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2012年12月26日水曜日

暗闇が親密さをつくる

暗闇はお互いを隠す働きをします。そして自分自身を相手から守る役割の一端を担うのです。それゆえに暗い部屋では欲望や本音がストレートに現れます。自分自身が暗闇に隠れているので、今まで抑えていた欲求、欲望、本音が出ても自分自身を暗闇が覆い隠してしまい、それらの発信元が自分自身であるということがわからないであろうという一種の錯覚を覚えるからです。一方では、人は暗闇に恐怖感を感じるために誰かと一緒にいてこの恐怖感を軽減したいという感情が高まるからです。したがって、好きな人、あるいは、取引先の交渉相手を暗闇に近いうす暗いバーやクラブに誘って愛の言葉や価格交渉などをおこなうには十分な効果を期待することができます。そして交渉をとどこおりなく行うことによって自分と相手の恋愛感情または信頼関係が今まで以上に良くなること間違いありません。
ここで注意しておくべき点があります。それは、暗闇の中に長時間いてはいけないことです。人は暗闇の中に長時間いると、目が暗闇になれてくるからです。目がなれてくれば暗闇も暗闇でなくなります。目がなれてこないうちに親密さをつくることがここでは必要です。

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