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2013年3月12日火曜日

ケチな人の心理

最近はエコがはやっているようです。環境問題に関して、地球にやさしいエコロジーを推進していたりしています。自動車の排気ガスも環境に配慮するよう行政から指導もでており、エコ環境車を取得すれば、税金が減額免除されたりといったような具合に節税を進めているのです。
節約はなによりいいことではあります。節約を一概にケチとはいいませんが、極端なケチは、心理的に問題があります。それは必要以上にケチなのは、節約を必要以上にしている理由ではありません。それは、心理的には幼児期の校門愛期への固着が人より強いことを表しています。幼児期のトイレット・トレーニングが厳しすぎたために、排泄便だけでなく、金銭的にも、心理的にも、ともかく出すことに恐怖感をもってしまったのです。それゆえケチになってしまったのです。
あなたの周りにケチな人は存在しませんか。もし、おられましたら、そっと原因を教えてあげてください。
心理状態としては、そんなに人と変わったところがないと思いますが、やはり考え方は、お金に執着があってケチになっているのではありませんので、とにかく、物を出すことがイヤなだけであるので、大儀名文を作ってあげながら、みんなで一緒にを合言葉に、一緒に出すことを練習してあげてください。なんでもいいのです。たとえば、カラオケボックスへ出かけてみんな一緒に声を出すからでもよいのではないでしょうか。

2013年3月9日土曜日

広場恐怖症

心理学者のフロイトは様々な恐怖症に悩まされていたと言われています。幼い時、ライプチヒからウイーンに旅する際に、車窓から見えるガス灯の光にひどく怯えていました。彼にとって、ガス灯は、人魂の炎のように思えたのです。幼少の頃のこの記憶が、大人になっても「旅行恐怖症」「汽車恐怖症」として表れたのです。また、「広場恐怖症」にも苦しんだと言われています。広場恐怖症とは、駅のプラットホームや公園、大学のキャンパスといった広い空間のある場所へ行くと、気持ちが不安になり、動悸、息切れ、めまい、発汗などに襲われるのです。そして、フロイト自身は、父親の死をきっかけに、自分自身を分析して、自分の無意識に潜んでいるエディプス・コンプレックスに気づくことで、広場恐怖症から立ち直ったと言われています。このように恐怖症は幼い頃のトラウマ(心的外傷)的体験がもとでおきている場合が多いのです。

2013年3月6日水曜日

脅迫神経症

外出するときに、「テレビの電源を切ったかな」、「部屋の電気切り忘れてなかったかな」などなど気になって、何回も確認しなければ出かけられないなんていうことはないでしょうか。やっと出かけたけれど、駅についた頃に「家の鍵をかけたかな」と不安が胸をよぎり、家まで戻ってしまうということは、誰にでも経験があることでしょう。しかし、何度確認しても、出かけてしまうと心配でしかたなく、それが苦痛にまでなってきたら、それは典型的な強迫観念といっても過言ではないでしょう。
例えば、サラリーマンのAさんは毎日が忙しくて働きづめですが、ある日の帰宅途中の電車の中で、急に貧血になり、意識を失ってしまいました。それ以来、Aさんは電車に乗ることが怖くなってしまいました。電車に乗るとまた貧血を起こしてしまうのではないかという不安に苛まれています。この恐怖間は、全く根も葉もないことだとは頭の中ではわかっているのですが、電車に乗ると、急に心拍数が早くなり、状況がだんだんと悪い方向に向っているように感じてくるのです。不思議であはあることですが、電車に乗ると貧血ぎみになることが増えてきたのです。少し電車に乗って、気分が悪くなってきて、電車を降りて少し休憩をし、また電車に乗るということが日常的になってしまいました。そうこうしているうちに、遅刻常習者となり、やがて電車に乗ることができなくなってしまい、とうとう会社へは電車で通勤できなくなってしまったのです。何か不合理な考え方にとりつかれてしっまって、それを振りほどこうと努力しても、そのことが頭からはなれなくなってしまうのです。このように、ちょっとした不安感もエスカレートすれば強迫観念となって現れてこのような脅迫神経症になってしまうのです。

