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2012年12月6日木曜日

インフォーマル・グループ

仕事を終わってからの飲み会などで、会社で仕事をしているときはまじめで仕事熱心な人だと思っていたのに、本当はいいかげんなでだらしない人だといったような意外な発見をした経験はありませんか。
人は仕事のようにフォーマル(公式的)な関係では失敗をしないように自己抑制を行います。また、対面する人に対してはいつも緊張しながら身構えています。しかし、仕事の現場から離れてしまうと、相手が身内だと思えばリラックスして本来の自分を出してつき合えるのです。社会心理学では、このように身内の人間と感じる人との関係を「インフォーマル(非公式的)な関係」といいます。このインフォーマルな関係ではお互いの感情がつき合いの中心になってきます。そして、このインフォーマルなつき合いのなかで親しくなったり、好意を抱いたりするのです。人は感情の動物でありますから、このようなインフォーマルな関係は重要です。
会社は組織というものであり、業務上の命令系統で確立されています。一方、インフォーマル・グループというもうひとつの人間関係があります。そして、時にはこのインフォーマル・グループというものが業務上の命令系統に影響を与えることもありえるのです。

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