからです。反対に反省など一切せずに、あなたは不快感を持たれてしまいます。

2012年11月29日木曜日

人をほめること

人は同性の人間関係について優劣関係を示したがる傾向があります。自分は相手より、いつも優位な位置に存在していなければいけないという心理傾向を強く持っています。そのため相手をほめたり、評価を与えたりしようとするなら、自分の評価が下がったような錯覚を起こして劣等感を感じるのです。このことから、人をほめることは簡単そうで、案外難しいものなのです。
例えば、会社の同僚や自分の部下をほめたり、評価することは心理的に負担になるのです。お酒の席では人のうわさ話がお酒のアテになりますが、誰かがある人をほめると、それだけで不快感を現す人がいます。その不快感が高まって、ついには反論するという人も出てきます。そんな時は、大概が、その人とライバル関係の人だったりします。自分のライバルがほめられることによって、相対的に自分の評価を下げられたような感覚になるからです。
人をほめるということは、良いことだとは思いますが、ほめるときは周囲を見渡して、ほめる人のライバルがいないことに注意しましょう。さもなければ、自分自身の評価にも係わってきます。気がつく人と気がつかない人っていうと、やはり気くばり上手に越したことはありませんから。

2012年11月28日水曜日

類は類を呼ぶ

人の感情にはバランス関係というものがあり、お互いの好意や嫌悪は絶妙にバランスしており、お互いが同じ趣味や嗜好などの一致を示し合えば好意を生み出し、一致していなければ嫌悪の感情を生み出します。ですから趣味や嗜好が同じ者同志は、感情のラインで興味や好意を持ち始めるのです。あなたの周りを見渡して見てください、何らかのグループや派閥と言ったものが存在していることに気がつくはずです。これらは、全てが感情のバランスによってひとつの目的や好意の集合体になっているのです。
人は自分の好むもの、自分がおちつけるもの、自分の欲求を叶えてくれるもの、自分にプラスになるもの、自分を快適な感情にさせてくれるものに対して自らそれに近ずくのです。自分にプラスになる目標に対しては接近行動をとるものなのです。
類は類を呼ぶことは、このこと言うのです。
心理学では類は類を呼ぶということは、感情バランス関係から考えて、真実であると確信しています。

2012年11月27日火曜日

嫌悪の報復

人が持っている好き、嫌いの感情は相手の感情との間に強いバランス志向があり、良くも悪くも相手と同じ感情状態に近ずこうとする傾向を持っています。
自分が好意を持って接すれば、おのずと相手にも好意を持たれ、反対に自分が嫌いな人に対して嫌って接すれば、同じように嫌われてしまいます。
自分を好きな人に好きになる傾向を「好意の互換性」といいますが、反対に自分が嫌いな人に嫌がられることを「嫌悪の報復」と心理学では呼んでいます。
心理学の法則に従うと、人に好かれようとすなら、こちらから先に好意の状態を示せばよいのです。
おもしろいことに、好意を示す場合には100パーセント好意が帰って来るとは限りませんが、嫌悪を示す場合は100パーセント嫌悪が帰ってきます。
つまり、こちらが相手に対してイヤなヤツと思っているだけで、どこかにイヤというサインが出ているからです。ちょっとした、しぐさや言葉の発生にそのようなサインが出てくるのです。特に自尊心が傷つきやすい相手や劣等感の強い相手は、なおさら敏感に感情を読み取ることができるのです。
どんなにイヤな相手であろうとも、こちらから相手を嫌わないように心がけることが重要なポイントです。
人生は人と人とのつながりを大事にして、お互いを認め合い、好意を持ち合うことが、良い人生を送れるものなのだと思います。

2012年11月26日月曜日

生理的嫌悪

「あの人は、どうしても生理的に嫌い。」というような言葉を聞いたことはありませんか。
このような発言をした人に、どこが、どのように嫌いかを尋ねると、なぜが明確な回答ができないのです。
説明を求められても、自分にも理由はわからないが、なぜか見るのも、考えることも、一緒にいることもイヤなものはイヤなのです。このように感じることが生理的に嫌いということなのです。
おもしろいことに、心理学では生理的に嫌いという理由はどういうことかはわかっています。
それは、自分自身がもっとも避けたいことを示しています。それはが何なのかは考えてみればよくわかります。実は自分が自分自身の中に認めているイヤな部分を指すのです。心の奥深くに封印している部分なのです。人は誰でも自分の中のイヤな部分を認めたがらないものです。わかってはいるがそれでも否定したいのです。そのような複雑な深層心理が、そのイヤな部分を表に出している人に対して過剰な反応を起こすのです。
例えば、相手のインテリなところに対して生理的嫌悪を抱いているとするなら、自分の心の中に「インテリになりたい願望」があり、それを嫌悪しているのです。表(今)と裏(心の奥底の願望)の自分が対立しているのです。
生理的嫌悪とはこういうことなのです。今まで生理的に嫌いであった人をもう一度じっくりと観察して下さい。そうすれば、きっとあなたの自分自身が封印しているイヤな部分が見えてくるでしょう。

2012年11月25日日曜日

認知的枠組み

あなたは人を見るときにはどのような判断基準で相手を評価するのいでしょうか。
他人を判断するモノサシとなっているものは何でしょうか。
それは、自分自身です。自分自身のことならどんなことでも理解しているからです。
自分の外界の世界をとらえて判断、理解しようとする場合、その人が何を基準にするかという見方のことを心理学では「認知的枠組み」と呼んでいます。自分の持っている枠組みを基準として他のものを判断するのです。
例えば、自分の身長が160センチメートルとします。相手の身長が155センチメートルの人なら背が低い人、165センチメートルの人なら背が高い人という具合です。自分の身長が190センチメートルの人なら、165センチメートルでも背が低い人というわけです。
また、相手が意地悪かそうでないかと考える人は、自分の中に意地悪な部分を敏感に意識しているからです。
身に覚えがおりませんか。
いろいろな意味で、相手を判断しようとする場合、人は実際には自分自身を見ていることに成るのかも知れません。他人は自分を映し出す鏡といった名言もあながちウソではなく、心理的な一面を洞察された結果であるといっても過言ではないでしょうか。

2012年11月24日土曜日

顕著性効果

人はモノや人を見るときは、全体を総括して見ているのではなく、まず最初に目立つものの方へ目を向けてみて、それらの特徴、機能によって、見ているモノや人の中身まで推量判断するというという傾向を持っています。これを心理学では「顕著性効果」と呼んでいます。
例えば、男性が初対面の女性を見るときを想像して下さい。その女性の胸が大きかったときは、スグに目が胸の方へ惹きつけられるのです。そして、どこかの情報誌の記事の内容を思い出すのです。胸の大きな女性の性格はどうであったとか、あることないことを勝手に想像して相手の性格や評価を自分自身で勝手に決め付けてしまうのです。ある意味においては初頭効果とよく似ています。
また、顕著性効果を理解することで、自分自身をアピールすることもできます。
仕事においては、自分の得意分野のある特定の作業に関しては社内の誰にも負けないくらいになっていれば、特定の作業が発生したときには、必ずあなたに指名がかかります。何事においてもその道の第一人者になることで顕著性効果があらわれるということです。

2012年11月23日金曜日

初頭効果

人は最初の印象から相手のその後の評価の決定を判断してしまうことがあります。
例えば、次の二人について、あなたはどのように評価、判断しますか。
Aさんは、「やさしい」、「知性的」、「きつい」、「決断力がある」、「論理的」なタイプの人です。
Bさんは、「きつい」、「決断力がある」、「論理的」、「やさしい」、「知性的」なタイプの人です。
どうでしょうか。みなさんはおそらくAさんは、温かい人柄で好感がもてる人と感じ、また、Bさんは冷たい人柄であまり近寄りにくい人という評価をしませんでしたか。
ちょっと、整理してみます。AさんとBさんの「」内は両者とも同じ内容で、Aさんは「やさしい」、Bさんは「きつい」が最初の順番に来ているところが違うだけで同じタイプの人です。それなのに、AさんとBさんとでは、こんなに印象が違ってくるのです。これは、最初の「やさしい」「きつい」という言葉から全体の印象が決定されてしまうからです。このような効果を心理学では「初頭効果」と呼んでいます。
みなさんは、これで初頭効果を理解されたと思いますので、自分を高く評価して貰おうと考えたときには、必ず第一番目に評価を高くする要素項目を出してください。そうすることできっと良いことが待っています。

2012年11月22日木曜日

自己内完結的

子連の若い夫婦を見かけたときに、彼女から「素敵なカップルね。私も結婚したら、あのように家族一緒にショッピングにでもいきたいわ」といわれた経験はありませんか。そして、もしその時何も答えなかったとしたら、この時の彼女の心理状態は、「自分のことをそれほど大事であると思っていない。きっと結婚する気なんかない。」といったネガティブな状態を考え始めているのです。これは、相手が大事であればあるほど、相手の一挙一動が自分に関係することだと考えがちな女性心理のなせる業です。そして自分の想いが通じないという気持ちに陥り、自分はなんてかわいそうな人なのであろうといったような悲観的な妄想を呼び起こしてしまいます。このような心理的な展開を「自己内完結的」といいます。そして最後には「私のことが重荷になってきたの。」といったようなネガティブな発言までしてしまうのです。反対にそのような言葉を浴びせられた男性は、女性の心理状態はわかりませんので突然にそのようなことを言われて驚きと不信感を抱きます。彼女を大事に思っている自分の気持ちを踏みにじられたような感情をもつことになるのです。このようにしてお互いがネガティブな感情を持つことなり、やがて破局へと歩みだしていくのです。恋愛に限らず何事もネガティブな態度は、ネガティブな反応を呼ぶものです。最初のささいなコミュニケーションから始まったちょっとした不安、誤解から関係を悪化させてしまいます。このような時の解決方法はただひとつ、一時的にネガティブな面に関して鈍感になれば良いのです。違った方向から見れば、それは人間としての器量の大きさに映ります。

2012年11月21日水曜日

愛の証

女性は一般的にクリスマスや誕生日といった特別な日に、男性から豪華なプレゼントを期待しているものです。では、なぜ女性はこのような期待をもつのでしょうか。女性はプレゼントを男性からの愛の証と考えているるからにほかなりません。つまり、女性は男性がどれだけ自分のために工夫をこらしたか、また、どれだけプレゼントにお金をかけたかということを示してもらいたいのです。そして、そのプレゼントに愛の重さを感じたいからなのです。恋愛で、自分が一方的に好きでいるということは、不安を感じたり、心配をするものです。相手に愛されていないと心がやるせなく落ち着かないものなのです。自分の好きが高じれば高じるほど、相手の気持ちを確かめたくなるのは自然の道理といっても過言ではないでしょう。ただ、相手の気持ちというものは、目に見えない抽象的なものなので、わかりやすい愛の証を求めるものなのです。相手の言葉や行動、プレゼントの高価さによって愛の重さの判断をしようと試みるのです。しかし、証拠ばかりを要求する心理は、自分自身の自信のなさが見え隠れしています。愛される証拠がないと、不安を募らせているばかりです。このような心理状態の場合、相手に不安をあたえないように、安心させてあげることが大切です。思い切って彼女の望むプレゼントをしてあげることが、男性としては恋愛をうまく続かせる重要なキーポイントのひとつであると私は思います。

2012年11月20日火曜日

結婚までの心理

結婚するまでの順序として大きく分けると三段階の経過観察が必要である。
第一段階目は、「刺激」から入ります。まず最初に恋人になるためには視覚的刺激が大きな役割を果たします。
ルックスからカッコイイ、かわいい、美しい、自分のタイプなど、外から見て良いと感じたときから始まります。
第二段階目は、「価値」を求めます。交際してからコミュニケーションをとおしてお互いの価値観の類似性を見極めます。人生観、趣味、娯楽、関心、家族、友人などに類似性を見いだします。価値観が合い、喜怒哀楽の感情の一致する相手なら安心感、やすらぎを得ることができます。無理なく自分をさらけ出せる相手には自然と恋心も深まります。
第三段階目は、「役割」を十分果たせるかを求めます。結婚を考えると、価値観だけでは生活は成り立ちません。現実の生活では、二人の役割分担を上手にこなしていけるかを問います。そこで、相手が自分の望む役割を十分担える人か、家庭の関係につてどのように考えているのかが重要なポイントになります。
以上の三段階をすべてクリアすることでようやく結婚してもいいかなという心理状態になります。

2012年11月19日月曜日

結婚

結婚とはいったい何なんでしょうか。
男性が結婚に求める特徴には大きく3つに分類されます。
ひとつめは、母親の役割を求めています。男性が社会に出ると、自分の周囲に気を配りながら仕事を行うのでストレスがたまります。そのうえ結婚生活も自分が管理しなければいけないとなると心理的に疲れてしまいます。だから、結婚相手には、母親がわりに愚痴や悩みを聞いてもらえるような女性を求めます。
ふたつめは、親友の役割を求めています。能力主義になった会社では、同僚もひとりのライバルです。何でも話すことができるような友達を会社で見つけることができません。だからこそ、傍にいてくれる女性に友情を求めるのです。ちょっとした心遣いや細やかなやさしさを示してくれる女性を求めるのです。
みっつめは、同志の役割を求めています。人はだれでも心を許せる人と共通な目標を持って一緒に行動したいと思います。しかし、意気投合するような仲間なんてなかなか見つかりません。そこで、家を建てる、明るい家庭を築くなど同志的な役割をしてくれる女性を求めるのです。

