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2012年9月30日日曜日

自己主張の道具

人は、自分自身を主張するために、もっとも身近な自分の持ち物で表現をします。
例えば、女性であれば、ファッションやアクセサリーがこれに当たります。有名ブランド品のおしゃれな服を着て、その服にふさわしいアクセサリーを身に着けます。そうすることで、自分自身がそのファッションに見合った人間であるかのように表現を行うのです。心理学者のフロイトはこれを「同一視」と呼んでいます。これは品物によって自分自身を高めていこうとする行為であるといえます。不思議なことに、身に着けたファッションにひっぱられるように自然とそのファッションにふさわしい言動、行動をとるようになってくるのです。
男性の場合はどうかというと、裕福さを表現するために、住所を高級住宅街に移してプライドを高めることが一番なのですが、現実的にはなかなか難しいこともあり、手っ取り早く自己主張をおこなうことができる持ち物である車で表現を行います。スポーティさを表現するなら、カッコイイスポーツカーを、裕福さを表現するなら外車や高価な国産車を所有します。スポーツマンやお金持ちになった気分が味わえるのでしょう。
これらからわかるように、人の持ち物を見れば、ある程度の趣味、嗜好性、人間性、価値観などがわかるのではないでしょうか。
あなたも、自己主張するなら、それに見合った持ち物を持ち、それなりの言動をおこなうことで、できるだけ自分を高いところにもっていけるように人になってください。

2012年9月29日土曜日

目線

人は、人を評価判断する場合に相手に目線を向けます。この目線の動きから、今、自分自身がどのように評価を受けているかを推測することができます。
就職での面接官の目線をしっかりと観察してみてください。きっとおもしろいことが発見できます。
例えば、面接官に面接を受けた時に、あなたに目線を合わせ、いろいろな質問をしてきます。ある程度のやりとりをして一段落した後にしっかりと目線を追ってみてください。左右に目線を移動させるなら、ちょっと興味が少ないときのサイン、上下に移動させてあなたを覗き込むように観察するようであるなら、きっとあなたに興味を持ち始めたサインです。あなたの情報を記載された書類を見ながら話しをすすめるようなら、全く興味がないサインです。どうですか。一度でも面接を受けた方なら、いままでの面接時の状況を今一度思い出してください。きっとおもいあたるようなことがあるかと推量できます。
人は興味をもてない人を観察する場合には、自然と目線をはずすような動きをしますが、少しでも興味がわくとその人をジックリと観察したい想いにとらわれて、自然と頭の先から足の先までジックリとチェック観察を行うといった行動にでます。
恋人相手の場合もこれと同じような状態になります。付き合った最初のころは、目線をじっと正面において、相手の目線がはずれたときに、上下に目線を移動したりして観察をはじめます。また、そろそろお付き合いがめんどくさくなってきた頃には、ほとんど目線を合わせなくなってきます。こうなっては手遅れなので、思い当たる方には早めの対応をお勧めいたします。

2012年9月28日金曜日

パーソナル・スペース

パーソナル・スペースとは、自分の身体の周辺の空間のこと。他の人に侵されたくない自分だけの空間のことを言います。
人は誰でも、自分のパーソナル・スペースというものがあります。これを他人に侵されるとけっこう不愉快な気分になります。
例えば、ガラガラに空いている電車の中で、他に座る場所がいっぱいあるにもかかわらず、わざと先座している人の隣に座ってみます。おもしろいことに、しばらくすると、先座している人は、その席を立って他の場所に移動します。あとから来て座ったのは自分なので、その人がわざわざ席を移動する必要がないのに、ほとんどの人はそうします。これは、自分のパーソナル・スペースに侵入者が訪れたことがイヤなために対処した行動です。また、これとは反対に、他人のパーソナル・スペースに自分が侵入することも抵抗があります。例えば、狭い路上で何人かが輪になって立ち話をしているところへどうしてもその輪の中を通らなければ向こうへ行けない状況であるとしましょう。こういう時には、たいがいの人は心の中でイヤな想いをします。それほどパーソナル・スペースというものは大切なものであります。
パーソナル・スペースを念頭に置き、相手の心の動きを的確に読み込み、如何にしてうまく侵入できるかによってがあなたの未来がきまることになるでしょう。

