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2013年2月20日水曜日

情報の過剰負荷

現代社会を生きる私たちは、様々な情報に取り巻かれています。テレビ、ラジオ、新聞、インターネットなどから得られる情報のほか、至るところから情報を取得しているのです。このように、情報の取得量が多すぎて、情報の整理整頓ができていない状況を「情報の過剰負荷」といいます。これらの情報を順次処理していくには、相当な時間とエネルギーが必要となってきます。これによって、仕事、家庭、趣味などに費やす時間が余裕をもって持てなくなり、少しづつストレスが重なってくるのです。また、ストレスが高じることで心身症といった精神の病まで発症することにもなります。
社会心理学者のミルグラハムは「情報の過剰負荷」に陥った場合、人はどのように対処するかを述べています。
まず、様々な情報の刺激に対する時間を短くします。そして、必要でないと思われる刺激は無視するようになるのです。つまり、過剰情報からの脱却を目指すのです。
次に、責任を他人に転嫁しようとします。例えば、具合の悪い人を見かけても、自分には責任がないから、知らぬ存ぜぬをきめこんでしまうようになります。つまり、人との係わりを避ける事で情報量を軽減しようと試みるのです。
やはり、人は心にゆとりを持って生きたいという心理的な欲求があるため、自然と過剰負荷の状態から逃避するよな行動をとれるものなのでしょう。

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