2012年11月18日日曜日

婚約期間

恋愛中のカップルは、お互いに自分のことを良く見てほしいという心理状態から、知らず知らずのうちに「印象管理」を怠り無く行っています。少し自分の意見と違っても、相手が喜んでくれるようなことをしてあげようと考えます。いい意味での緊張感が存在するわけですが、婚約、結婚と話しが進んでしまって先が見えるようになってくると、その緊張感が緩んできて、現実的な日常生活の方へと目が移り変わってきます。つまり、これまで印象管理で決して見せていない本当の自分を見せてしまうようになるわけです。恋人時代には見せていない一面が少しずつではありますがあばかれていくのです。そのため、結婚したら相手が変わったなどといったことがないように婚約時代に相手の本音をしっかりと見抜く心構えが必要であると思います。
婚約期間というものは、決しておろそかにしてはいけません。相手の本音を観察することができ、かつ、結婚解消宣言ができる最後の砦なのです。しっかりと見極めて、生涯後悔のないように自分自身の幸せを勝ち取って下さい。

2012年11月17日土曜日

なわばりの心理

大恋愛時代は、いつも一緒に過ごせればいいと思い、相手の生活や習慣などが自分と同化することに大いに喜びを感じたりします。しかし、二人の間に結婚という目標が見えてきた頃から今までになかったなわばり意識というものが表出してきます。自分自身のプライバシーを守れるところを確保しようとするようになってきます。これは、二人の破局の始まりではなく、恋人時代の興奮状態から一歩進化して正常な状態に戻ろうとしているからです。人は本来本能的ななわばり意識というものを持っています。つまり相手がどんなに親密な関係であろうとなかろうと、、自分自身を守るいわゆるテリトリーというものを持って成り立っているからほかありません。なわばり意識が表出し始めたら、これから二人で長い間一緒に過ごすための準備期間に入ったと考えてください。
相手が急になわばり意識を持ち始めるようになったら、きっと、結婚を意識し始めたと考えても間違いありません。大方はこのように考えても良いと思いますが、なかには、別れるための前兆であるケースもまれにあります。
その場合は、自分のまわり、周辺を観察して下さい。はっきりと、イヤという何らかのメッセージが存在しているはずです。見極めることは難しいかもしれませんが、必ず存在します。
なわばり意識の観察と、周囲の状況把握をくれぐれも怠ってはなりません。

2012年11月16日金曜日

最小の原理

恋愛は惚れた方が負けと言います。惚れた方は相手との関係を失うことを恐れて、何でも相手の言いなりになってしまうからです。この場合、主導権は一方の手のなかにあるといっても過言ではありません。これを心理学では「最小の原理」と呼んでいます。最小の愛が最大の力を振るうことができるということです。相手が大好きであればあるほど、相手の言いなりにならざるをえない状況に陥ってしまうのです。最大の愛が最小の力となってしまうのです。困ったものです。しかし、このようなカップルの愛情には無理があるということがわかります。心理学でいう「好意の互恵性のバランス」がとれていないからです。最初は愛情でこのバランスを保とうとカバーしますが長続きはしません。ある程度の時間がかかると思いますが、インバランスな状態から抜け出そうとする力が働きだすのです。

2012年11月15日木曜日

インバランスとバランス

人は情緒が不安定な状況に陥ったときに不安定状態(インバランス)を安定状態(バランス)に戻そうとする意識が自分の知らないうちに行動へと走らせます。
心理学でいうと、恋人を選ぶときには基本的価値観の良く似た、いわゆる類似性効果により似たもの同志を選択することがポイントでした。同じ価値観、趣味、嗜好などの共通点があれば、お互いに共感し合えるし、将来のライフビジョンのようなことも楽しく語り合えるからです。しかし、あるとき、基本的価値観が食い違っていると気がついた場合はどのようにするかというと、人は不安定な状態を長く続けることができないため、何とか安定状態に戻す方法を模索します。それは、意識的にも、無意識的にも働くのです。意識的には、自分から相手に対して譲歩するような行動を取ります。しかし、譲歩するのにもある程度の限界があります。この一定の限界を超えた場合、人は不安定状態から抜け出すために、最後の手段として、相手の好意を断ち切るという行動にでます。これは、好意を断ち切ることで安定状態に持って行こうとする心理にほかなりません。

2012年11月14日水曜日

断り言葉の心理

みなさんのなかには相手を誘ったときなどにお断りの言葉を頂戴したことがある人がいらっしゃると思いますが、その言葉の内容から相手の心理状態を理解することができるということはご存知でしょうか。
例えば、大好きな人をデートに誘ったとしましょう。お断りの理由が「その日は母と約束があるから残念です。」とか、「その日は、いなかの母が上京してくるので都合がつかない。」とか、「その日は病院の予約が入っているのでいかないといけない。」と言ったような理由であれば、少しばかりの可能性はありますが、「その日は親戚のお見舞いにいかなくっちゃいけない。」とか、「その日は遠方に用事があって。」と言ったような断り方なら全く可能性はありません。
言葉の内容を少しばかり分析してみましょう。
最初の3例については、何かをするという具体的な内容を添えて断っています。この場合は、正当な理由があるために断るという状況説明を言葉に出していますので、本当に都合がつかないのであるので、次回の機会にチャンスがあります。後の2例は、何をしに行くのか、理由がハッキリしないで断っています。この場合は、キッパリと「あなとと一緒に行くのはイヤです。」という言葉の裏返しなのです。
人間の心理というものは、どこかにあらわれるものなんですね。

2012年11月13日火曜日

類似性効果

「似たもの夫婦」とは、いつも一緒にいるから自然と似てくるのでしょうか。それとも、自分と似たところがあるからいつも一緒にいるのでしょうか。人には、自分と似たタイプの人を好む傾向があります。これを心理学では「類似性効果」と言います。似たもの夫婦とはよく言ったもので、結局は類似性効果により、夫婦円満な生活を営むことができるという代名詞といっても過言ではないでしょう。
例えば、ひとつのことに対して考えが同じであったり、趣味が同じであったり、特技が同じであったりすると、人はみな、その相手に対し同類意識を持つことになり、それによって連帯感を感じ、そこから好意をだんだんと大きくさせていきます。
心理学者のバーンは、いろいろなことに対する態度の類似の数を増減した社会的実験を行いました。その結果、類似度が高いほど、相手に対して好意を持つということがわかりました。
あなたも類似性効果をどんどん利用してください。
例えば恋人探しでこれを遣うなら、趣味のサークル活動の会なんかに参加をして、同じ趣味を持つ相手を探すことに心がければ良いのではないでしょうか。類似性効果で自然と恋人に変貌してくれるかもしれませんよ。

2012年11月12日月曜日

マッチング仮説

社会的な評価や容姿、容貌、知性、教養など、自分と同様なタイプの人種を選択する傾向を心理学ではマッチング仮説と呼んでいます。例えば、人が恋人を選択するときには、たいてい自分と同様なタイプの相手を自然と選ぶことが多いのです。理想と現実はやはり違うもので、実際に相手のレベルがあまりにも高すぎると、交際を申し込んでも受け入れてもらえないのではないかという不安が先に来てしまい躊躇します。また、交際を申し込むことができたとしても、どうせ断られてはずかしい気持ちになるなら、それなら最初から交際を申し込まないでおこうという考えが頭に浮かび上がってくるのです。それでも運良く、交際を申し込んで交際にまでこぎつけたとしても、相手に対していつも自分よりレベルが高いという劣等感やコンプレックスを感じてしまい、デートしていても心から楽しむことができずに、それが重荷となり、結局破綻への道へ一直線で進むようになるからです。
「美女と野獣」といわれるカップルについては、心理学上では上記のマッチング仮説に合わないのではないかということになりますが、おもしろいことに、こういうケースは心理学上、マッチング仮説に合っているからです。この時の野獣さんの評価レベルというものは、あくまで自己評価によるものであります。つまり、自分は有能で個性的な容貌の持ち主であり、実にイイ男であるから美女さんのようなイイ女が恋人になって当然あたりまえのことであるという思考になっているからです。信じる者は救われるとは、このようなことを言うのではないでしょうか。

2012年11月11日日曜日

服の色でわかる心理状態

赤色系の服は、活動的で情熱的なサインを表します。彼女の服に赤色系が多くなってきたなら、そろそろもう一歩進んだ仲になりたいという意思を示します。
黄色系の服は、健全的なサインを表します。スポーツなど健康的な行動をしたいという意思を示します。
ピンク系の服は、あどけなさや幼さを示すサインです。いろいろな知識や情報を得たいという意思を示します。
青系の服は、さわやか、クール、謙虚さを示すサインです。今日はおちつきたいという意志を示します。
緑系の服は、自然的、穏やかさを示すサインです。時間に縛られたくないという意思を示します。
白系は、清純な雰囲気や上品さを示すサインです。はじめて相手のご両親に挨拶しにいく場合などにお勧めです。
黒系の服は、神秘的な雰囲気を演出するサインです。少しばかり目立ちたいという意思を示します。
灰系の服は、知的、インテリジェンス的サインです。自分の知識や情報を人に伝えたいという意思を示します。
紫系の服は、高貴、色っぽい、夜の世界を演出するサインです。少しばかり人を寄せ付けたくない意思を示します。
橙系の服は、温和、穏やかさを示すサインです。おおらかな気分で人を包みこんでやさしさを伝えたいという意思です。
おもしろいことに、洋服の色で、不思議と気分的にサインどおりの気持ちになるものです。一度ほんとうかどうかためされてはいかがでしょうか。

2012年11月10日土曜日

ラブメール

昔はラブレターという手紙を書いて愛の告白していましたが、通信手段が発達してスマートフォンメールで愛の告白をするということがあたりまえのような時代になっています。それでは、ラブメールについてお話したいと思います。まず最初にメールの内容を入力する時間帯ですが、これは昼間ではなく、夜に入力することをお勧めします。といいますのは、夜は自分と外の世界を遮断し、自分自身を見つめなおすにはとてもいい環境であるからです。それと、生理的な原因も関係しています。生理的な原因とは、人は誰もが体内に体内時計というものをもっており、それによって生活しています。おもしろいことに、この体内時計は昼と夜を区別しています。夜は寝ている時間なのでその時間に起きていると、昼間と違って生理的に高揚状態になるからです。人は高揚状態になると積極的な行動を起こすことができますので、情熱的な愛の告白を入力することができます。
次に、愛の告白メールを送信する時間帯ですが、もう、おわかり頂いていると思いますが、そうです。相手に夜に読んでもらえるような時間帯が最高です。同じ理由で、相手も高揚状態で感情が高ぶっているタイミングに伝えることで、あなたの気持ちを120パーセント伝わること間違いなしです。

2012年11月9日金曜日

自己評価の高揚と対人好意

試験に合格した、営業成績が上がった、昇進したなど、自分自身が達成感や満足感を感じたとき、自己充実感に満ち溢れます。そんなときは、知らず知らずのうちに、自己評価を高く持ち、どのような難題を抱えていようが、何でも解決することができるという自信に満ち溢れます。いつもなら避けてしまうような問題だったり、躊躇するような場面に出くわしても、積極的になり、自信と信念を持って立ち向かおうとする行動にでます。例えば、今まで好意を持つ相手に対して何も言い出せなかった自分でも、この時ばかりはと積極的にアプローチを行うといったような行動を起こして、しっかりと自分の好意を伝えることができるのです。
自己評価の高揚と対人好意の関係を見た心理学の実験がありました。結果は下記のとおりです。
自己評価が高い男性は、魅力的な女性に対して大いに好意を示しましたが、反対に魅力を欠いた女性に対しては関心を示しませんでした。
自己評価が低かった男性は、女性の魅力いかんにかかわらず、どちらの女性に対してでも、好意を持ち、関心を示したのです。
この実験の結果から、自己評価が高まったときには、評価の高い女性に積極的にアプローチの行動を取りますが、自己評価が下がれば、自分より女性への評価の方が上がってしまい、だれもが素晴らしく見えて来るのです。そしてその素晴らしい相手に好意を持ってしまうのです。

2012年11月8日木曜日

顕著性効果

あの人は違うと思わせる恋愛テクニックを紹介します。これは心理学でいう顕著性効果を使うことです。
友情と恋愛の違いはわかりますよね。友情は一対多数に対し、恋愛は一対一の関係です。つまり、恋愛はひとりがひとりを特別な人と認識することなのです。あの人は他の人とは違うという差別化がこれにあたります。まず、最初に好きな人の心を掴むには、その人の目を引くことから始めます。具体的にいえば、自分が目立つことです。それでは、どのようにして目立つかは、いろいろありますが、だいたい以下のようなことです。刺激の大きいもの、刺激の強いもの、変化に富んだもの、動いているもの、新しいもの、奇妙なもの、反復される刺激。例えば、お勧めはできませんが閑静な図書館で大きな声を出して叫ぶこととか、最新流行ファッションの洋服を身に着けるとか、などなど、人とは一線を隔てた様な行動で目立つことです。どのような手段でもかまいませんから、自分に合う目立ちたりがり屋さんになってください。そうすることが、恋の第一歩を踏み出すことになります。

