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2012年11月25日日曜日

認知的枠組み

あなたは人を見るときにはどのような判断基準で相手を評価するのいでしょうか。
他人を判断するモノサシとなっているものは何でしょうか。
それは、自分自身です。自分自身のことならどんなことでも理解しているからです。
自分の外界の世界をとらえて判断、理解しようとする場合、その人が何を基準にするかという見方のことを心理学では「認知的枠組み」と呼んでいます。自分の持っている枠組みを基準として他のものを判断するのです。
例えば、自分の身長が160センチメートルとします。相手の身長が155センチメートルの人なら背が低い人、165センチメートルの人なら背が高い人という具合です。自分の身長が190センチメートルの人なら、165センチメートルでも背が低い人というわけです。
また、相手が意地悪かそうでないかと考える人は、自分の中に意地悪な部分を敏感に意識しているからです。
身に覚えがおりませんか。
いろいろな意味で、相手を判断しようとする場合、人は実際には自分自身を見ていることに成るのかも知れません。他人は自分を映し出す鏡といった名言もあながちウソではなく、心理的な一面を洞察された結果であるといっても過言ではないでしょうか。

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