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2012年10月26日金曜日

利得現象

人間関係においては、あらゆるかけひきが、本人の知らないうちに始まっています。
恋愛感情においても同様な心理現象が存在します。それを「利得現象」といいます。
簡単にいえば、自分とは比べ物にならないくらいの高嶺の花の人が、自分の恋人になったとき、これはたとえようもないくらいな大きな喜びとなります。
そこで、デートに対する反応から好みの女性がどのようなタイプの人かを調査する実験がありました。
最初に、簡単にデートの誘いに応じる女性は、軽い女性とみなされてあまり好意をもたれませんでした。
次に、絶対にデートの誘いに応じない女性は、拒否反応する女性として好意をもたれませんでした。
最後に、いつもは簡単に応じてくれないのに、あなただから受けるわという態度を示した女性は、とても好意をこたれました。これらの心理は否定的な態度よりも大きな好感へとつながるからです。例えば、出会ったときから好きであるという態度を示すより、最初は全く関心がなかったけれど、時間の経過とともに、興味を示す態度をとるほうが、より高感度が高くなります。それは、手に入らないものと思っていたものが、突然手に入ったときの喜びと似ています。

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