2012年11月7日水曜日

聞き上手

自分が話しているときに、相手が「うん、うん、そうだね」というような適度なあいずちをしながら聞いて貰えると、うれしくなり、話がはずみます。人は話すことによって自己表現をしますが、話すことによって相手に認めてもらいたいという欲求も持っています。また、人は話しながら、こんなことも言ってもいいのだろうか、話がおもしろくないのではないだろうかという不安な気持ちや心配をも抱えています。そこで、相手が自分に同意をするような、あいずちをうって貰えれば、不安や心配は払拭され、うれしくなってきます。
会話している相手に好かれようと思うなら、まず、聞き上手になることが一番大事なことです。あいずちは、話している相手の自尊心を高めることができます。また、相手の話をきちんと受け止めてあげることができます。そうすることにより、相手のよき理解者となれます。人は自分を理解してくれる相手に対して好意を抱くようになります。
あなたが恋愛関係になりたい相手と会話をする場合、まず、聞き上手になってください。そして、よき理解者になってから好意を抱いて貰いましょう。そこから新しい恋が発展することは間違いありません。

2012年11月6日火曜日

二段階要請法

恋愛テクニックで二段階要請法というものがあります。これは、相手の心理をうまく利用してデートに誘うという心理トリックを使ったものです。
これは、一度目は断られることを見越して、二度目に確実に断られないようにするといったテクニックです。
例えば、好意を寄せている彼女に「今度一緒に旅行に行こうよ」と大胆に誘いをかけます。彼女にしてみれば、恋人でもない男性からそんなお誘いを受ければ驚いて、冗談はやめてよと言って必ずキツく断ります。しかし、実はこのあとが大きなキーポイントです。相手の彼女の気持ちになると、あまりにも大胆さにキツく断ったものの、彼が自分に好意を寄せているということが少しばかりわかり、気分がよくなっています。内心では少しばかり言い過ぎたかなというチョッピリ罪悪感の気持ちも持つことになります。そこで、そのチョッピリ罪悪感を背負っているタイミングで「じゃあ、一緒に食事にでも行かない?」とお誘いをかけるのです。彼女のほうは、最初にキツク断ったという最悪感から、食事くらいならいいかなと思い、快くOKの返事を返してくれる可能性が高くなるのです。
最初が肝心で、一緒に食事しながら、彼女と楽しい会話ができればまた、チャンスが広がります。

2012年11月5日月曜日

三度目のアプローチ

恋愛においては、一度のアプローチでは恋の成功は難しいことです。では、何度アプローチをすれば良いかというとそれは、三度アプローチすることです。昔から「恋は一押しに押し、三に押し!」というではありませんか。これは、あながち間違いではないと思います。普通のひとは、一度アプローチして断られたら、もう一度アプローチしても同じ結果になるだけなので、自分がみじめになるから、もうアプローチすることはやめようと考えます。でもよく考えてください。アプローチするほうの心理は、一度目も二度目も同じでありますが、相手のほうの心理は受け止める時間と場所によって刻々と変化しているのです。これがキーポイントとなります。では、相手の立場になって考えてみることにしましょう。まず、最初に自分に好意を示してもらった時、まずは、驚き、信用したい気持ちであっても、半分くらいは疑いの気持ちを持つものです。もしかしたら、自分をからかっているのではないかと。だから、アプローチが一度きりで、その後、アプローチがなければ、やっぱり、からかわれただけかという気持ちになります。好意が本心かもしれないと思えるようになるのは、アプローチが一度だけでなく、二度、三度という行動で示されます。なぜなら、人は軽い気持ちでそう何回も好意を示すことがないからです。一度目で驚き、二度目で好意の本心を知り、三度目でやっと落ち着いて相手を受け入れる気持ちになるのです。
恋には押しが大切であるということを決して忘れないでください。

2012年11月4日日曜日

会話から「好き」のしぐさを見つける

男性の場合、自分が話しをする時より、相手の話を聞いているときのほうが、相手の目をよく見ます。これが好意のサインです。また、複数の友人どおしで会話している時、お目当ての相手がその場から席をはずしたとたんに、口数が多くなります。好意を持った相手には緊張しており、緊張が緩んだ瞬間にそのリラックスできるからでしょう。
女性の場合、男性とは逆に、自分が話ししているときのほうが、相手の目を良く見ます。これが好意のサインです。また、複数の友人どおしで会話している時、お目当ての相手がその場から席をはずしたとたんに、無口になります。好意を持った相手にはリラックスしていろいろと話しをしたいからです。
性別によって好意のしぐさが異なるというのは、少しおもしろいとはおもいませんか。
あなたも友人と会話を楽しんでいるときに、ちょっぴり、友人を観察してみてはどうでしょうか。ひょっとしたら、新しい恋がめばえるかもそれませんよ。

2012年11月3日土曜日

恋愛テクニック

人間の心理をうまく利用して恋愛を成功させる方法はないのでしょうか。という質問を何度もされたことがあります。その時は、いつもこのように答えています。単純なことですが、まず第一に相手をほめてください。ほめられてイヤなき分になる人は、どこにもいません。但し、これだけは憶えておいてください。ホメ言葉は人を気持ちよくさせるものですが、それだけでは恋愛感情に到達することはできません。心理学でいう「感情的興奮」を発動させることが必要です。一番よい方法は、相手を生理的に興奮させることです。何かの刺激を受けて心が興奮している状態と、恋愛感情で心が興奮している状態は生理的に同じものです。違いは本人がどのように思っているかだけです。つまり、何かで心を動かして興奮させて、その興奮が恋愛感情であると思い込ませる手法をとる事が重要です。例えば、スポーツジムで身体を動かせて興奮させたときに、相手をほめちぎることもひとつの方法です。また、最初は言葉で相手をケナして、すかさず、ほめちぎるのです。相手はケナされて興奮状態になりますが、ほめ言葉の連発により、普通のときより、相手を高く持ち上げることで刺激となり、心が揺れ動くからです。ここから恋愛感情にまで到達できれば、しめたものです。
一度ためされてはどうでしょうか。きっといいことがあります。

2012年11月2日金曜日

自動車でわかる好みのタイプ

デートするのに必要なアイテムは何だかわかりますよね。そう、自動車です。自動車に乗っていろいろな場所へ行ってデートを楽しむことは、いうまでもなく、あたりまえになってます。そこで、自動車の好みを女性に聞いてみたとします。おもしろいことに、その好みというのは、女性の理想とする恋人と同期しているのです。つまり、自動車の好みが理想の恋人に投影されるからです。
具体的にいうと、赤のスポーツカーと答えた彼女の恋人条件は、顔がイケメンでなければいけません。そしてロマンチストの彼女は、ドラマチックな愛情表現を期待しています。
白のセダンと答えた彼女の場合、おだやかなやすらぎを求めています。いつも一緒にいてほしいさびしがりやさんです。二人でのんびりとデートを楽しみたいと思っているのです。
黄色のワゴンと答えた彼女は、共通した趣味を二人で楽しみたいと考えています。なんでも話し合える友達感覚の恋人がそばにいればいいと思っています。
紺のセダンと答えた彼女は、誠実で堅実な人生設計をします。しっかりした男性がタイプです。お互いの知性や教養を高めあえる相手を求めています。
緑のハイブリッドカーと答えた彼女は、自然環境を愛しています。二人で山や海といった自然に囲まれた場所でデートを楽しみたいと考えています。
さあ、彼女の好みがわかれば、どうすればよいか、わかりますよね。

2012年11月1日木曜日

ヒューリステック

身辺近くに目に付く情報、最近収拾した身近な情報、頭の中に一瞬浮かんだインスピレーションなどによって、物事をなんでも即断、即決してしまう傾向をヒューリステックと心理学では呼んでいる。男性同士においては、即断、即決に有効であるのは、服装、ファッションによるものであると言われている。
これは、「印象管理」でいう、印象を簡単に操作できることから非常に重要なことです。
イメージチェンジにより、自分をレベルアップした状態で人と接する機会があれば、一度ためされることをお勧め致します。お仕事で、いつものお客様のもとへ訪問するとき、新しいメガネをして、明るい色のカッターシャツで、髪型を変えておじゃましたとします。きっと、新しい商談が始まることとなるのではないでしょうか。また、イメージチェンジすることで、自分自身が新鮮でよい気分になり、それらが、自然と相手に伝わってくれます。お互いがハッピーな気分になること間違いありません。

2012年10月31日水曜日

理想と現実

「どんなタイプの人と結婚したいですか?」という質問をしたとします。すると、体外の女性は、いろいろと具体的な条件を述べます。身長は何センチ以上で、学歴が高学歴で、年収が何百、何千万以上で、などなど。しかし、実際に彼女たちが選んだ旦那様たちの多くは、そのような条件にあてはまっていない人がほとんどであります。それは考えてみれば当然の結果といっても過言ではないでしょう。なぜなら、人を好きになった瞬間から、条件は全てなくなってしまうからです。好きになった人を中心にしてそれ以外のことが全て追い払われるからです。
それでも、やっぱり、結婚に関しては、理想のイメージを持っているのです。これらのイメージは大方メディアから得られる情報で成り立っています。恋愛ドラマや恋愛小説などの、美男美女たちがカッコ良く、スマートな展開で恋愛をしていく姿に思いを寄せるようになり、自分に重ね合わせるようにしているのです。これでは理想のタイプが現実離れしていくことがあたりまえになってきます。だけど、やはり自分自身をよく知っているのが現代の若い世代の人たちです。自分自身と釣り合いがとれるような、つまり、自分自身が安定で平穏な生活を営むことができる相手を心理的に求めているのです。

2012年10月30日火曜日

自分にないものを要求する心理

人はだれでも、自分にもっていない能力、容姿、性質などを求めるものです。
たとえば、こんな質問を男性、女性にしました。「いい女とは、どんな人をいいますか?」。
おもしろいことに、性別により意見が大きく別れました。
男性から見るいい女とは、妖艶でセクシーなタイプか清楚なお嬢様タイプのどちらかで、女性から見るいい女とは、クールなキャリアウーマンという答えが返ってきました。この違いは、男性でも、女性でも、異性に対しては、自分の性にはないものを持つ相手に強く関心を示しています。男性にすれば、どうしても妖艶でセクシー、お嬢様には男性にない女性特有の魅力であり、女性からすれば、キャリアウーマンが持っている男性的な特質はあこがれであって、そのようにはなりえないからです。
これから恋人を作ろうと考えている人にとっては、この心理を知っておくことが、ひとつの強力な武器になりますので覚えておいた方がいいですね。

2012年10月29日月曜日

スポーツマンがモテる理由

世の中にスポーツマンが大好きという女性はけっこういらっしゃいますが、それではなぜスポーツマンが好かれるのでしょうか。それは、きわめて生物学的な話しになります。勝負においては、相手を打ち負かす強い男がモテるのは、強い遺伝子を持った男、つまり、強い子孫を残すための動物的な本能といって過言ではないでしょう。
海岸を埋め尽くすくらいのアザラシの群れで、オス同士が生存競争を行って、それに打ち勝ち、最後に残った、たった1頭のオスが周囲のメスの群れを独占して、いわゆる、ハーレムを作るのです。メスはメスで、自分の子供が強いオスの遺伝子を持つことで動物界の生存競争を勝ち、生き残れるように考えるからです。このような、動物的習性を無意識化のうちに表現しているにほかなりません。
また、スポーツにおいては、見ている方は応援することができます。応援という行為は、いわゆる、援助活動にもあてはまります。女性は子供を生み、子供を育て、子供を援助、保護をすることが、母性本能として生まれながら持ち合わせています。これと同様なことで、擁護、援助するといった意味から相手を好きになるのです。
最後に、応援には熱が入ります。スポーツを行っている本人よりも以外と熱くなるものです。このような熱い想いが心の奥底から応援から好意に変わっていくのです。つまり、熱くなればなるほど、恋愛感情が抱きやすくなるのです。

2012年10月28日日曜日

印象管理

心理学の研究の結果、イメージチェンジすることで、人の印象が大きく変わることがわかりました。おもしろいことに、その効果は、同性に対するものより、異性に対しての方が、はるかに有効であることがわかっています。なぜなら、自分と同じ性の場合は、自分と比較検証することができますが、異性となると、相手がいったい何を考えて行動しているのかがわからないからです。ですから、どうしても異性の判断を外見からしかできないのです。
いつもならスカートしか身につけない彼女が、いきなり、ジーンズ姿で現れたときなど、すごく、新鮮でドキリとするような感情が表出して、彼女に対する既存のイメージとのギャップから、大きく好印象をもたらされるのです。
これを心理学では、「印象管理」といいます。相手の持っている印象を自分が操って管理できれば、恋愛術はおおいにあなたを応援することでしょう。

