Translate

2012年11月29日木曜日

人をほめること

人は同性の人間関係について優劣関係を示したがる傾向があります。自分は相手より、いつも優位な位置に存在していなければいけないという心理傾向を強く持っています。そのため相手をほめたり、評価を与えたりしようとするなら、自分の評価が下がったような錯覚を起こして劣等感を感じるのです。このことから、人をほめることは簡単そうで、案外難しいものなのです。
例えば、会社の同僚や自分の部下をほめたり、評価することは心理的に負担になるのです。お酒の席では人のうわさ話がお酒のアテになりますが、誰かがある人をほめると、それだけで不快感を現す人がいます。その不快感が高まって、ついには反論するという人も出てきます。そんな時は、大概が、その人とライバル関係の人だったりします。自分のライバルがほめられることによって、相対的に自分の評価を下げられたような感覚になるからです。
人をほめるということは、良いことだとは思いますが、ほめるときは周囲を見渡して、ほめる人のライバルがいないことに注意しましょう。さもなければ、自分自身の評価にも係わってきます。気がつく人と気がつかない人っていうと、やはり気くばり上手に越したことはありませんから。

0 件のコメント:

コメントを投稿