2012年9月27日木曜日

対人距離

対人距離とは、人と人が相対しているときの距離の間隔のことを言います。ちなにみ、接触していれば対人距離はゼロということになります。
おもしろいことに、この対人距離は男性と女性とでは全然異なります。男性は遠いが、女性は近いといわれております。例えば、男性同士の場合、久しぶりに友達とバッタリ出会ったときには「やあ元気にしている」といったように手を上げて挨拶する程度でありますが、女性同士の場合は、「わあ、ひさしぶりね、いままでどうしていたの」といって手をとりあったり、互いに抱きついたりしての挨拶をします。日本人は非接触文化といっても、女性同士では結構接触している光景を見かけます。
また、年齢によっても対人距離が変わる様です。男女の関係でみると、30歳くらいまでは男性のほうが積極的に女性の身体を触ろうとしますが、30歳くらいを越えると女性のほうが積極的に男性の身体を触ろうとするといわれています。もちろん、個人差はあるかと思いますが、一般的に若い女性はあまり男性の身体には触ろうとしないようです。

2012年9月26日水曜日

接触要求

ボディ・ランゲージのひとつで、身体に触れるという行為についてどのような役割を果たして行くのでしょうか。広く世界を見渡してみましょう。接触文化を持つラテン系のメキシコ人やイタリア人、アメリカ人を見てください。彼らは、初対面の人でも、対人距離が近いため遠慮なく話し相手に近ずいて、親愛の情を相手に伝えます。いわゆる相手のパーソナル・スペースに入り込みながらコミュニケーションをとることで自分の情熱を伝えるという一種の慣例を親から子へと伝えられているからです。これを一言でいうと文化圏の違いといわれる人もおりますが、そうではありません。触れられるというコミュニケーションに慣れているからです。反対に、非接触文化を持つ日本人の場合、触れられる、触れるという行為に慣れていなからにほかなりません。
親しい人、好意を持つ相手に対して、触れ合いたいという欲求はだれしもが持つものです。それが、日本人の場合は、理性という足かせによって、それはいけない行為であるといった考えだと思っています。でも、お酒やアルコール類によって、その足かせがはずれて、やたらと接触したがる人や、何度も握手を求めたり、肩をくんで合唱する人、ひどいことになると、抱きつくような行為をする人まで出てきます。こういった行為は、接触要求のバランスを取っているということにほかありません。
何事もバランスが重要であるということから、アルコールといったアイテムを使用してこのような行為を行っていると考えられます。

2012年9月25日火曜日

お勧めのボディ・ランゲージ

世の中には不思議な光景をよく目の当たりにしています。
一見、見栄えのよろしくない男性ではありますが、信じられないくらいに美しいプロポーションをお持ちになった女性が寄り添うようにしてその男性の横にいらっしゃいます。いわゆる、やたらと女性に好かれる男性のことです。
どのようにしたら彼のようになれるのか。それは、彼の決め手のひとつであるボディー・ランゲージの使い方がうまいからにほかならないのです。では、どのようにすれば彼みたいに人に好かれるのでしょうか。
第一に、視線を合わせることです。好意を持っている異性に対しては、少し長めに視線を合わせるようにします。そうすることで、相手はこちらを意識するようになります。
第二に、相手のパーソナル・スペースにさりげなく入り込むのです。身体を直接触れるのではなく、例えば、隣に座ったときに肩を寄せるようにして話すのです。声の調子、高低、何気ないジェスチャーを使っての雰囲気作りが重要なポイントです。ただし、注意しなければいけないことは、無理に近ずこうとしてはいけません。さりげなく自然と近ずくのです。そして、相手がこちらに関心がないと判断すれば、潔く引き下がるのです。この潔い引き際ももうひとつのキーポイントです。ほかにもいろいろとキーポイントがありますが、大切なことは相手の気持ちになって考えることです。そうすることでポイントをたくさん稼げる人になることができます。
さあ、ポイント稼ぎの旅に出かけましょう。