2012年10月27日土曜日

美男美女

人間は、男性であっても、女性であっても、だれでも、美しくなりたいと思っています。なぜなら、美しいものは、見ているだけで心が落ち着くからです。そして、人はそれを手に入れたいと思います。
恋愛感情もこれと同じ理屈で、当然、美男美女がモテるということがわかります。
男同士、女同士なら、同性であるからお互いのことは理解し合えますが、異性の場合はどうかというと、お互いのことは理解できない存在であるとみているからです。よく、女心がわかっていない、男の付き合いがわかっていないという話しを耳にしますが、これらはにあてはまります。
人は相手の中身がわかっていれば外見で判断するようなことはしませんが、中身がわからないときには外見から中身を推測します。つまり、異性同士の場合は、外見がかわいければ、中身もかわいいだろうと推測されるのです。外見から推測することは、自分勝手な思い込みであるのですが、現実とのギャップが表出することで、少しずつ関係がうまくいかなくなってきます。美男美女の場合は、このギャップが普通の人と比べると大きいために破談、別れの確立が非常に高くなります。
特に、美男美女の場合は、外見から好まれていることが多いので、それだけ、外見とのギャップによる別れが多くなるものです。

2012年10月26日金曜日

利得現象

人間関係においては、あらゆるかけひきが、本人の知らないうちに始まっています。
恋愛感情においても同様な心理現象が存在します。それを「利得現象」といいます。
簡単にいえば、自分とは比べ物にならないくらいの高嶺の花の人が、自分の恋人になったとき、これはたとえようもないくらいな大きな喜びとなります。
そこで、デートに対する反応から好みの女性がどのようなタイプの人かを調査する実験がありました。
最初に、簡単にデートの誘いに応じる女性は、軽い女性とみなされてあまり好意をもたれませんでした。
次に、絶対にデートの誘いに応じない女性は、拒否反応する女性として好意をもたれませんでした。
最後に、いつもは簡単に応じてくれないのに、あなただから受けるわという態度を示した女性は、とても好意をこたれました。これらの心理は否定的な態度よりも大きな好感へとつながるからです。例えば、出会ったときから好きであるという態度を示すより、最初は全く関心がなかったけれど、時間の経過とともに、興味を示す態度をとるほうが、より高感度が高くなります。それは、手に入らないものと思っていたものが、突然手に入ったときの喜びと似ています。

2012年10月25日木曜日

インボルブメント

この人を恋人にしたいと心に決めた時、相手の心を掴むには自分の外見を気にして消極的になるより、思い切って直接会って話すことが重要なポイントです。楽しい話の内容であれば、相手も自然と話題に興味を示します。そうすると相手の自分の評価は、客観的に見て取った時とは異なり、けっこう身びいきな感じになってきます。これを心理学では「インボルブメント(自我関与効果)」といいます。
どんな人でも、相互の関係が深まると自然と好意的になるものです。一緒になって話をし、グループ仲間になると、そこで関係している人は仲間意識を持つことになり、そこに関係していない人と比べて、より好意が深まるのです。そういうインボルメントな関係を作り上げることこそ恋人作りの最初の一歩であるということを決して忘れてはいけません。あなたも恋人にしたいと思った人が現れた時には、思い切って一歩足を踏みだそうではありませんか。

2012年10月24日水曜日

相手の心をつかむ行動力

自分自身の容姿で悩んでいる方は大勢いらっしゃると思います。もう少し綺麗であるなら、もう少しカッコ良いなら、もう少し足が長かったら、などなど自分の容姿に不満をもっていない人はいないといっても過言ではありません。しかし、考え方を少し変えてみてはどうでしょうか。美人やハンサムの人たちは、自分からアプローチしなくとも、相手からアプローチされます。容姿に不満のある人は、待っていてもアプローチがないことを知っています。そこで自ら相手にアプローチをしてチャンスを手にいれようとします。行動を起こさなければ美人やハンサムな人にはかないません。勢力的に行動を起こし、表情豊かに、楽しい会話を武器にして、自分の容姿に負けないくらいに自分自身をさらけ出して自分の魅力をアピールします。見た目の魅力より、行動力の魅力の方が強い力となって相手に伝わります。

2012年10月23日火曜日

50メートルの法則

ポッサードというアメリカの心理学者がフィラディルフィアに住んでいる5000組の既婚者カップルを調査したところ、約3分の1のカップルが、お互いの住居が独身時代には5ブロック以内にあったことがわかりました。また、婚約中に住居が離れていたカップルほど、別れてしまった確立が高かったことも証明されています。やっぱり、近所にいる人と仲が良くなりやすいのと同じように、結婚にしても同じ様子を呈するようです。アメリカ文化の慣例としてはコミュミティ社会が発達しているおかげで、わりとご近所さん同志の知り合いが多くなるようです。核家族化が進んでいる日本に置き換えてみると、職場や学校や趣味の教室っといったようなところで知り合う人になるのではないでしょうか。カップルの大勢は劇的な出会いではなく、職場、学校、趣味の教室で50メートル以内の人と結ばれていたのです。また、たとえカップルに成っていたとしても、遠く離れてしまうと余計な苦労や手間が増えてしまい、なかなか充分なお付き合いができなくなるようです。遠距離での恋愛が難しくなるのは、多くのマイナス負担が増えるからです。なかには遠距離恋愛自体を楽しんでおられるカップルもいますが、現実的に考えるとすごくきびしい恋愛関係となるのです。あなたも50メートルの法則を覚えておいて下さい。恋愛における重要なポイントになるでしょう。

2012年10月22日月曜日

相互作用

人は距離が近いほど親密になれるという言葉を聞いたことはありませんか。
恋愛関係も同じです。近くにいればいるほど顔を合わせる機会が多くなり、また、話す機会も多くなります。つまり、お互いをよく知り合える機会に恵まれるということです。小学校の時代を思い出して下さい。誰も知らない新学期の教室で、最初に親しくなるのは席の近い友達ではなかったですか。人と人との間の距離というものは実は大変重要な意味を持っているのです。相互作用というものは距離が近くなければ発生しえないのです。なによりも距離が近い相手に対しては、相互作用する機会に恵まれています。そして、相互作用の結果としてお互いに好意を持つようになります。社会学者のホフマン先生も「相互作用すれば好意が生まれる」といっています。最初に話しかけるのは恥ずかしいかもしれませんが、とにかく相手に近ずくことから始めましょう。近くにいれば、きっといいことがあります。

2012年10月21日日曜日

ピンチの後にはチャンス

ピンチの後にはチャンスがくるということ聞いたことはありませんか。野球を知っている方なら誰でも聞いたことがあると思いますが、恋愛関係にも同様なことがありえます。
失恋してしまうとしばらくの間は胸の奥の方が何か息苦しくてなかなか立ち直るには時間がかかります。どうしてふられてしまたのか、何かいけないことでもしたのか、いろいろ自分自身に問いかけます。しかし、こういう時こそ本当の恋を見つけるチャンスなのです。こういう時の心理状態こそ恋をしやすい傾向にあります。自分を高く評価している間は恋人として望む理想レベルが高くなるからです。落ち込んでプライドが崩れたとき、自分自身の評価も同時にさがります。そんな時に、ちょっとした優しさが身にしみて伝わってくるからです。失恋の後は、自分から相手にアプローチすることはできませんが、相手からのアプローチは非常に受け入れやすい心理状態になっています。悪いことの後は、これ以上悪くなることはないと開き直って、新たなるチャンスを掴もうではありませんか。

2012年10月20日土曜日

恋人ができないのは友達が多いから

あなたのまわりに、同性だけでなく、異性にも人気のある友人がいる人はいませんか。きっとその人は、モテ過ぎて本当の恋人という人はいないのかもしれません。何故かというと、その人は友情と恋愛の関係がわかっていないからです。友情とは、人間関係が外へ外へと向かっていきます。しかし、恋愛は二人だけの世界を大きな壁を築いて他者が入れないよう閉鎖していこうとする。いわるゆ内へ内へと向かいます。こういう理由から友達つきあいが上手な人は外へ外へと向かって人と付き合うのです。しかし、そういった人は案外閉鎖的な世界を作ることが下手です。つまり、友達から恋人へ発展させることが非常に苦手な人だといえます。好きな人がいても、どうしたら恋人になってもらえるかがわかっていません。もしも、そういう人がそばで悩んでいるようでしたら教えてあげてください。恋人関係は二人だけの世界であって、友達も入れないような世界を作ってくださいと。親しい友人も寄せ付けない、クローズされた世界を作って下さいと。まわりからアレコレと言われるような状態になっても、決してクローズされた世界をオープンしてはいけません。これくらいの気持ちを持たなければ、決して恋人はつくれません。

2012年10月19日金曜日

出会いの機会

恋人ができない理由のひとつは、出会いの機会が少ないからという答えをよく耳にします。本当に出会いの機会が少ないからできないものなのでしょうか。もちろん実際には他にも理由がいろいろと考えられると思いますが恋愛においては出会いを作る環境は大変重要であります。
本当に仕事より恋人を探す方が大切であるとお考えならば、まず、環境、つまり職場を変えてみることがお勧めです。しかも、異性の独身者が多く、同性の少ない職場になればなるほど、恋人ができる確率が高くなるです。
それから、環境を変えることにより、自分自身がリフレシュできることになり、新たな意欲が湧き出してきます。自分自身を見直す機会にもめぐまれて、いいことだらけになります。出会いの少なさにやる気をなくしてはいけません。あきらめないで、もっともっと自分から行動をおこしてドンドン積極的に出会いをつくろうとしなければ良い機会にめぐまれません。

2012年10月18日木曜日

運命の出会い

初めて出会った人に、「この人こそわたしの運命の人では」と思ったことはないですか。
そもそも、運命の人、運命の出会いって本当にあるのでしょうか。
実は、運命の出会い、運命の人とは、心理学的にいうとあります。
運命の出会い、運命の人とは、それをそのように思うかどうかにかかっているのです。
運命の出会いを信じているのは女性の方が多いのですが、それには理由があります。今の時代では女性から告白することもあたりまえの時代になっていますが、ひと昔前までは、女性から告白するなんてことは考えられない時代でありました。女性は男性から愛の告白をされるのを待ち続けなければいけないという立場にあったからこそ、どんな人に告白されるかは、運を天にまかせる方法しかありませんでした。それゆえ、告白相手を「運命の人」だと思い込むほかなかったのです。そのロマンチックな想いが女性の遺伝子として受け継がれてきたのです。
「運命の出会い」は、今の時代、ただ、待っているしかないかというと、そうとは言い切れません。人は自分の行動で自分自身の運命を切り開いていくものです。偶然の出会いを待つより、偶然の出会いを作るような行動が必要になります。あなたも行動を起こして、運命の出会いを演出してみませんか。

2012年10月17日水曜日

手がかかる子供がかわいい

手がかかる子供ほどかわいいものはない。実はこの心理は恋愛関係にもあてはまるのです。
大好きな人の前では、いつでも自分の良いところや優しさなどをアピールしてみたいものです。逆に自分の欠点や弱いところは決して見られたくないという感情を持っています。でも恋愛関係のときには、少しだけ自分の悪いところをアピールすることも必要です。たまには、相手に頼るようなことをしてはどうでしょうか。例えば、レストランで支払いのときに「ごめん、今日は持ち合わせがないので支払ってくれる。次回はごちそうするよ。約束する。」といったようなことです。ちょっぴり、弱いところを見せながら相手を頼り、ちゃっかり次のデートの約束まで取り付けてしまうことができます。人は好意を持っている人に頼られると「やっぱり私がいないとこの人はダメなんだから、私が支えてあげなくちゃ」という心理が働きます。これで、自分は信頼され、その人との絆が強く結びついているという満足感で、さらに好意を深めていくということです。頼られたらその期待に応えるというやりとりを行うことでお互いの信頼感、愛情、絆を強くしていくのです。いつもいい子ぶっているのもいいことですが、恋愛期間が長い場合には、疲れるばかりで心がやすまりません。そればかりか愛情も深まりませんよ。

2012年10月16日火曜日

不協和解消のメカニズム

人は知らず知らずのうちに、頭のなかで感情と行動の関係を整理整頓しています。
好きな人と一緒に過ごしたい。好きでない人とは一緒に過ごすことはイヤであるといった単純明快な事柄にしたがって行動をとります。たまたま好きでもない人と一緒にいると頭のなかの単純構造図に合わなくなり矛盾が発生します。これを「不協和」といいます。そしてこの矛盾を解消しようと、不協和解消のメカニズムが自然と働いてしまうことがあるのです。
感情に行動を合わせるか。矛盾を説明できる理由を明確化するか。行動に感情を合わせるか。三つのうちのひとつです。例えば行動に感情を合わせる場合、一緒にいたという事実関係から一緒にいたのだから、この人は好きな人に間違いないといったように感情が変化するように働くのです。こうして、いつの間にか、知らず知らずの間に一緒にいた人を好きになってしまうのです。
ひょっとすると、いつも一緒にいることによって、意中の人の心をあなたのものにできるかもしれません。一度ためされてはいかがでしょうか。きっといいことがありますよ。

