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2012年9月10日月曜日

人間の基本的な表情

人間の表情は、顔のどの部位によって表されるのでしょうか。
エクマンとフリーセンは、顔を三つの部位に分類して感情の表出を分析する実験を行いました。
ひとつは、顔の上部(額・眉毛)、二つ目は顔の中部(まぶた・目・鼻のつけ根)、三つ目は顔の下部(鼻・頬・口・顎)です。
人間の6つの基本感情をあてはめると以下のとおりです。
①「驚き」は、顔全体に現れます。眉毛は曲がってつりあがり、額に横しわができ、目は大きく開き、口が開いた状態になります。
②「恐怖」は、上部は驚きに近い状態になりますが、顔全体に情動は現れません。
③「嫌悪」は、顔の下部と下まぶたに現れます。上唇があがり、鼻にしわがより、額はひきつります。
④「怒り」は、三つの主要部分に現れます。眉毛がさがり、間に縦しわが寄り、目は一点を凝視し、鼻孔を膨らませ、唇は真一文字にしっかりと閉じるか、さけんでいるかのように開かれるかのどちらかになります。
⑤「幸福」は、顔の下部と下まぶたに現れます。唇の両端が後ろに引っ張られて、鼻から唇の両端までしわができます。
⑥「悲しみ」は、顔全体に現れます。眉毛は内側につりあがり互いに寄り、下まぶたも上がったように見え、唇の両端は下がるか、震えているかのように見えます。
これらに見えるように、人間の感情表現には一定の法則があると考えられます。
これらの法則を覚えることによって、相手が今どのような感情をもっているかかを的確に判断して、それに対処してください。

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