2012年9月24日月曜日

イヤな顔は自然と現れる

世のなかには嫌いな人、苦手な人、話しても退屈な人、いろいろな人たちがいます。
できれば苦手に思っている人に接しないにことに越したことはありません。でも、社会人ならそういう人たちでも、仕事の相手となれば話は別です。イヤでも話をしなければいけません。あからさまにに、イヤな顔もできないなが、そうかといって笑顔で接することはなかなか難しいことです。感情のある人間には嫌いな人と話すときに、まったくイヤな表情をしないでいるということは相当困難な事柄です。
一度、嫌いな人に会ったときの自分の表情をビデオ撮影して自分自身をよく観察をしてみるとわかりますが、一瞬ではあるが、イヤな表情を必ずしていることがわかります。人はすぐに表情を変えるので、そのときの一瞬の表情を0.4秒以内に変えれば相手にはわかりません。人は相手の表情を読み取るのに0.4秒以上の時間がかかるのです。自分では相手に表情を隠しているつもりであっても、往々にバレていることがあります。
これも、ノンバーバル・コミュニケーションのひとつですから、意識的に相手を注意深く観察することでわかるようになります。
反対に、好きな人、話しやすい人、尊敬している人と話しをする場合は、自然とキラキラとした表情を打ち出してしまうものです。こちらの場合は、心の赴くままの表情をしていますので、美しく感じられます。
苦手な人と話す場合には、尊敬している人の顔を思い浮かべて、その人と話しをしているように一種の自己暗示をかけることにより、イヤな表情を出さないようにする方法もあります。
イヤな顔を一瞬で変えるより、イヤな顔を出さない努力の方がすばらしいことではないかと考えていますが、みなさんなら、どちらを選ばれますか。

2012年9月23日日曜日

ノンバーバル・コミュニケーション

ノンバーバル・コミュニケーションとは、言葉以外での意思表示、伝達手段のことで、大分類すると次の四つに分類できます。
一つ目は、「パラ・ランゲージ」です。これは、声の大きさや、スピード、テンポを使って相手に伝達する方法です。
同じ話しの内容であっても、自信をもって大きな声で話すのと、ボソボソと小さな声で話すのとでは、相手に対しての伝わり方が違ってきます。
二つ目は、「ボディ・ランゲージ」です。これは、身体全体を使って表情やジェスチャーによって相手に伝達する方法です。「アイ・コンタクト」もこの分類にあてはまります。
三つ目は、「パーソナル・スペース」です。これは、お互いの立ち位置の距離と相対する顔の角度を適度な位置で伝達する方法です。話しをするには近過ぎず、遠すぎずといったことです。
四つ目は、「セルフ・プレゼンテーション」です。これは、身に着けたものによって自己主張を伝達する方法です。お気に入りのブランド品で身を着飾ったりすることで、アイデンティティを表現することにあたります。
このように、人は、自分の意思や主張を直接言葉で表現するだけではなく、いろいろな形で表現しようとしています。これらを総称してノンバーバル・コミュニケーションと呼んでいます。
自分のまわりの人たちをすこし観察してみてください。きっと、新たな発見をすることができるのではないでしょうか。

2012年9月22日土曜日

手のひらで信頼度を判断

みなさんはあまり知らないかもしれませんが、手のひらを見せる、見せないで、相手に対する信頼度が大きいかそうでないかを判断することができます。
あなたは、今まで自分の手のひらを人に見せたことはありますか。どうでしょうか。おそらく、占いコーナーで占い師に見せたことくらいしか思い当たらないのではないでしょうか。
たとえば、こんな話しを聞いたことがありませんか。家で飼っているワンちゃんがおなかをみせてゆったりとくつろいで、うたた寝なんかしているところを飼い主がおなかをさすってやったりしてコミュニケーションをはかっていたりしていたりするところを。これは、ワンちゃんが飼い主に絶大なる信頼があるからこそできることです。
ワンちゃんはおなかですが、人は手のひらがこれにあたります。
不思議なことですが、人は相手が家族や親しい友人でなければ、自分の手のひらを決して見せないものなんです。もしも、相手がそれぼど親しくしていないのに、あなたに手のひらを見せるようであるなら、それは、相手があなたに対して好意を抱いている証拠です。あなたに対して、自分が思っている以上に信頼を寄せているはずです。ひょっとしたら、好意以上のものを持たれているかもしれません。
さらに、手のひらを見せてもらえて、手のひらに触れさせてもらえるのなら、相手の信頼度は、もっと深いものになっていくことに間違いありません。
一度、手相観を習ったので、観てあげましょうとかいって、信頼度をお互いに深めあってはいかがでしょうか。

