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2013年2月8日金曜日

二重拘束

相手にとって矛盾するような感情を表すしぐさを同時に行うことほど、受け側にとっては混乱をきたすことになります。たえず、矛盾する振る舞いを受け続けることになれば、ずっと緊張をすることになってしまいます。そして、その矛盾する情報に振り回されて、自分自身の判断に自身を失い、その結果相手のいいように振り回されることになるのです。このような状況を心理学では「二重拘束」と呼んでいます。
例えば、パソコンショップに行って、「このパソコンもう少し安くならないかな」と値引き交渉する際に、交渉上手な人は、この商品がほしくないような素振りをしながら、興味のあることをほのめかします。これをすることによって店員を二重拘束することになるのです。それに少しばかり注意が必要です。なぜなら、このような二重拘束を行うことで、相手に紙一重の差で不快感を与えかねない危険性があるからです。うまく交渉が成立できれば良いことになるでしょうが、少し間違えれば大変悪いことをしたような気になるからです。

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