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2012年9月14日金曜日

コミュニケーションと心理状態

ダーウィンは、人は悲しいときに頭を下げ、怖い時に身震いをすると述べています。
心理学者アイザードは、人の頭の位置に着目し、頭の位置が感情と関連すると述べています。
例えば、興味を示す対象がある場合、興味の対象の方向に顔が向き、軽蔑や侮蔑を示す場合、顔を上にあげ、恥辱や屈辱を示す場合、顔を下にさげます。
この人の頭の位置が感情に関連するかという実験をブルが行いました。
被験者に雑種多様な話を聞かせて身体の動きを観察するといった実験です。
結果は次のとおりです。
興味を示す話を聞いているときは、上体を前のほうに傾けて聞き、興味のない話を聞いているときは、頭を下げたり、上体を反らしたり、頭を左右のどちらかに傾けたり、足を伸ばしたりしました。
おもしろい話を聞いているときよりも、悲しい話を聞いているときのほうが、頭を下に向ける時間が長いこともわかりました。
このことから、コミュニケーション時における、話の内容について、今自分自身の心理状態がどのように感じているかを非言語的な信号を無意識のうちに姿勢で送っているといえます。
あなたが女性の場合、デートで話をしている時の彼の頭の動きや姿勢に注目してください。何か新しい発見ができるかもしれません。
あなたが男性の場合、会議に出席している他のメンバーの頭の動きや姿勢に注目してください。思わぬ発見ができるかもしれません。

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