2012年9月21日金曜日

筆跡から性格判断

あの人の筆跡は達筆であるが、この人の筆跡はまるでミミズが這った跡のように見える。といったような論評をどこかで聞いたことがありませんか。人の筆跡には人間の性格やその時の心理状態が明確に刻まれます。もちろん、あわてて書いたり、普段使わないような漢字を書いたり、不慣れな筆記用具を使ったりすれば、いつもとは違った文字になることもあるでしょう。しかし基本的には、筆跡というものはそんなに変わるものではないことを憶えておいてください。
最近では、パソコン、スマートフォンなどからの文字入力があたりまえになっているため、なかなか肉筆の文字を見る機会がありません。書く文字には、書いた人間の性格が現れますので、相手の性格を推し量る機会が減少していることは誠にもって残念で仕方ありません。
それでは、この筆跡とはいったい何なのかを考えていきたいと思います。
これは、文字の大きさ、形状、形態、筆圧、方向、速度、連続性、秩序などなど、いろいろなところから総合的に判断していきます。
肉太で大きく、ささっと速く書かれた文字は、外交的で活発な正確を現します。
筆圧が弱く、規則的な小さく書かれた文字は、デリケートで神経質な性格を現します。
角張ってがっちりしたした形態で書かれた文字は、知的で、秩序を好む律儀的な性格を現します。
続き文字や、省略文字が多く、のびのびとした感じで書かれた文字は、教養があり、適応性に富んだ性格を現します。
これらが全て当てはまるわけではありませんが、文字にはその人の経験や知性、感性、性格が出てきますので、ある程度は判断できるといっても過言ではありません。
一度、あなたの想い人の肉筆を覗いてみてはいかがでしょうか。

2012年9月20日木曜日

体型から性格判断

痩せている人は、なんとなく神経質で冷たい感じがするのに対し、ポッチャリした人は、温かく親しみやすい感じがするような印象はありませんか。
体型と気質の相関関係を性格類型論により分類された有名なクレッチマーの三類型を例にあげます。
最初に、人間の体型が細い「やせ型」、この特徴は主にもの静かで貴族的、非社交的、神経質的、他人にたいして冷遇する傾向があります。
次に丸みをおびたふくよかな「肥満型」、この特徴は主に親切かつ社交的、他人にたいして親しみを感じさせる開放的な性格を持ち合わせるが、一部では気分的な傾向があります。
、最後にがっちりとした「闘志型」、この特徴は、主に律儀でかたくなで融通がきかない頭でっかちな性格を持つという傾向があります。
大分類としての特徴であるので、実際にはこれらの混合型、中間型が多くを占めています。
これらの情報を頭の片隅にでもおいて、話しをする相手を観察すると、案外とおもしろいことが発見できるかもしれません。

2012年9月19日水曜日

初めて人に会うときの言葉

初対面の人との間でかわす言葉は、声から受ける印象が重要なことのひとつです。
声の大きさ、音色、高さ、音質、音の強弱等です。
たとえば、キンキン声、ドラ声、しわがれ声、弱々しい小さな声、恫喝声などは、相手に良い印象を与えません。
声の質には、その時の精神的状態、緊張状態、リラックス状態、自信や自己意識が顕著に現れます。
自声というものは、変えることができませんが、たとえ良い声でなくとも、相手に対して、ハッキリと明確に言葉の発音を心がけて、相手に聞き取りやすいように話すことにより印象が良くなります。
何事も相手に対して、心を開くような感覚で言葉を話すこと、これが重要であることは間違いありません。
例えば、初めての人に会う約束をしていて、約束の場所へ向かう時のことを考えてみましょう。
約束の時間ギリギリになって、あわてて走って待ち合わせ場所へ行って挨拶をかわす場合と、余裕をもって待ち合わせ場所へ行き、挨拶をする場合と、そのときの話す言葉はどうでしょうか。やはり余裕をもって挨拶する場合の方が、言葉に余裕を感じませんか。
同じ言葉、内容であっても、その時の精神状態が現れますので、できるだけ、リラックスした自分の状態を維持できるよう心がけてください。

