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2012年12月11日火曜日

フット・イン・ザ・ドア・テクニック

動かない人を動かす方法で、「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」というものがあります。
それは、このような会話形式です。
「おはようございます。こちらは健康食品を取扱っている会社の者ですが、お客様の健康に対する情報を集めております。つきましては、簡単な調査にご協力いただけますか。」と、小さな要請をします。(第一段階)
これが承諾されれば、次の要請に入ります。
「実は、ただいま健康促進のキャンペーンを行っておりまして、そのパンフレットをご近所に配布していただきたいのですが。」と要請するのです。(第二段階)
おもしろいことに、約8割くらいの人が配布協力に「イエス」と答えたのです。
これらの心理状態を分析してみると以下のようになります。
第一段階の要請のときは、簡単な調査くらいなら、自分には不利益がないのでかまわないし、協力してあげるということで気分よく要請を受け入れることができるのです。
第二段階の要請のときは、近所の人と自分の差別化によって特別な役柄に自分が選ばれたということで優越感を抱き、更なる快感を憶えることになり、協力要請にイエスと答えてしまうのです。
これらのテクニックは、いろいろなことに応用ができます。
大事なことは、人を動かすには二つの要請を用意しておきなさいということです。

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