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2012年9月26日水曜日

接触要求

ボディ・ランゲージのひとつで、身体に触れるという行為についてどのような役割を果たして行くのでしょうか。広く世界を見渡してみましょう。接触文化を持つラテン系のメキシコ人やイタリア人、アメリカ人を見てください。彼らは、初対面の人でも、対人距離が近いため遠慮なく話し相手に近ずいて、親愛の情を相手に伝えます。いわゆる相手のパーソナル・スペースに入り込みながらコミュニケーションをとることで自分の情熱を伝えるという一種の慣例を親から子へと伝えられているからです。これを一言でいうと文化圏の違いといわれる人もおりますが、そうではありません。触れられるというコミュニケーションに慣れているからです。反対に、非接触文化を持つ日本人の場合、触れられる、触れるという行為に慣れていなからにほかなりません。
親しい人、好意を持つ相手に対して、触れ合いたいという欲求はだれしもが持つものです。それが、日本人の場合は、理性という足かせによって、それはいけない行為であるといった考えだと思っています。でも、お酒やアルコール類によって、その足かせがはずれて、やたらと接触したがる人や、何度も握手を求めたり、肩をくんで合唱する人、ひどいことになると、抱きつくような行為をする人まで出てきます。こういった行為は、接触要求のバランスを取っているということにほかありません。
何事もバランスが重要であるということから、アルコールといったアイテムを使用してこのような行為を行っていると考えられます。

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