2012年9月18日火曜日

初めて人に会うときの服装

人間関係において、もっとも重要なことは、人に会うときの服装です。
「人は見かけで判断してはいけません」と、よく言われますが、これは、まったく言葉のとおりでありますが、しかし、初めて会う人に対して、たとえ、すばらしい人であっても良識をおきざりにした服装で会ってはいけません。
相手に与える印象が違ってきます。決して良い印象を与えることができません。昔の人は言いました。「馬子にも衣装」ということわざです。これは、みすぼらしい服装で貧しいお仕事をしている人に、きれいな服装を着させると、服装にあったようなすばらしいお仕事をしているように見えるといった意味であります。
人の印象は服装で見方が全然変わってきます。特に女性の場合には、お化粧、香水、アクセサリー、髪型、ハイヒール等によって、印象が左右されます。良い印象を相手に与えるキーポイントは、何事もハデ過ぎず、ホドホドにさりげなく相手の期待に合わせるようなコーディネイトが好まれます。また、それによって、自分自身に自信が持てるような外見作りを心がけるようにすれば、間違いがないでしょう。
このように、初対面の人に対して、第一印象ををすばらしく演出することができれば、あなたに対する評価印象が相手の心の中に、すばらしい人という情報を確実にインプットしてもらえるでしょう。
この情報は、よっぽどヘマな印象を与えない限り、生涯変更されることはないでしょう。

2012年9月17日月曜日

より良い第一印象の作り方

対人関係における第一印象は、とてつもなく重要なもののひとつです。
最初の印象が悪いと、それだけで評価が低くなり、次回のアプローチさえ敬遠されてしまいます。
それとは反対に、最初の印象が良いと、以降で少々の失敗があったとしても、笑い話の種としてアッサリと受け入れてもらえます。
第一印象はさまざまな要因からつくられますが、そのひとつに「事前情報の効果」というものがあります。これは、会う前から事前に印象がつくられているということです。
事前にうわさなどを聞いていた場合、会う前から何らかのイメージが形成されているといえるでしょう。
例えば、友達に、自分の彼女は、すごく美人でやさしく、頭もよく、スタイル抜群で、人から好かれるタイプの女性でといった情報を前もって教えて、それから自分の彼女を紹介してください。後で、友達に彼女の第一印象を聞くと、不思議なことに、必ずといっていいほど、第一印象はよかったと答えるはずです。
友達から彼または、彼女を紹介してもらう場合、この方法が一番効果がありますので、ぜひためしてください。
きっと、満足いく結果に至るでしょう。

2012年9月16日日曜日

声の高低、話し方のスピード

シェラーは、モーグ・シンセサイザーという機械を使って、音の高低レベルとバリエーション、振幅レベルとバリエーション、テンポを変更した音色をつくって音と感情の関係を調べる実験を行いました。
被験者にいろいろな音を聞かせて、どんな感情に似ているかという対応実験です。
その結果、次のことがわかりました。
特に音の高低のバリエーションとテンポが感情に関連しており、早いテンポは、興味、恐怖、幸福、怒り、驚きに対応することがわかりました。
呼吸と感情の間に強い関係があるなら、音声による感情の表現は顔の表情と同じようにもって生まれたものではないかと考えたのです。人は怒るときは、声がおおきくなり、早口でまくしたてるものです。反対に、気分がよく気持ちがゆったりしているときには、話し方もゆったりしてしまいます。これは、意図的にそのようにするのではなく、自然とそのようになるものです。無意識のうちに自分の感情が話し方に影響を及ぼし、相手に感情を伝達するものです。
話し相手をじっくりと観察してください。相手の話し方によって、今、どんな心理状態で話しているか、どういう気持ちで話しをしているかが、わかってきます。

2012年9月15日土曜日

相手の好意を見抜く方法

相手が自分に対して、本当に好意をもっているか、そうでないかを判断する方法として、大きく分けて3つの基準があります。
まず最初に相手の表情をごらんください。顔の表情で感情や熱い思い入れを判断します。相手の気持ちを観察するにあたり、もっとも重要な事です。人と人との関係が自然と表情に現れるということから、これを判断基準の50パーセントくらいの重みがあると考えてください。
次に、大事なことは、相手の話し方です。話し方は、相手の感情によって微妙に変化が現れます。例えば、声の高低、話すスピードの早遅、声の震えや調子、話すときの動作などから感情を読み取ることができます。これを判断基準の40パーセントくらいの重みと考えてください。
最後は、言葉の内容です。人は好意を持っている言葉をあなたに伝えようとします。しかし、言葉自身には、自分が思っているほど感情を伝える力は持っていません。これは判断基準の10パーセントくらいで考えてください。
つまり、人は相手と向き合って、最初に表情をつくり、その次に話す言葉を考えてから話します。しかし、通常一般の人は話し方の調整をしながら話すという話術は、政治家の大先生みたいにはできないものです。
政治家は、自分の意思を相手に見破られないよう訓練するからです。
あなたの相手が政治家でない限り、この判断基準を行使することができます。
もし、お相手が政治家の先生であれば、この判断基準を使わないほうが賢明です。

