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2013年2月18日月曜日

依頼の心理効果

人に頼みごとをする、されるという人間関係は個人的にはマイナスの効果をもたらすように思えますが、二人の関係で考えるとマイナスよりも、むしろプラスの効果をもつと考えられます。
まず、依頼された方の心理を考えてみると、依頼されたこと自体、自分の時間を割かれてしまい、心労もついてきますのでマイナスとなります。これは当然の結果といってもよいでしょう。しかしながら、見方を変えてみると、私たちは信頼しているからこそ依頼ができるのであって、信頼できない人には決して依頼などはしないものです。こういった人間関係の重厚性があるから、人から依頼されるということイコール依頼者に信頼・信用されているということの証明になるのです。
人から信頼されているかの判断はなかなか難しいものです。これといって確証があるわけでもありません。形式上に信頼していますといわれても、たいして確信はできないものです。そのような人間関係のなかで確かな確証をもてるのが、人からの頼みごとを依頼されたときでしょう。それは、仕事上の依頼でもひとつの確証になりますが、プライベートな頼みごとになってきますと、より確かなものになります。それは、仕事を超えて人間としての信頼の確証を得ることになるからです。

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