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2013年2月26日火曜日

シンデレラコンプレックス

継母や姉妹たちにいじめられて暮らしていた不幸な娘、シンデレラが王子様に見初められて結婚をして幸福になるという
サクセスストーリー。つまり、玉の輿ストーリーのことです。
女性の幸福の鍵を握っているのはあくまで男性であり、素晴らしい男性と巡り合うことで、自分の人生も幸せの光に包まれるといった図式がそこにあります。女性はあくまでも受身で男性に依存する立場というわけです。
いつの日にか、素敵な王子様が私を迎えに来てくれる、そんな女性固有の心理を「シンデレラコンプレックス」とよんでいます。
そんな女性心理を解き明かしたのは、アメリカの女性作家のコレッド・ダウリングです。著書「シンデレラコンプレックス」で女性自身のなかにあって、女性の自立を阻むものの存在は何か、現代を生きる女性たちの告白から綴っています。
社会的に女性は解放され、その地位も向上しつつあります。法律も男女平等を唱え、女性は男性と対等に能力を競います。しかし現実には、自分の能力を生かし、男性と相対して自立していくことに女性は大きなためらいを感じているのです。つまり、女性の自立に対する葛藤は、じつは女性自身の心のなかに存在するのです。といったダウリングの主張は多くの女性たちの反響を呼んだのです。

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