2012年9月14日金曜日

コミュニケーションと心理状態

ダーウィンは、人は悲しいときに頭を下げ、怖い時に身震いをすると述べています。
心理学者アイザードは、人の頭の位置に着目し、頭の位置が感情と関連すると述べています。
例えば、興味を示す対象がある場合、興味の対象の方向に顔が向き、軽蔑や侮蔑を示す場合、顔を上にあげ、恥辱や屈辱を示す場合、顔を下にさげます。
この人の頭の位置が感情に関連するかという実験をブルが行いました。
被験者に雑種多様な話を聞かせて身体の動きを観察するといった実験です。
結果は次のとおりです。
興味を示す話を聞いているときは、上体を前のほうに傾けて聞き、興味のない話を聞いているときは、頭を下げたり、上体を反らしたり、頭を左右のどちらかに傾けたり、足を伸ばしたりしました。
おもしろい話を聞いているときよりも、悲しい話を聞いているときのほうが、頭を下に向ける時間が長いこともわかりました。
このことから、コミュニケーション時における、話の内容について、今自分自身の心理状態がどのように感じているかを非言語的な信号を無意識のうちに姿勢で送っているといえます。
あなたが女性の場合、デートで話をしている時の彼の頭の動きや姿勢に注目してください。何か新しい発見ができるかもしれません。
あなたが男性の場合、会議に出席している他のメンバーの頭の動きや姿勢に注目してください。思わぬ発見ができるかもしれません。

2012年9月13日木曜日

声と心理状態

自分に自信を持っている人やプライドを高く持っている人は、いつも胸を張って堂々と大きな声で発言します。
それとは反対に、自分に自信のない人や、プライド意識の低い人は、なぜかいつも下を向いて人と視線を合わさないように小さな声で発言します。これは、そのときの心理状態が声となってあらわれるからです。
人間とは不思議なもので、無理ヤリ胸を張って堂々と構えると、自然と声も堂々たる大きなものに変わって来て、まわりから見る目も、良い方に評価も上がります。一方、せっかく良いことを言っても、下を向いた姿勢で人と視線を合わさずに小さな声で話していると、何だこの人はまともにしゃべれないのかといったように、発言内容よりも、声の大小で評価されることがあります。これらのように、声ひとつで、その人の評価につなげますので、大きな声で発言することで、発言内容が多少良くなかったとしても、相手に対する印象評価が高くなることは間違いないでしょう。
興味深いことに、大きな声を続けることにより、良い心理状態に変わって来るということです。
例えば、車を販売するセールスマンを考えて下さい。大きな声で話す人と、ボソボソと小さな声で話す人と、どうです、やっぱり、堂々と大きな声で車をセールスしてくれる人の方が、安心して契約をまかせることがでるでしょう。
これからは、あなたが落ち込んだときや、つらいことがあったときなどの心理状態が悪いときには、背筋を伸ばして堂々として、大きく口を開けて大きな声を出するこで、いち早く悪い状態から、良い状態へと変わって下さい。

2012年9月12日水曜日

姿勢と心理状態

自分に自信を持っている人やプライドを高く持っている人は、いつも胸を張って堂々と歩いています。
それとは反対に、自分に自信のない人や、プライド意識の低い人は、なぜかいつも下を向いて人と視線を合わさないよう姿勢で歩いています。これは、そのときの心理状態が姿勢となってあらわれるからです。
人間とは不思議なもので、無理ヤリ胸を張って堂々と構えると、言動も自然と堂々たるものに変わって来て、まわりから見る目も、良い方に評価も上がります。一方、せっかく良いことを言っても、下を向いた姿勢で人と視線を合わさずにいると、何だこの人はまともにしゃべれないのかといったように、発言内容よりも、姿勢で評価されることがあります。これらのように、姿勢ひとつで、その人の評価につなげますので、良い姿勢で発言することで、発言内容が多少良くなかったとしても、相手に対する印象評価が高くなることは間違いないでしょう。
興味深いことに、良い姿勢を続けることにより、良い心理状態に変わって来るということです。
例えば、車を販売するセールスマンを考えて下さい。まっすぐ背筋を伸ばして話す人と、背中が丸くなった状態で話す人と、どうです、やっぱり、堂々と車をセールスしてくれる人の方が、安心して契約をまかせることがでるでしょう。
これからは、あなたが落ち込んだときや、つらいことがあったときなどの心理状態が悪いときには、背筋を伸ばして堂々とするこで、いち早く悪い状態から、良い状態へと変わって下さい。