2012年10月15日月曜日

心理的リアクタンス

通常好かれると好きになり、嫌われると嫌いになるという相互性があります。しかし、世の中には好かれると嫌いになり、嫌われると好きになるという変わり者もいます。心のなかには嫌われたり、拒否されることで、かえってその人に興味を抱き、なんとなく魅力を感じるという一風変わった真理が働くことがあります。心理学では、人は自分のことは自分で自由に取捨選択を行い、決定の判断をしたいと思っています。しかしながら、行動を強制されたり、選択を拒否されたりすると、自由意志を奪われたと感じ、奪われた自由をなんとか取り戻そうという行動に出るわけです。このような、拒否された自由を取り戻そうとする情動状態を「心理的リアクタンス」といいます。この反発によるその対象への反対の傾向に魅力を感じ、好意をもつようになるのです。
女性の嫌い、嫌いは好きのうちという心理は、おそらく、この反発心理を利用しているのではないでしょうか。

2012年10月14日日曜日

好意の互恵性

本命の彼がいたのに、別の彼から告白されて、告白された彼と付き合うようになったのですといったような経験はありませんか。女性は本来、特別な好意を持っていない相手から愛の告白をされた場合に、その人に好意を寄せる行動を、対人心理学では「好意の互恵性」と読んでいます。人は自分を好きになってくれる人に好意を寄せるわけです。
好意の互恵性について下記の実験を行った心理学者がいました。
互いに見ず知らずの四人が一組のグループになり、いろいろな課題についてのディスカッションを行うといった実験です。ディスカッションを行う前に、各人個別に性格診断を行い、結果をひとりずつ知らせます。そのときの余談で「一緒のグループのAさんは、性格診断から見てあなたに好意を持つと思いますよ」と個別に伝えるのです。さて実験を始めます。何回かのディスカッションの後、「次は二人だけでのディスカッションを行いたいと思います。そこで、だれと一緒に行いたいか教えてください。」と質問して、誰に好意をもったかを調査します。その結果、三人ともAさんを指名する結果になりました。
みなさんも恋愛においては、まず第一に好きな人には好きであることを告げることが大変重要であるということがおわかりいただけたでしょうか。

2012年10月13日土曜日

親和欲求の心理

人は災難にあった時、自分以外の誰かと災難を共有したいという欲求をもちます。それは、たいてい身の危険を伴い、自分自身の身の安全が脅かされそうに感じるからです。人はそういった災難に恐怖感を持ったとき、誰か自分以外の人と一緒にいたいという親和的欲求が強くなるものです。それは、できるだけ自分と同じような境遇の人と一緒になって、自分の不安、恐怖から逃れたいという感情から、また、それらの不安、恐怖を分かち合って少しでも自分の不安、恐怖を半減したいという欲求にほかなりません。
災難以外でも同じような親和欲求を求めることがあります。男女間において、なんらかのトラブルが発生したとします。トラブルゆえ二人の信頼関係は悪い方向に向かうかと思えば、むしろ良い方向に向かい、愛情が深まるといった例はすくなくありません。これは、共に非難し合い、共に苦難に耐えるといった共通感情から、相対的に一体感が芽生えることで感情的な結びつきが強まったからだといえます。こういった親和欲求はめったにおめにかかれませんが、事実存在することは間違いありません。

2012年10月12日金曜日

スプラリミナルとサブリミナル

サブリミナルという言葉を聞いたことはあると思いますが、スプラリミナルという言葉はあまり聞きなれていないと思います。簡単に説明しますと、サブリミナルとは、映画の映像に20コマのうちのひとコマに例えばコーラを飲む映像を入れておきます。そうすると、映画が終わった後、すごくコーラが飲みたくなってくるといった感情が芽生えることです。ひとコマは一瞬であるため、映画を見ているときには全くわかりませんが、潜在意識にインプットされるからです。現在の心理学においては、サブリミナルは「マイナス」イメージに作用します。
これに対してスプラリミナルは「プラス」イメージに作用します。認識がないサブリミナルに対してスプラリミナルはその事実をハッキリと認識しているという点が異なります。例えば、仕事をしているとき、同じ場所にテレビが映っていて、たまたま、中華料理の特番でおいしい酢豚の作り方を放映していたとしましょう。仕事に集中しているため、テレビはみておりません。休憩がてらに、顔をテレビのほうに向けて、「なんだ、酢豚か」といった程度の認識しかしてなく、すぐに仕事に戻ったとしましょう。この時、酢豚のことはコロっと頭から消えています。ところが、仕事が終わり、お腹が空いたので何か食べようと考えたときには、なぜか酢豚がむしょうに食べたくなっているのです。これがスプラリミナル効果です。どうです、あなたも知らないうちに同じような体験をしたことはないですか。一度自分自身を振り返って見て、同じ様な体験があったかどうか調べてみては如何でしょうか。

2012年10月11日木曜日

ラポール

みなさんは、ラポールという言葉を聞いたことはありませんか。心理学の本を読まれた方ならよくでてきますよね。まだご存知でないあなたのため説明を加えさせて頂きます。
ラポールとは、「共感」、「信頼関係」、「同調」という意味です。
ラポールを行う方法は至極簡単です。どなたにでもできます。
では、どうするのかというと、基本的に、相手のしぐさやクセを真似ることから始めます。どうして真似るだけで同調や信頼が得られるかといいますと、人間は似たような行動をとることによって無意識的に親近感を感じるからです。これはもう本能のひとつといっても過言ではありません。
あなたの周りの友人を思い出してください。フィーリングの合う仲間があつまっていますでしょう。何か共通の話題とか、ファッションが同じ様な友人がいませんか。無意識レベルで類は友を呼んでいるからです。
この友人のためなら、自分ができることなら何でもしてあげていいといった感覚はありませんか。
あなたも、きっと知らず知らずのうちにラポールを使っているとおもいますよ。一度ご自身の行動を観察することもおもしろいかもしれませんね。

2012年10月10日水曜日

デートスケジュール

刺激的な場面に居合わせれば人は生理的に興奮します。怖くてドキドキの場面、楽しくてウキウキの場面、チョット驚きのワクワクの場面、軽く運動のポカポカの場面などなど、これらの場合、共通して胸はドキドキして興奮を覚えます。そこで、デートスケジュールの提案です。お勧めは、待ち合わせの後にスポーツジムなどでお互いに清い汗を流して、シャワーでサッパリと汗を落とし、それから二人でゆったりと広い空間のレストランへ向かってください。楽しいおじゃべりとおいしい食事、少しアルコールでも頼んでゆったりと過ごします。相手があなたに少しでも好意をもっていれば、その好意がチョッピリ大きくなります。つまり、デートスケジュールで大切なことは、生理的に興奮させることから始めます。これによって、それからのシチュエージョンをこちら側に有利にもっていこうとします。これを繰り返せばきっといいことがあることまちがいなしです。。

2012年10月9日火曜日

ロミオとジュリエット効果

反対されれば反対されるほど恋愛の情熱が高められるという恋愛の心理をロミオとジュリエット効果と言います。親に反対されても、いくつもの苦難を乗り越えて真実の愛を追究することは、第三者から見ても実に微笑ましいことです。しかし、本当に燃える恋を貫いたとお思いでしょうか?いいえ、それは心理的なメカニズムのほうが先になったのではないかと考えます。親の反対があったからこそ恋愛感情がより強まったと思います。恋愛において親の一言には気持ちを変える影響力はありません。親の一言が原因で、これをきっかけとして、気持ちの反発が芽生えます。この反発精神こそが恋人への愛情に傾いていくのではないでしょうか。親の強い反対が、逆に愛情を深めるエネルギーに変換されていくと考えます。
親の立場からすると、本当に愛し合っている二人に、最後の愛情確認をするために試練をあたえるということで、ワザと反対をしてもよいのではないですか。親の反対でくじけるような恋愛ならサッサと終わらせればよいし、反発して今以上の愛情を増やせるなら、それに越したことはありません。

2012年10月8日月曜日

クロージング効果

グロージング効果とは、他人を排他して非常に閉鎖的な二人だけけの空間に高くて厚い壁を作り、二人以外の人間を近くに寄せ付けないようにすることで、二人の恋愛関係の絆をより強固なものにしようとすることです。
では、どのようにして閉鎖的にするかというと以下の二つの方法をとります。
ひとつめは、二人だけの関係を強くすることです。つまり、他人を受け入れない二人だけの時間と空間を作り上げ、かつ、できるだけ長い時間を有意義に過ごすことです。二人だけの共通体験、共通話題、共通知識などがこれにあたります。二人だけの秘密や共有するものをドンドン増やすことで目的が達せられます。
二つ目は、まわりの人たちに二人の恋愛関係を認知させて、立ち入る気をなくさせるように仕向けることです。二人の間に立ち入る隙間がないということがわかれば、普通の人間なら、最初から割り込もうという考えもおこさないはずです。二人の恋愛関係をまわりの友人たちに認知させて、友人たちからの支援も受け取りましょう。
「クロージング効果」とは、二人がお互いに恋愛関係を認識し合い固定化することで、お互いをひいきし、さらに恋愛感情が高まることになります。共通の恋愛意識がさらに高まることでしょう。

2012年10月7日日曜日

ライクとラブ

女性にとって、愛情と好意は違う感情であるということを知っていますか。心理学も同様に愛情と好意は別の感情であると定義されています。好意は友人に対する敬意および自分との類似性が基礎となっています。恋人に対する恋愛感情には、好意と異なる三つの心理特徴があります。一つ目は、相手に対して親和的、相互依存的な欲求を持つことです。親しみやすくて、頼りにしたいといったところです。二つ目は、援助要求や慈愛の気持ちを持ち、献身的になることです。母性本能をくすぐるような相手になんとかしてあげたいという強い願望ややさしさにあたります。三つ目は、排他的欲求があらわれます。つまり、二人だけの誰にも侵されない世界をいつまでも続けていきたいという強い欲求が現れます。おもしろいことに、恋愛と好意の相関関係は、女性よりも男性のほうがより近くに感じているようです。つまり、女性は、恋愛と好意をキッパリと分類しているのに対して、男性のほうは、恋愛と好意のボーダーラインがいまひとつ曖昧な状態であるためこのような中途半端な状況に陥るのです。例えば、女性は二人の記念日などの特別な日はよく覚えています。恋愛と好意の分類すべき分岐点というものを明確にしているため恋愛はよりドラマチックな感動的な状況であってほしいと考えています。こういう理由から恋愛に対してはすごく意識のレベルが高くなっているので決して忘れることはありません。ところが悲しいことではありますが、男性はというと、好意の延長線上にあるのが恋愛と考えているために恋愛日というものがかなり曖昧になっており、意識レベルが低く、そういった理由からハッキリとは覚えてはいられないのです。
もしあなたが女性であるなら、特別な日を覚えていない男性には愛情がないとは考えないでください。決してそうではなく、愛に対する明確な切り分け方が下手なだけであるので大目に見てやってください。

2012年10月6日土曜日

刺激的な恋愛

人は刺激的な興奮状況におかれた場合、生理的な興奮と勘違いをして恋愛と錯覚することがあります。
例えば、あなたが銀行に行ったときに、銀行強盗に出くわしたとします。その時のあなたは刺激的な興奮状態になります。呼吸が速くなり、胸がドキドキして、口の中がカラカラに乾きます。つまり、スリルや恐怖を体験した結果、生理的な興奮を生じたといえます。恋愛感情における胸のときめきもこれと同じ生理的な興奮です。この興奮状態の時に、ステキな男性か女性に偶然めぐりあえれば、その人に一目ぼれすることになります。
このような刺激的な状況にめぐり合うことはほとんどありませんが、これに近いような刺激的な状況に巡り合った場合には、周囲に気を配ってお相手を探し出してください。ひょっとしたら、あなたに一目ぼれするステキな人がいるかもしれません。但し、少しだけ注意してください。冒頭に記載したとおり、相手は恋愛と錯覚しています。
錯覚が醒めないうちに、本当の恋愛にまでもっていけるような努力が必要であるということを。ちなみに、刺激的な興奮状態でお付き合いを始めたカップルが別れる確立は90パーセント以上あるということです。こういった理由から、刺激的な恋愛はお勧めではなく、ごく普通の恋愛の方をお勧めしたいと考えています。

2012年10月5日金曜日

自己開示

自分の心を他人に開くことを心理学では自己開示といいます。
人間関係における行動を考えてください。こちらが相手にたいして攻撃的な姿勢をとると、必ずといっていいほど相手も自己防御を行いながら攻撃的な姿勢をとります。これを恋愛にあてはめてください。こちらが友好的な姿勢をとることによって相手も友好的な姿勢をとるようになります。まずは自己開示を行って、こちらから信頼を得るような行動をしてください。そうすれば、おのずと相手も自己開示を行ってこちらの信頼を得ようとする行動をとるようになります。何だかむずかしくなりましたが、よーするに、恋愛をうまく成功させたいのなら、あなたから、自分自身についての話を相手に聞いてもらうことから始まって、相手から相手自身の話を聞けるような雰囲気を作り出すことが重要であるということです。このようにして、お互いの話をしあえるようになって、より理解が深まるという次第です。恥ずかしかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、などなどをいろいろ話すことによって自分自身を全てさらけ出してください。自分の気持ち、相手の気持ちをお互いに共有することで深い人間関係が生まれてきっといいことがあるでしょう。

