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2012年9月7日金曜日

人の視線

じっと人を凝視する行為について、キンブルとオルスゼウスキーという学者が次の実験を行いました。
三種類の台本(好意・怒り・中性)をビデオカメラの前で読んでもらいます。その時の被験者の半数の人にはあまり感情をこめないように指示し、もう半数の人にはできるだけ感情を込めるように指示しました。
実験の結果、感情を込めて読んでもらったグループの方が、カメラを凝視する時間が明らかに長かったのです。
このことから、人は感情を込める時、凝視するということがわかりました。また、凝視している人が感情的であるということもわかりました。
また、悲しみの表情は、視線が下にむくほど悲しく見えます。
微笑みの表情は、凝視の度合いが強ければ強いほど好意的に見えます。
怒りの表情は、真っ直ぐな視線が向くほど強い怒りが感じられます。
これらの実験の結果を元に、恋愛感情の伝達を行う場合、視線を下に向けたままで「愛している」というよりも、相手の目をじっとみつめながら「愛している」というほうが、あなたの熱い思いが伝わりやすいでしょう。
顔の表情が感情の種類を表しているのに対して、見つめるという行為は感情の強弱を表しているといえるのではないでしょうか。

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