2012年9月11日火曜日

左右の顔は対称でない

人間の顔は左右対称に見えますが、完全に対称というわけではありません。
鏡の前で自分の顔を見つめてください。微妙に違うことがわかります。それと同じように感情の表出というものも顔の左右で微妙に違うのです。
女性の写真を撮るときに左側の顔を撮れば、きれいに写るよって聞いたことありませんか。
そうなんです。人間の表情に情動が強く現れるのが左側なのです。
これをザッカイムとグールという心理学者が次の実験を行って証明を行いました。
まず、被験者に五つの基本情動(驚き、嫌悪、怒り、悲しみ、恐怖)を顔面で作ってもらい写真を撮ります。
次に、できあがった写真を、真ん中で二分し、それぞれの半分の写真を鏡に写して合成写真を撮ります。
最終的には、オリジナル写真が1枚、左側合成写真が一枚、右側合成写真が一枚の三パターンの表情ができあがります。この三つの表情を比較した場合に、左側合成写真が明らかに表情が強く感じられました。
それは、誰が見ても左が強いと判断できるくらい明確な差がありました。
これからは、写真を撮る場合は必ず左側の顔を撮るようにして、あなたの一番よい感情を出せるようにしましょう。

2012年9月10日月曜日

人間の基本的な表情

人間の表情は、顔のどの部位によって表されるのでしょうか。
エクマンとフリーセンは、顔を三つの部位に分類して感情の表出を分析する実験を行いました。
ひとつは、顔の上部(額・眉毛)、二つ目は顔の中部(まぶた・目・鼻のつけ根)、三つ目は顔の下部(鼻・頬・口・顎)です。
人間の6つの基本感情をあてはめると以下のとおりです。
①「驚き」は、顔全体に現れます。眉毛は曲がってつりあがり、額に横しわができ、目は大きく開き、口が開いた状態になります。
②「恐怖」は、上部は驚きに近い状態になりますが、顔全体に情動は現れません。
③「嫌悪」は、顔の下部と下まぶたに現れます。上唇があがり、鼻にしわがより、額はひきつります。
④「怒り」は、三つの主要部分に現れます。眉毛がさがり、間に縦しわが寄り、目は一点を凝視し、鼻孔を膨らませ、唇は真一文字にしっかりと閉じるか、さけんでいるかのように開かれるかのどちらかになります。
⑤「幸福」は、顔の下部と下まぶたに現れます。唇の両端が後ろに引っ張られて、鼻から唇の両端までしわができます。
⑥「悲しみ」は、顔全体に現れます。眉毛は内側につりあがり互いに寄り、下まぶたも上がったように見え、唇の両端は下がるか、震えているかのように見えます。
これらに見えるように、人間の感情表現には一定の法則があると考えられます。
これらの法則を覚えることによって、相手が今どのような感情をもっているかかを的確に判断して、それに対処してください。

2012年9月9日日曜日

瞳孔の拡大

瞳孔は、一般的には光の量に反応して、明るいところなら小さくなり、反対に暗いところなら大きく開きます。ところが不思議なことに、人間の感情によって大きさが変わるということがあるのです。瞳孔は感情に反応することがわかりました。
ヘスとポルトという心理学者が被験者に一連の写真を見せて瞳孔の拡大状態を記録するという実験を行いました。
すると、男性は、女性のヌード写真を見たときに瞳孔が拡大し、女性は、男性のヌードや母子の写真を見たときに瞳孔が拡大したのです。これからわかるように、得に興味を引くような写真を見た場合に瞳孔が拡大することがわかりました。
また、ヘスは男性被験者のみに、二枚の女性の顔写真を見せました。二枚の写真は同一人物ですが、一枚は
瞳孔が拡大した写真で、もう一枚は瞳孔が収縮したように画像修正したものです。
この実験によれば、瞳孔が拡大した写真の女性のほうを「柔和」、「女性的」、「かわいらしい」という印象を受け取り、瞳孔が縮小した写真の女性のほうを「固い」、「利己的」、「冷たい」というように判断したのです。
これは、男性が写真の女性が自分に好意を寄せていると感じたために瞳孔が拡大した女性のほうに、より魅力を感じたのではないかとヘスは解釈したのです。
余談ではありますが、男性被験者は写真の女性がまったく同一の人物であることには気がついていないとのことでした。
これからは、相手の瞳をじっと見つめて瞳孔を観察することによって、あたたに向けられる興味の度合いを測ることができますね。