2012年10月4日木曜日

セルフ・モニタリング

セルフ・モニタリングとは、自分自身の姿をいつもモニターで客観的に見るような方法で自己制御している人を示します。
相手によって、言動や行動がコロコロ変わるコロッケ男、コロッケ女。彼ら、彼女らは、節操がない人間と思われがちですが、こういった人は、今自分が誰と一緒で、どのように対処したらよいかということを、客観的にとらえて判断を行います。つまり、自分の要求や考えを優先して対処するのではなく、常に相手の主張を優先的に考えながら、自分と相手との関係における自分自身の立場を第一に考える人なのです。いわゆる八方美人的なタイプといえます。心理学では、このような人たちを「セルフ・モニタリング能力が高い人」といいます。また、みんなから好かれているように見えるけど、何を考えているのかサッパリわからない人、理解ができない人間だと思われています。でも、こういった人にも長所があります。他人が悲しんでいる時には自分も悲しんでいるようにみせるテクニックを持ち合わせていることです。
どちらかというと、人間味の欠けた人に思われますが、それでもまわりの人たちに協調して行動をとる姿には一種の尊敬の評価を与えたいと思います。

2012年10月3日水曜日

「J」という文字

自己中心型の人かどうかを見分ける方法があることをご存知でしょうか。
これは結構知っている方がいるかもしれませんが、ご存知でない方のために教えします。
まず、あなたが、見分けたい人にこういってください。自分自身でもかまいませんよ。
自分の額の真ん中に、おでこのあたりに「J」という文字を書いてください。
それでは、この「J」という文字は、自分の頭の中から見て正しい方向でかかれましたか。
はい、これで終わりです。
それでは回答を。
自分の頭の中から見て正しい方向で書いた人は自己中心型の人です。
自分の頭の中から見て正しくない方向で書いた人は人の目を気にするタイプの人です。他人との協調性を気にする人です。
さあ、どうでしたか。新しい発見ができましでしょうか。

2012年10月2日火曜日

ウソの見分け方

世の中にはウソをついても見破られない人がいます。しかし、普通の人間であれば必ずどこかにウソのしぐさが出てくるものです。そのしぐさについての五つのポイントをチェックすることができれば、ウソを見破ることができます。
一つ目は、ウソがバレそうになると、表情や身体に何かしら変化があらわれます。顔の表情筋の一部がピクリと反応したり、いつもと違うしぐさをします。
二つ目は、ことばと表情、表情と身体、ことばと身体の一連の動作にスムーズさを欠いてしまうことがあります。たとえば、笑顔で話しをしていても体に力がはいっている状況を指します。
三つ目は、話し方に不自然さが見受けられる状況です。例えば、話しの内容がやたらと途切れるようであったり、急に早口になったり、言い直しがやたらと目立つようになったりして、通常の会話のスピードや話しの調子に変化が見受けられたりなどです。
四つ目は、瞬きの回数がいつもとは違い多くなったり、少なくなったりします。いわゆる緊張状態にあるかどうかで瞬きの回数に変化が現れたりします。
五つ目は、視線が不自然ではないかどうかです。すぐに目をそらすのは怪しい行為です。反対に必要以上にみつめると、怪しさを隠す行為にも考えられます。また、目のそらし方ですが、左上にそらす場合は、ウソの確立が高く、右上にそらす場合は、本当の確立が高いです。

2012年10月1日月曜日

人間のタイプ

人の価値観や人生観は、何に価値を置くかで人生が変わってきます。
シュプランガーは、人間の価値観の違いを大きく6つに分類をしました。
ひとつめは、「理論型」。これは、あらゆるものごとを合理的、客観的に判断することによって論理的な考察や真理の探究に価値を求めるタイプです。二つ目は、「経済型」です。これは、物事を損得によって計算し、金銭や財産に価値を追求します。特に財テクなどによる財産の増大に興味を持っています。三つ目は、「審美型」です。これは、あらるゆ美しいものに興味を持ち、美にたいして愛や享楽を追及するタイプです。いわゆる芸術肌と呼ばれる人たちです。このタイプは経済概念に乏しい人や現実社会を直視できない人たちに多く見受けられます。四つ目は、「社会型」。これは、友人や仲間をこよなく愛し、みんなと一緒になって運命共同体を求めて生きようと考えます。また、社会的な問題に大いに興味を持ち、自己利益より仲間の利益を優先して協調路線を歩むことが重要であると考えています。五つ目は、「権力型」。これは、常時他人を支配下に置き、自分が常に人の上にいなければいけないという欲求を持ちます。また、より強大な権力を持つ人にたいしては、服従しようとする傾向も持ち合わせています。最後の六つ目は、「宗教型」。これは、人生に最高の価値を求めようとします。いわゆる世俗を超えた仙人のような生き方を実践するする人です。
自分がどのような価値観を重視しているかを、上の6つのタイプにあてはめて自己検証をしてみてはおもしろいのではないでしょうか。きっと、生き方の道しるべがみつかるかもしれません。

2012年9月30日日曜日

自己主張の道具

人は、自分自身を主張するために、もっとも身近な自分の持ち物で表現をします。
例えば、女性であれば、ファッションやアクセサリーがこれに当たります。有名ブランド品のおしゃれな服を着て、その服にふさわしいアクセサリーを身に着けます。そうすることで、自分自身がそのファッションに見合った人間であるかのように表現を行うのです。心理学者のフロイトはこれを「同一視」と呼んでいます。これは品物によって自分自身を高めていこうとする行為であるといえます。不思議なことに、身に着けたファッションにひっぱられるように自然とそのファッションにふさわしい言動、行動をとるようになってくるのです。
男性の場合はどうかというと、裕福さを表現するために、住所を高級住宅街に移してプライドを高めることが一番なのですが、現実的にはなかなか難しいこともあり、手っ取り早く自己主張をおこなうことができる持ち物である車で表現を行います。スポーティさを表現するなら、カッコイイスポーツカーを、裕福さを表現するなら外車や高価な国産車を所有します。スポーツマンやお金持ちになった気分が味わえるのでしょう。
これらからわかるように、人の持ち物を見れば、ある程度の趣味、嗜好性、人間性、価値観などがわかるのではないでしょうか。
あなたも、自己主張するなら、それに見合った持ち物を持ち、それなりの言動をおこなうことで、できるだけ自分を高いところにもっていけるように人になってください。

2012年9月29日土曜日

目線

人は、人を評価判断する場合に相手に目線を向けます。この目線の動きから、今、自分自身がどのように評価を受けているかを推測することができます。
就職での面接官の目線をしっかりと観察してみてください。きっとおもしろいことが発見できます。
例えば、面接官に面接を受けた時に、あなたに目線を合わせ、いろいろな質問をしてきます。ある程度のやりとりをして一段落した後にしっかりと目線を追ってみてください。左右に目線を移動させるなら、ちょっと興味が少ないときのサイン、上下に移動させてあなたを覗き込むように観察するようであるなら、きっとあなたに興味を持ち始めたサインです。あなたの情報を記載された書類を見ながら話しをすすめるようなら、全く興味がないサインです。どうですか。一度でも面接を受けた方なら、いままでの面接時の状況を今一度思い出してください。きっとおもいあたるようなことがあるかと推量できます。
人は興味をもてない人を観察する場合には、自然と目線をはずすような動きをしますが、少しでも興味がわくとその人をジックリと観察したい想いにとらわれて、自然と頭の先から足の先までジックリとチェック観察を行うといった行動にでます。
恋人相手の場合もこれと同じような状態になります。付き合った最初のころは、目線をじっと正面において、相手の目線がはずれたときに、上下に目線を移動したりして観察をはじめます。また、そろそろお付き合いがめんどくさくなってきた頃には、ほとんど目線を合わせなくなってきます。こうなっては手遅れなので、思い当たる方には早めの対応をお勧めいたします。

2012年9月28日金曜日

パーソナル・スペース

パーソナル・スペースとは、自分の身体の周辺の空間のこと。他の人に侵されたくない自分だけの空間のことを言います。
人は誰でも、自分のパーソナル・スペースというものがあります。これを他人に侵されるとけっこう不愉快な気分になります。
例えば、ガラガラに空いている電車の中で、他に座る場所がいっぱいあるにもかかわらず、わざと先座している人の隣に座ってみます。おもしろいことに、しばらくすると、先座している人は、その席を立って他の場所に移動します。あとから来て座ったのは自分なので、その人がわざわざ席を移動する必要がないのに、ほとんどの人はそうします。これは、自分のパーソナル・スペースに侵入者が訪れたことがイヤなために対処した行動です。また、これとは反対に、他人のパーソナル・スペースに自分が侵入することも抵抗があります。例えば、狭い路上で何人かが輪になって立ち話をしているところへどうしてもその輪の中を通らなければ向こうへ行けない状況であるとしましょう。こういう時には、たいがいの人は心の中でイヤな想いをします。それほどパーソナル・スペースというものは大切なものであります。
パーソナル・スペースを念頭に置き、相手の心の動きを的確に読み込み、如何にしてうまく侵入できるかによってがあなたの未来がきまることになるでしょう。

2012年9月27日木曜日

対人距離

対人距離とは、人と人が相対しているときの距離の間隔のことを言います。ちなにみ、接触していれば対人距離はゼロということになります。
おもしろいことに、この対人距離は男性と女性とでは全然異なります。男性は遠いが、女性は近いといわれております。例えば、男性同士の場合、久しぶりに友達とバッタリ出会ったときには「やあ元気にしている」といったように手を上げて挨拶する程度でありますが、女性同士の場合は、「わあ、ひさしぶりね、いままでどうしていたの」といって手をとりあったり、互いに抱きついたりしての挨拶をします。日本人は非接触文化といっても、女性同士では結構接触している光景を見かけます。
また、年齢によっても対人距離が変わる様です。男女の関係でみると、30歳くらいまでは男性のほうが積極的に女性の身体を触ろうとしますが、30歳くらいを越えると女性のほうが積極的に男性の身体を触ろうとするといわれています。もちろん、個人差はあるかと思いますが、一般的に若い女性はあまり男性の身体には触ろうとしないようです。

2012年9月26日水曜日

接触要求

ボディ・ランゲージのひとつで、身体に触れるという行為についてどのような役割を果たして行くのでしょうか。広く世界を見渡してみましょう。接触文化を持つラテン系のメキシコ人やイタリア人、アメリカ人を見てください。彼らは、初対面の人でも、対人距離が近いため遠慮なく話し相手に近ずいて、親愛の情を相手に伝えます。いわゆる相手のパーソナル・スペースに入り込みながらコミュニケーションをとることで自分の情熱を伝えるという一種の慣例を親から子へと伝えられているからです。これを一言でいうと文化圏の違いといわれる人もおりますが、そうではありません。触れられるというコミュニケーションに慣れているからです。反対に、非接触文化を持つ日本人の場合、触れられる、触れるという行為に慣れていなからにほかなりません。
親しい人、好意を持つ相手に対して、触れ合いたいという欲求はだれしもが持つものです。それが、日本人の場合は、理性という足かせによって、それはいけない行為であるといった考えだと思っています。でも、お酒やアルコール類によって、その足かせがはずれて、やたらと接触したがる人や、何度も握手を求めたり、肩をくんで合唱する人、ひどいことになると、抱きつくような行為をする人まで出てきます。こういった行為は、接触要求のバランスを取っているということにほかありません。
何事もバランスが重要であるということから、アルコールといったアイテムを使用してこのような行為を行っていると考えられます。

2012年9月25日火曜日

お勧めのボディ・ランゲージ

世の中には不思議な光景をよく目の当たりにしています。
一見、見栄えのよろしくない男性ではありますが、信じられないくらいに美しいプロポーションをお持ちになった女性が寄り添うようにしてその男性の横にいらっしゃいます。いわゆる、やたらと女性に好かれる男性のことです。
どのようにしたら彼のようになれるのか。それは、彼の決め手のひとつであるボディー・ランゲージの使い方がうまいからにほかならないのです。では、どのようにすれば彼みたいに人に好かれるのでしょうか。
第一に、視線を合わせることです。好意を持っている異性に対しては、少し長めに視線を合わせるようにします。そうすることで、相手はこちらを意識するようになります。
第二に、相手のパーソナル・スペースにさりげなく入り込むのです。身体を直接触れるのではなく、例えば、隣に座ったときに肩を寄せるようにして話すのです。声の調子、高低、何気ないジェスチャーを使っての雰囲気作りが重要なポイントです。ただし、注意しなければいけないことは、無理に近ずこうとしてはいけません。さりげなく自然と近ずくのです。そして、相手がこちらに関心がないと判断すれば、潔く引き下がるのです。この潔い引き際ももうひとつのキーポイントです。ほかにもいろいろとキーポイントがありますが、大切なことは相手の気持ちになって考えることです。そうすることでポイントをたくさん稼げる人になることができます。
さあ、ポイント稼ぎの旅に出かけましょう。

