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2012年12月27日木曜日

座席の選択で心理状態がわかる

喫茶店で打ち合わせを行う場合、あなたならどのような席を選択しますか。実はだれかとテーブルにつく際には、目的や状態、お互いの関係によってそれぞれがそれにふさわしい座り方があるのです。環境心理学者のソマーによると、二人でテーブルにつく場合、3つのケースが考えられます。
一つ目は、四人がけのテーブルを選択して斜めに向かい合って座る方法です。これは、もっとも心理的負担が少ない座り方です。威圧感や緊張感が最小に抑えられて相手と親しくなりやすい座り方といえるでしょう。
二つ目は、二人がけのテーブルを選択して座る方法です。これは、もともと親しい間柄の相手に今まで以上に親密さを深める座り方です。さらに並んで座るようなテーブルであれば、身体的接触の機会が多くなり、さらに親密度合いが高まります。二人が協力して進める仕事や、最後の詰めの段階の話で結論を早急に出したいときには、この座り方が効果的です。
三つ目は、四人がけ、二人がけのテーブルのどちらでもよいが相手と真正面に向かい合って座る方法です。これは、相手と競い合って仕事をする場合によく見受けられます。交渉ごとなどで自分が有利に物事を進めたいときは窓を背にする位置の座席を選択することが良しとされています。なぜなら、後方から光が入り込むので自分の顔色が読まれにくなって自分のペースに誘導することができるからです。
このようにテーブル座席の選択によって自分自身の心理的作用も変わってくるので、日頃より目的に応じた座り方を使い分けるよう心がけることが重要なポイントとなってきます。

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