2012年9月8日土曜日

アイコンタクト

アイコンタクトは人間関係においてもっとも重要な会話の手段の一つです。
会話をしているとき相手の目を見ている時間は約61%で、一回に相手の目を見続ける時間の平均は約3秒です。そして、二人の目が合う時間は約1%で平均すると約1秒です。
不思議なことですが、男女で会話しているときに目が合った場合には、たいてい女性の方から先に目をそらすという傾向があります。
男性は、特定の女性から見つめられれば、見つめられるほど、その女性に対して好意を抱くという実験結果があります。しかし、女性はどうかというと、特定の男性から何回も見られたからといって、好意を抱くとこはないようです。
あなたが女性であるなら、好きな男性を見つめることが、恋人を手に入れる第一歩となるでしょう。
あなたが男性であるなら、好きな女性を見つめれば、ストーカー扱いされ残念な結果となるでしょう。
全般的に、アイコンタクトの多い方は知的で能力があり、行動力があるように受け止められて好意をもたれることがあります。反対に、すぐに目をそらす人は神経質的で弱気な印象を相手に与えるようです。
たとえば、サングラスをかけた人と会話をする場合、アイコンタクトがとれないため、自然とその人は信用できない人といった印象を持たれます。いかに人間は目を見て話をして相手の信用度を判断しているのかがわかります。
アイコンタクトで相手の信用度を確かめる指針にしてはいかがでしょうか。

2012年9月7日金曜日

人の視線

じっと人を凝視する行為について、キンブルとオルスゼウスキーという学者が次の実験を行いました。
三種類の台本(好意・怒り・中性)をビデオカメラの前で読んでもらいます。その時の被験者の半数の人にはあまり感情をこめないように指示し、もう半数の人にはできるだけ感情を込めるように指示しました。
実験の結果、感情を込めて読んでもらったグループの方が、カメラを凝視する時間が明らかに長かったのです。
このことから、人は感情を込める時、凝視するということがわかりました。また、凝視している人が感情的であるということもわかりました。
また、悲しみの表情は、視線が下にむくほど悲しく見えます。
微笑みの表情は、凝視の度合いが強ければ強いほど好意的に見えます。
怒りの表情は、真っ直ぐな視線が向くほど強い怒りが感じられます。
これらの実験の結果を元に、恋愛感情の伝達を行う場合、視線を下に向けたままで「愛している」というよりも、相手の目をじっとみつめながら「愛している」というほうが、あなたの熱い思いが伝わりやすいでしょう。
顔の表情が感情の種類を表しているのに対して、見つめるという行為は感情の強弱を表しているといえるのではないでしょうか。

2012年9月6日木曜日

心理動作の探求について

人間とは、不思議な生き物です。表情や言葉の裏には、いろいろ隠そうとしていても、本人の知らないうちに心の動きが動作となってにじみ出てくるものなのです。
たとえば、心のなかでは、嫌っている人や一緒にいてもつまらない人に対しては、無意識のうちにその人を避けようとしたり、視線を合わさないような動作をしてしまいます。
また、逆に好意がもてる人や、一緒にいて楽しく感じさせる人に対しては、好意を伝えようとして、熱いまなざしを送ることがたびたびあります。
動物の世界では、相手を見るという行為自体が、攻撃を行うということを意味しており、これを人間の世界にあてはめると、目を合わせないような行為を行うことによって自分は無害であなたにとっては敵ではありませんよということを相手に伝達しようとする合図を送ります。
電車の中で酔っ払って他人に対して迷惑行為を行っている人なんかを見ると、普通は視線を逸らせて、自分には関係がないので係わり合いにはなりたくないといった行為をとるのではないでしょうか。
その時、相手に視線を合わすこととなれば、相手に不快感を感じさせ、敵意を引き起こして、自分に攻撃の手を伸ばして来るからです。
このように、人間とは知らず知らずの動作のうちに秘められた本当の心の動作を読み取り、これを理解することができるなら、仕事や恋愛などに役立ててることができるのではないでしょうか。
ちょっとした、人間の心理動作を探求していくことにしましょう。