2012年9月24日月曜日

イヤな顔は自然と現れる

世のなかには嫌いな人、苦手な人、話しても退屈な人、いろいろな人たちがいます。
できれば苦手に思っている人に接しないにことに越したことはありません。でも、社会人ならそういう人たちでも、仕事の相手となれば話は別です。イヤでも話をしなければいけません。あからさまにに、イヤな顔もできないなが、そうかといって笑顔で接することはなかなか難しいことです。感情のある人間には嫌いな人と話すときに、まったくイヤな表情をしないでいるということは相当困難な事柄です。
一度、嫌いな人に会ったときの自分の表情をビデオ撮影して自分自身をよく観察をしてみるとわかりますが、一瞬ではあるが、イヤな表情を必ずしていることがわかります。人はすぐに表情を変えるので、そのときの一瞬の表情を0.4秒以内に変えれば相手にはわかりません。人は相手の表情を読み取るのに0.4秒以上の時間がかかるのです。自分では相手に表情を隠しているつもりであっても、往々にバレていることがあります。
これも、ノンバーバル・コミュニケーションのひとつですから、意識的に相手を注意深く観察することでわかるようになります。
反対に、好きな人、話しやすい人、尊敬している人と話しをする場合は、自然とキラキラとした表情を打ち出してしまうものです。こちらの場合は、心の赴くままの表情をしていますので、美しく感じられます。
苦手な人と話す場合には、尊敬している人の顔を思い浮かべて、その人と話しをしているように一種の自己暗示をかけることにより、イヤな表情を出さないようにする方法もあります。
イヤな顔を一瞬で変えるより、イヤな顔を出さない努力の方がすばらしいことではないかと考えていますが、みなさんなら、どちらを選ばれますか。

2012年9月23日日曜日

ノンバーバル・コミュニケーション

ノンバーバル・コミュニケーションとは、言葉以外での意思表示、伝達手段のことで、大分類すると次の四つに分類できます。
一つ目は、「パラ・ランゲージ」です。これは、声の大きさや、スピード、テンポを使って相手に伝達する方法です。
同じ話しの内容であっても、自信をもって大きな声で話すのと、ボソボソと小さな声で話すのとでは、相手に対しての伝わり方が違ってきます。
二つ目は、「ボディ・ランゲージ」です。これは、身体全体を使って表情やジェスチャーによって相手に伝達する方法です。「アイ・コンタクト」もこの分類にあてはまります。
三つ目は、「パーソナル・スペース」です。これは、お互いの立ち位置の距離と相対する顔の角度を適度な位置で伝達する方法です。話しをするには近過ぎず、遠すぎずといったことです。
四つ目は、「セルフ・プレゼンテーション」です。これは、身に着けたものによって自己主張を伝達する方法です。お気に入りのブランド品で身を着飾ったりすることで、アイデンティティを表現することにあたります。
このように、人は、自分の意思や主張を直接言葉で表現するだけではなく、いろいろな形で表現しようとしています。これらを総称してノンバーバル・コミュニケーションと呼んでいます。
自分のまわりの人たちをすこし観察してみてください。きっと、新たな発見をすることができるのではないでしょうか。

2012年9月22日土曜日

手のひらで信頼度を判断

みなさんはあまり知らないかもしれませんが、手のひらを見せる、見せないで、相手に対する信頼度が大きいかそうでないかを判断することができます。
あなたは、今まで自分の手のひらを人に見せたことはありますか。どうでしょうか。おそらく、占いコーナーで占い師に見せたことくらいしか思い当たらないのではないでしょうか。
たとえば、こんな話しを聞いたことがありませんか。家で飼っているワンちゃんがおなかをみせてゆったりとくつろいで、うたた寝なんかしているところを飼い主がおなかをさすってやったりしてコミュニケーションをはかっていたりしていたりするところを。これは、ワンちゃんが飼い主に絶大なる信頼があるからこそできることです。
ワンちゃんはおなかですが、人は手のひらがこれにあたります。
不思議なことですが、人は相手が家族や親しい友人でなければ、自分の手のひらを決して見せないものなんです。もしも、相手がそれぼど親しくしていないのに、あなたに手のひらを見せるようであるなら、それは、相手があなたに対して好意を抱いている証拠です。あなたに対して、自分が思っている以上に信頼を寄せているはずです。ひょっとしたら、好意以上のものを持たれているかもしれません。
さらに、手のひらを見せてもらえて、手のひらに触れさせてもらえるのなら、相手の信頼度は、もっと深いものになっていくことに間違いありません。
一度、手相観を習ったので、観てあげましょうとかいって、信頼度をお互いに深めあってはいかがでしょうか。

2012年9月21日金曜日

筆跡から性格判断

あの人の筆跡は達筆であるが、この人の筆跡はまるでミミズが這った跡のように見える。といったような論評をどこかで聞いたことがありませんか。人の筆跡には人間の性格やその時の心理状態が明確に刻まれます。もちろん、あわてて書いたり、普段使わないような漢字を書いたり、不慣れな筆記用具を使ったりすれば、いつもとは違った文字になることもあるでしょう。しかし基本的には、筆跡というものはそんなに変わるものではないことを憶えておいてください。
最近では、パソコン、スマートフォンなどからの文字入力があたりまえになっているため、なかなか肉筆の文字を見る機会がありません。書く文字には、書いた人間の性格が現れますので、相手の性格を推し量る機会が減少していることは誠にもって残念で仕方ありません。
それでは、この筆跡とはいったい何なのかを考えていきたいと思います。
これは、文字の大きさ、形状、形態、筆圧、方向、速度、連続性、秩序などなど、いろいろなところから総合的に判断していきます。
肉太で大きく、ささっと速く書かれた文字は、外交的で活発な正確を現します。
筆圧が弱く、規則的な小さく書かれた文字は、デリケートで神経質な性格を現します。
角張ってがっちりしたした形態で書かれた文字は、知的で、秩序を好む律儀的な性格を現します。
続き文字や、省略文字が多く、のびのびとした感じで書かれた文字は、教養があり、適応性に富んだ性格を現します。
これらが全て当てはまるわけではありませんが、文字にはその人の経験や知性、感性、性格が出てきますので、ある程度は判断できるといっても過言ではありません。
一度、あなたの想い人の肉筆を覗いてみてはいかがでしょうか。

2012年9月20日木曜日

体型から性格判断

痩せている人は、なんとなく神経質で冷たい感じがするのに対し、ポッチャリした人は、温かく親しみやすい感じがするような印象はありませんか。
体型と気質の相関関係を性格類型論により分類された有名なクレッチマーの三類型を例にあげます。
最初に、人間の体型が細い「やせ型」、この特徴は主にもの静かで貴族的、非社交的、神経質的、他人にたいして冷遇する傾向があります。
次に丸みをおびたふくよかな「肥満型」、この特徴は主に親切かつ社交的、他人にたいして親しみを感じさせる開放的な性格を持ち合わせるが、一部では気分的な傾向があります。
、最後にがっちりとした「闘志型」、この特徴は、主に律儀でかたくなで融通がきかない頭でっかちな性格を持つという傾向があります。
大分類としての特徴であるので、実際にはこれらの混合型、中間型が多くを占めています。
これらの情報を頭の片隅にでもおいて、話しをする相手を観察すると、案外とおもしろいことが発見できるかもしれません。

2012年9月19日水曜日

初めて人に会うときの言葉

初対面の人との間でかわす言葉は、声から受ける印象が重要なことのひとつです。
声の大きさ、音色、高さ、音質、音の強弱等です。
たとえば、キンキン声、ドラ声、しわがれ声、弱々しい小さな声、恫喝声などは、相手に良い印象を与えません。
声の質には、その時の精神的状態、緊張状態、リラックス状態、自信や自己意識が顕著に現れます。
自声というものは、変えることができませんが、たとえ良い声でなくとも、相手に対して、ハッキリと明確に言葉の発音を心がけて、相手に聞き取りやすいように話すことにより印象が良くなります。
何事も相手に対して、心を開くような感覚で言葉を話すこと、これが重要であることは間違いありません。
例えば、初めての人に会う約束をしていて、約束の場所へ向かう時のことを考えてみましょう。
約束の時間ギリギリになって、あわてて走って待ち合わせ場所へ行って挨拶をかわす場合と、余裕をもって待ち合わせ場所へ行き、挨拶をする場合と、そのときの話す言葉はどうでしょうか。やはり余裕をもって挨拶する場合の方が、言葉に余裕を感じませんか。
同じ言葉、内容であっても、その時の精神状態が現れますので、できるだけ、リラックスした自分の状態を維持できるよう心がけてください。

2012年9月18日火曜日

初めて人に会うときの服装

人間関係において、もっとも重要なことは、人に会うときの服装です。
「人は見かけで判断してはいけません」と、よく言われますが、これは、まったく言葉のとおりでありますが、しかし、初めて会う人に対して、たとえ、すばらしい人であっても良識をおきざりにした服装で会ってはいけません。
相手に与える印象が違ってきます。決して良い印象を与えることができません。昔の人は言いました。「馬子にも衣装」ということわざです。これは、みすぼらしい服装で貧しいお仕事をしている人に、きれいな服装を着させると、服装にあったようなすばらしいお仕事をしているように見えるといった意味であります。
人の印象は服装で見方が全然変わってきます。特に女性の場合には、お化粧、香水、アクセサリー、髪型、ハイヒール等によって、印象が左右されます。良い印象を相手に与えるキーポイントは、何事もハデ過ぎず、ホドホドにさりげなく相手の期待に合わせるようなコーディネイトが好まれます。また、それによって、自分自身に自信が持てるような外見作りを心がけるようにすれば、間違いがないでしょう。
このように、初対面の人に対して、第一印象ををすばらしく演出することができれば、あなたに対する評価印象が相手の心の中に、すばらしい人という情報を確実にインプットしてもらえるでしょう。
この情報は、よっぽどヘマな印象を与えない限り、生涯変更されることはないでしょう。

2012年9月17日月曜日

より良い第一印象の作り方

対人関係における第一印象は、とてつもなく重要なもののひとつです。
最初の印象が悪いと、それだけで評価が低くなり、次回のアプローチさえ敬遠されてしまいます。
それとは反対に、最初の印象が良いと、以降で少々の失敗があったとしても、笑い話の種としてアッサリと受け入れてもらえます。
第一印象はさまざまな要因からつくられますが、そのひとつに「事前情報の効果」というものがあります。これは、会う前から事前に印象がつくられているということです。
事前にうわさなどを聞いていた場合、会う前から何らかのイメージが形成されているといえるでしょう。
例えば、友達に、自分の彼女は、すごく美人でやさしく、頭もよく、スタイル抜群で、人から好かれるタイプの女性でといった情報を前もって教えて、それから自分の彼女を紹介してください。後で、友達に彼女の第一印象を聞くと、不思議なことに、必ずといっていいほど、第一印象はよかったと答えるはずです。
友達から彼または、彼女を紹介してもらう場合、この方法が一番効果がありますので、ぜひためしてください。
きっと、満足いく結果に至るでしょう。

2012年9月16日日曜日

声の高低、話し方のスピード

シェラーは、モーグ・シンセサイザーという機械を使って、音の高低レベルとバリエーション、振幅レベルとバリエーション、テンポを変更した音色をつくって音と感情の関係を調べる実験を行いました。
被験者にいろいろな音を聞かせて、どんな感情に似ているかという対応実験です。
その結果、次のことがわかりました。
特に音の高低のバリエーションとテンポが感情に関連しており、早いテンポは、興味、恐怖、幸福、怒り、驚きに対応することがわかりました。
呼吸と感情の間に強い関係があるなら、音声による感情の表現は顔の表情と同じようにもって生まれたものではないかと考えたのです。人は怒るときは、声がおおきくなり、早口でまくしたてるものです。反対に、気分がよく気持ちがゆったりしているときには、話し方もゆったりしてしまいます。これは、意図的にそのようにするのではなく、自然とそのようになるものです。無意識のうちに自分の感情が話し方に影響を及ぼし、相手に感情を伝達するものです。
話し相手をじっくりと観察してください。相手の話し方によって、今、どんな心理状態で話しているか、どういう気持ちで話しをしているかが、わかってきます。

2012年9月15日土曜日

相手の好意を見抜く方法

相手が自分に対して、本当に好意をもっているか、そうでないかを判断する方法として、大きく分けて3つの基準があります。
まず最初に相手の表情をごらんください。顔の表情で感情や熱い思い入れを判断します。相手の気持ちを観察するにあたり、もっとも重要な事です。人と人との関係が自然と表情に現れるということから、これを判断基準の50パーセントくらいの重みがあると考えてください。
次に、大事なことは、相手の話し方です。話し方は、相手の感情によって微妙に変化が現れます。例えば、声の高低、話すスピードの早遅、声の震えや調子、話すときの動作などから感情を読み取ることができます。これを判断基準の40パーセントくらいの重みと考えてください。
最後は、言葉の内容です。人は好意を持っている言葉をあなたに伝えようとします。しかし、言葉自身には、自分が思っているほど感情を伝える力は持っていません。これは判断基準の10パーセントくらいで考えてください。
つまり、人は相手と向き合って、最初に表情をつくり、その次に話す言葉を考えてから話します。しかし、通常一般の人は話し方の調整をしながら話すという話術は、政治家の大先生みたいにはできないものです。
政治家は、自分の意思を相手に見破られないよう訓練するからです。
あなたの相手が政治家でない限り、この判断基準を行使することができます。
もし、お相手が政治家の先生であれば、この判断基準を使わないほうが賢明です。