2013年3月3日日曜日

そう状態

うつと反対の心理状態をそう状態といいます。そう状態になると、これといって思い当たることがないのに、妙に気分が高揚して饒舌になってみたり、行動的、活動的になってきたりします。その反面、不眠に陥った場合には、気がたってしまって周りの人たちと対立、衝突してしまうことがあります。なんとなくお金をムダ使いしたくなったり、やたらと大判振る舞いをしてしまったり、太っ腹になってしまいできない約束や願い事を簡単にひきうけてしまいます。また、目的もないのに人を訪ねたり、あてもなくなく旅行に出かけたりします。気分が高揚しているので楽しくてしかたがないのです。何事につけても明るく、行動的、積極的になって自信に溢れた状態になります。自分は何事をなすにしても不可能なことはないと思い込み、人にうるさく干渉したり、軽率な行動や失敗がだんだん増えてきます。そして最後には社会生活に支障をきたすほどの状況にまでなってしまうような誇大妄想をしてしまいます。

2013年2月28日木曜日

うつ状態

何かのキッカケによってその日は気分が落ち込んで全く元気がなくなるということがあります。それが日常生活にまで影響を及ぼして支障をきたすというような場合に「うつ状態にある」と言います。症状としては気分が憂鬱になり、決断力や判断力がなくなり、何をするにしてもめんどうくさくなって何もしたくなくなります。食欲や性欲といったものの減退、胸の圧迫感やのどの渇き、なかなか寝付かれなくなり、不眠の状態が続きます。特に朝は気分が悪く、午後になると少しはマシにはなるものの、夜になると眠れないといった症状がでるのが特徴です。
うつの人は、「人生なんてつまらないものである。」、「自分は無能で非難を受けるような存在だ。」と自嘲して、自ら自尊心を低下させています。また、自責の念や罪悪感にさいなまれて自分を罰しようとさえします。そして悪いことにうつ状態が重くなると「健康状態や経済的に自分は破綻した。自分は周りの人に迷惑をかけている。」といった観念が表出して、それが妄想となって現れてくるケースがあります。

2013年2月26日火曜日

シンデレラコンプレックス

継母や姉妹たちにいじめられて暮らしていた不幸な娘、シンデレラが王子様に見初められて結婚をして幸福になるという
サクセスストーリー。つまり、玉の輿ストーリーのことです。
女性の幸福の鍵を握っているのはあくまで男性であり、素晴らしい男性と巡り合うことで、自分の人生も幸せの光に包まれるといった図式がそこにあります。女性はあくまでも受身で男性に依存する立場というわけです。
いつの日にか、素敵な王子様が私を迎えに来てくれる、そんな女性固有の心理を「シンデレラコンプレックス」とよんでいます。
そんな女性心理を解き明かしたのは、アメリカの女性作家のコレッド・ダウリングです。著書「シンデレラコンプレックス」で女性自身のなかにあって、女性の自立を阻むものの存在は何か、現代を生きる女性たちの告白から綴っています。
社会的に女性は解放され、その地位も向上しつつあります。法律も男女平等を唱え、女性は男性と対等に能力を競います。しかし現実には、自分の能力を生かし、男性と相対して自立していくことに女性は大きなためらいを感じているのです。つまり、女性の自立に対する葛藤は、じつは女性自身の心のなかに存在するのです。といったダウリングの主張は多くの女性たちの反響を呼んだのです。

2013年2月24日日曜日

青い鳥症候群

貧しい木こりの子チルチル・ミチルの兄妹の物語をご存知ですよね。あらすじはこうです。クリスマス前夜に見た不思議な夢のなかで、魔法使いから病気の娘のために幸せの青い鳥を探してほしいと頼まれて、思い出の国や未来の国へ訪問するのです。そして、ついに見つけ出すことができずにむなしく自分たちの家へ帰ってくるのです。すると、自分たちが飼っていた鳩が実は青い鳥であるということに気がつくというお話しです。メーテルリンクの「青い鳥」にちなんで名づけられたこの症候群は、現実的に生きると言う感覚をしっかりもてず、いつまでも見果てぬ夢を追い求める若者の姿をあらわしています。
この症候群に陥りやすいタイプは、現実の生活のなかで、自己像とかけ離れた部分で、理想の自己像を思い描いてしまうような人です。つまり、現実社会を構成する一個人としてのあり方を認識できない、大人になりきれないタイプの人なのです。
このよな心理的傾向はだれでもが深層意識の中に持ち合わせているものですが、物質的に充実した現代社会においては特に多くなってきているといえるでしょう。