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2012年11月27日火曜日

嫌悪の報復

人が持っている好き、嫌いの感情は相手の感情との間に強いバランス志向があり、良くも悪くも相手と同じ感情状態に近ずこうとする傾向を持っています。
自分が好意を持って接すれば、おのずと相手にも好意を持たれ、反対に自分が嫌いな人に対して嫌って接すれば、同じように嫌われてしまいます。
自分を好きな人に好きになる傾向を「好意の互換性」といいますが、反対に自分が嫌いな人に嫌がられることを「嫌悪の報復」と心理学では呼んでいます。
心理学の法則に従うと、人に好かれようとすなら、こちらから先に好意の状態を示せばよいのです。
おもしろいことに、好意を示す場合には100パーセント好意が帰って来るとは限りませんが、嫌悪を示す場合は100パーセント嫌悪が帰ってきます。
つまり、こちらが相手に対してイヤなヤツと思っているだけで、どこかにイヤというサインが出ているからです。ちょっとした、しぐさや言葉の発生にそのようなサインが出てくるのです。特に自尊心が傷つきやすい相手や劣等感の強い相手は、なおさら敏感に感情を読み取ることができるのです。
どんなにイヤな相手であろうとも、こちらから相手を嫌わないように心がけることが重要なポイントです。
人生は人と人とのつながりを大事にして、お互いを認め合い、好意を持ち合うことが、良い人生を送れるものなのだと思います。

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