2012年9月14日金曜日

コミュニケーションと心理状態

ダーウィンは、人は悲しいときに頭を下げ、怖い時に身震いをすると述べています。
心理学者アイザードは、人の頭の位置に着目し、頭の位置が感情と関連すると述べています。
例えば、興味を示す対象がある場合、興味の対象の方向に顔が向き、軽蔑や侮蔑を示す場合、顔を上にあげ、恥辱や屈辱を示す場合、顔を下にさげます。
この人の頭の位置が感情に関連するかという実験をブルが行いました。
被験者に雑種多様な話を聞かせて身体の動きを観察するといった実験です。
結果は次のとおりです。
興味を示す話を聞いているときは、上体を前のほうに傾けて聞き、興味のない話を聞いているときは、頭を下げたり、上体を反らしたり、頭を左右のどちらかに傾けたり、足を伸ばしたりしました。
おもしろい話を聞いているときよりも、悲しい話を聞いているときのほうが、頭を下に向ける時間が長いこともわかりました。
このことから、コミュニケーション時における、話の内容について、今自分自身の心理状態がどのように感じているかを非言語的な信号を無意識のうちに姿勢で送っているといえます。
あなたが女性の場合、デートで話をしている時の彼の頭の動きや姿勢に注目してください。何か新しい発見ができるかもしれません。
あなたが男性の場合、会議に出席している他のメンバーの頭の動きや姿勢に注目してください。思わぬ発見ができるかもしれません。

2012年9月13日木曜日

声と心理状態

自分に自信を持っている人やプライドを高く持っている人は、いつも胸を張って堂々と大きな声で発言します。
それとは反対に、自分に自信のない人や、プライド意識の低い人は、なぜかいつも下を向いて人と視線を合わさないように小さな声で発言します。これは、そのときの心理状態が声となってあらわれるからです。
人間とは不思議なもので、無理ヤリ胸を張って堂々と構えると、自然と声も堂々たる大きなものに変わって来て、まわりから見る目も、良い方に評価も上がります。一方、せっかく良いことを言っても、下を向いた姿勢で人と視線を合わさずに小さな声で話していると、何だこの人はまともにしゃべれないのかといったように、発言内容よりも、声の大小で評価されることがあります。これらのように、声ひとつで、その人の評価につなげますので、大きな声で発言することで、発言内容が多少良くなかったとしても、相手に対する印象評価が高くなることは間違いないでしょう。
興味深いことに、大きな声を続けることにより、良い心理状態に変わって来るということです。
例えば、車を販売するセールスマンを考えて下さい。大きな声で話す人と、ボソボソと小さな声で話す人と、どうです、やっぱり、堂々と大きな声で車をセールスしてくれる人の方が、安心して契約をまかせることがでるでしょう。
これからは、あなたが落ち込んだときや、つらいことがあったときなどの心理状態が悪いときには、背筋を伸ばして堂々として、大きく口を開けて大きな声を出するこで、いち早く悪い状態から、良い状態へと変わって下さい。

2012年9月12日水曜日

姿勢と心理状態

自分に自信を持っている人やプライドを高く持っている人は、いつも胸を張って堂々と歩いています。
それとは反対に、自分に自信のない人や、プライド意識の低い人は、なぜかいつも下を向いて人と視線を合わさないよう姿勢で歩いています。これは、そのときの心理状態が姿勢となってあらわれるからです。
人間とは不思議なもので、無理ヤリ胸を張って堂々と構えると、言動も自然と堂々たるものに変わって来て、まわりから見る目も、良い方に評価も上がります。一方、せっかく良いことを言っても、下を向いた姿勢で人と視線を合わさずにいると、何だこの人はまともにしゃべれないのかといったように、発言内容よりも、姿勢で評価されることがあります。これらのように、姿勢ひとつで、その人の評価につなげますので、良い姿勢で発言することで、発言内容が多少良くなかったとしても、相手に対する印象評価が高くなることは間違いないでしょう。
興味深いことに、良い姿勢を続けることにより、良い心理状態に変わって来るということです。
例えば、車を販売するセールスマンを考えて下さい。まっすぐ背筋を伸ばして話す人と、背中が丸くなった状態で話す人と、どうです、やっぱり、堂々と車をセールスしてくれる人の方が、安心して契約をまかせることがでるでしょう。
これからは、あなたが落ち込んだときや、つらいことがあったときなどの心理状態が悪いときには、背筋を伸ばして堂々とするこで、いち早く悪い状態から、良い状態へと変わって下さい。

2012年9月11日火曜日

左右の顔は対称でない

人間の顔は左右対称に見えますが、完全に対称というわけではありません。
鏡の前で自分の顔を見つめてください。微妙に違うことがわかります。それと同じように感情の表出というものも顔の左右で微妙に違うのです。
女性の写真を撮るときに左側の顔を撮れば、きれいに写るよって聞いたことありませんか。
そうなんです。人間の表情に情動が強く現れるのが左側なのです。
これをザッカイムとグールという心理学者が次の実験を行って証明を行いました。
まず、被験者に五つの基本情動(驚き、嫌悪、怒り、悲しみ、恐怖)を顔面で作ってもらい写真を撮ります。
次に、できあがった写真を、真ん中で二分し、それぞれの半分の写真を鏡に写して合成写真を撮ります。
最終的には、オリジナル写真が1枚、左側合成写真が一枚、右側合成写真が一枚の三パターンの表情ができあがります。この三つの表情を比較した場合に、左側合成写真が明らかに表情が強く感じられました。
それは、誰が見ても左が強いと判断できるくらい明確な差がありました。
これからは、写真を撮る場合は必ず左側の顔を撮るようにして、あなたの一番よい感情を出せるようにしましょう。

2012年9月10日月曜日

人間の基本的な表情

人間の表情は、顔のどの部位によって表されるのでしょうか。
エクマンとフリーセンは、顔を三つの部位に分類して感情の表出を分析する実験を行いました。
ひとつは、顔の上部(額・眉毛)、二つ目は顔の中部(まぶた・目・鼻のつけ根)、三つ目は顔の下部(鼻・頬・口・顎)です。
人間の6つの基本感情をあてはめると以下のとおりです。
①「驚き」は、顔全体に現れます。眉毛は曲がってつりあがり、額に横しわができ、目は大きく開き、口が開いた状態になります。
②「恐怖」は、上部は驚きに近い状態になりますが、顔全体に情動は現れません。
③「嫌悪」は、顔の下部と下まぶたに現れます。上唇があがり、鼻にしわがより、額はひきつります。
④「怒り」は、三つの主要部分に現れます。眉毛がさがり、間に縦しわが寄り、目は一点を凝視し、鼻孔を膨らませ、唇は真一文字にしっかりと閉じるか、さけんでいるかのように開かれるかのどちらかになります。
⑤「幸福」は、顔の下部と下まぶたに現れます。唇の両端が後ろに引っ張られて、鼻から唇の両端までしわができます。
⑥「悲しみ」は、顔全体に現れます。眉毛は内側につりあがり互いに寄り、下まぶたも上がったように見え、唇の両端は下がるか、震えているかのように見えます。
これらに見えるように、人間の感情表現には一定の法則があると考えられます。
これらの法則を覚えることによって、相手が今どのような感情をもっているかかを的確に判断して、それに対処してください。

2012年9月9日日曜日

瞳孔の拡大

瞳孔は、一般的には光の量に反応して、明るいところなら小さくなり、反対に暗いところなら大きく開きます。ところが不思議なことに、人間の感情によって大きさが変わるということがあるのです。瞳孔は感情に反応することがわかりました。
ヘスとポルトという心理学者が被験者に一連の写真を見せて瞳孔の拡大状態を記録するという実験を行いました。
すると、男性は、女性のヌード写真を見たときに瞳孔が拡大し、女性は、男性のヌードや母子の写真を見たときに瞳孔が拡大したのです。これからわかるように、得に興味を引くような写真を見た場合に瞳孔が拡大することがわかりました。
また、ヘスは男性被験者のみに、二枚の女性の顔写真を見せました。二枚の写真は同一人物ですが、一枚は
瞳孔が拡大した写真で、もう一枚は瞳孔が収縮したように画像修正したものです。
この実験によれば、瞳孔が拡大した写真の女性のほうを「柔和」、「女性的」、「かわいらしい」という印象を受け取り、瞳孔が縮小した写真の女性のほうを「固い」、「利己的」、「冷たい」というように判断したのです。
これは、男性が写真の女性が自分に好意を寄せていると感じたために瞳孔が拡大した女性のほうに、より魅力を感じたのではないかとヘスは解釈したのです。
余談ではありますが、男性被験者は写真の女性がまったく同一の人物であることには気がついていないとのことでした。
これからは、相手の瞳をじっと見つめて瞳孔を観察することによって、あたたに向けられる興味の度合いを測ることができますね。

2012年9月8日土曜日

アイコンタクト

アイコンタクトは人間関係においてもっとも重要な会話の手段の一つです。
会話をしているとき相手の目を見ている時間は約61%で、一回に相手の目を見続ける時間の平均は約3秒です。そして、二人の目が合う時間は約1%で平均すると約1秒です。
不思議なことですが、男女で会話しているときに目が合った場合には、たいてい女性の方から先に目をそらすという傾向があります。
男性は、特定の女性から見つめられれば、見つめられるほど、その女性に対して好意を抱くという実験結果があります。しかし、女性はどうかというと、特定の男性から何回も見られたからといって、好意を抱くとこはないようです。
あなたが女性であるなら、好きな男性を見つめることが、恋人を手に入れる第一歩となるでしょう。
あなたが男性であるなら、好きな女性を見つめれば、ストーカー扱いされ残念な結果となるでしょう。
全般的に、アイコンタクトの多い方は知的で能力があり、行動力があるように受け止められて好意をもたれることがあります。反対に、すぐに目をそらす人は神経質的で弱気な印象を相手に与えるようです。
たとえば、サングラスをかけた人と会話をする場合、アイコンタクトがとれないため、自然とその人は信用できない人といった印象を持たれます。いかに人間は目を見て話をして相手の信用度を判断しているのかがわかります。
アイコンタクトで相手の信用度を確かめる指針にしてはいかがでしょうか。

2012年9月7日金曜日

人の視線

じっと人を凝視する行為について、キンブルとオルスゼウスキーという学者が次の実験を行いました。
三種類の台本(好意・怒り・中性)をビデオカメラの前で読んでもらいます。その時の被験者の半数の人にはあまり感情をこめないように指示し、もう半数の人にはできるだけ感情を込めるように指示しました。
実験の結果、感情を込めて読んでもらったグループの方が、カメラを凝視する時間が明らかに長かったのです。
このことから、人は感情を込める時、凝視するということがわかりました。また、凝視している人が感情的であるということもわかりました。
また、悲しみの表情は、視線が下にむくほど悲しく見えます。
微笑みの表情は、凝視の度合いが強ければ強いほど好意的に見えます。
怒りの表情は、真っ直ぐな視線が向くほど強い怒りが感じられます。
これらの実験の結果を元に、恋愛感情の伝達を行う場合、視線を下に向けたままで「愛している」というよりも、相手の目をじっとみつめながら「愛している」というほうが、あなたの熱い思いが伝わりやすいでしょう。
顔の表情が感情の種類を表しているのに対して、見つめるという行為は感情の強弱を表しているといえるのではないでしょうか。

2012年9月6日木曜日

心理動作の探求について

人間とは、不思議な生き物です。表情や言葉の裏には、いろいろ隠そうとしていても、本人の知らないうちに心の動きが動作となってにじみ出てくるものなのです。
たとえば、心のなかでは、嫌っている人や一緒にいてもつまらない人に対しては、無意識のうちにその人を避けようとしたり、視線を合わさないような動作をしてしまいます。
また、逆に好意がもてる人や、一緒にいて楽しく感じさせる人に対しては、好意を伝えようとして、熱いまなざしを送ることがたびたびあります。
動物の世界では、相手を見るという行為自体が、攻撃を行うということを意味しており、これを人間の世界にあてはめると、目を合わせないような行為を行うことによって自分は無害であなたにとっては敵ではありませんよということを相手に伝達しようとする合図を送ります。
電車の中で酔っ払って他人に対して迷惑行為を行っている人なんかを見ると、普通は視線を逸らせて、自分には関係がないので係わり合いにはなりたくないといった行為をとるのではないでしょうか。
その時、相手に視線を合わすこととなれば、相手に不快感を感じさせ、敵意を引き起こして、自分に攻撃の手を伸ばして来るからです。
このように、人間とは知らず知らずの動作のうちに秘められた本当の心の動作を読み取り、これを理解することができるなら、仕事や恋愛などに役立ててることができるのではないでしょうか。
ちょっとした、人間の心理動作を探求していくことにしましょう。